あっという間に11月になりまして、今年も残すところあと1ヶ月になりました。
突然ですが、「ディスコース」という言葉をご存知ですか。まだ日本では馴染みが少なく聞き慣れない方も多い言葉だと思います。ディスコースとは、「対話」「話法」「講演」「論文」という意味です。ナラティヴの文脈に近い用法として使われる時には「言説」と訳されたりもします。
言葉が私たちに対してどのような理解の枠組み、意味づけをもたらし、そのことにより私たちの思考や行動にどのような影響をもたらしているのかを分析するものです。
本研究会は、川野雅資先生が発起人として立ち上げになり、今まで東京都、福井県などで開催してきました。今までの発表者の先生には、海外(英国・米国ハワイ)の研究者、会話分析のスペシャリストの先生方をお迎えして、皆で楽しく和気あいあいと研究に取り組んでいます。発表内容は、量的研究、質的研究、RIAS、テキストマイニングを用いた研究手法など多種多様な研究方法にて、皆が積極的に研究に取り組んだ成果を発表し、ディスカッションして参加者全員が学びを深めております。
第4回精神看護におけるディスコース分析研究会は、12月26日(土)東京慈恵会医科大学の野呂幾久子教授を大会長に、また特別講演として会話分析の第一人者であり「ディスコースの心理学—質的研究の新たな可能性のために」の著者である東京農業大学鈴木聡志教授をお招きして、東京女子医科大学病院にて開催いたします。
精神看護におけるディスコース分析に関心のある方は、どなたでもご参加になれます。
今年1年の締めとして、研究会終了後の楽しい親睦会へ参加され、いつもとはひと味違った年末の東京観光もいかがでしょうか。皆様方のたくさんのご参加をお待ちしております。
第4回 精神看護におけるディスコース分析研究会
テーマ:会話のもとになるもの
日時:2015年12月26日(土) 10時〜15時30分
会場:東京女子医科大学病院総合外来センター5階
〒162-8666 東京都 新宿区 河田町8-1
交通アクセス:http://www.twmu.ac.jp/info-twmu/access.html
会長:野呂幾久子 (東京慈恵会医科大学医学部医学科人間科学教室日本語教育研究室)
参加費:3,000円 (昼食代含む)
申し込み期限:平成27年12月11日(金)
申し込み方法:氏名、所属名を明記の上、下記事務局に電子メールでお申し込み下さい。
申込み・問い合わせ:事務局 野呂幾久子(東京慈恵会医科大学)inoro@jikei.ac.jp