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島の文化・島人の生き方にこころを傾けて2016/01/07(木) 19:15:35 RSSにてレス一覧を表示
園田学園女子大学・山本恭子さん
あけましておめでとうございます!
年末年始にかけて急に寒くなりましたが、如何お過ごしですか?
気のせいか通勤電車の中で、鼻をズルズル言わせている人が多いような気がします。

 年末に沖縄に行って参りましたが、夏日が続いているとテレビで言ってました。確かに最高気温が高い日で27度、低くても20度ぐらいでした。同じ日本とは思えない季候です。沖縄、特に離島や田舎の方に行くと、色々な行事が今も旧暦で執り行われています。その一つを紹介したいと思います。沖縄の中でも最も高い聖地とされている久高島では年間30回ほどの神行事が行われています。ほとんどの神行事は一般人が拝見することは許されないのですが、特に旧暦の8月10日から12日にはハテグァティ(8月祀りの意味)といわれる行事が島人総手で行われ、一般人の参加が許されています。人口250名ほどの島ですが、3日間厳粛な神行事が続きます。神女によるティルル(神歌)で祀りが始まり、久高殿の庭に集まった島人が踊りや唄などを奉納します。2日目、神女たちは御獄詣りをして、島人が午前中から大きな瓶を担いで全ての家をまわりお酒を3合ずつ集めます。お酒は泡盛で、祀りの夜に振る舞われます。1軒1軒でお酒を貰うための唄を歌い、カチャーシーを踊ります。暑い中、瓶の担ぎ手は中学生でした。3日目はアンティキャーと言われる追い込み漁が行われ、色とりどりの魚を山のように捕って来て大きな魚は港で刺身にされます。夕方からテーラーガーミ(太陽の祀り)が行われその後で、砂浜でビニール袋に入った刺身と泡盛が振る舞われ、3日間の祀りが終わりました。祀りには私には説明出来ないもっと深い意味があると思いますが、島人が一体になって神様を信じる気持ちに私自身もこころが洗われる気がしました。島の文化、島の人の生き方に静かにこころを傾けてみると良いと思います。
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