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藍野大学キャリア開発・研究センター 講演会・セミナー・公開講座のお知らせ2018/01/28(日) 09:47:47 RSSにてレス一覧を表示
藍野大学医療保健学部看護学科・本多容子さん
クリックにて拡大表示数年ぶりの寒波到来で、各地で大雪となっております。
比較的温暖な大阪北摂地域にある本学では、積雪はないものの、隣接する継体天皇陵(太田茶臼山古墳)の堀に氷がはりました。勤続ウン十年のスタッフも、めったに見たことがないそうです。

さて、藍野大学キャリア開発・研究センターでは、定期的に講演会・セミナー・公開講座を開催しております。今年度も多くの方のご参加をいただき、好評のうちに終了しました。
平成29年度 講演会・セミナー・公開講座
6月 セミナー「レポート・論文作成の作法とコツ」
7月 セミナー「管理と倫理のはざまで」
    講師:オフィスKATSUHARA 代表 勝原裕美子 先生
8月 循環器看護セミナー1「よくわかる!PCPSとIABP(基礎編)」
環器看護セミナー2「ナースのためのPCPS・IABP(臨床編)」
セミナー「生体情報モニタで知っておきたいポイント」
9月 講演会「わたしがもういちど看護師長をするなら」
     講師:日本看護協会会長 坂本すが 先生
10月 セミナー「看護研究の読み書きに必要な統計学の知識---基礎編---」
    講師:キャリア開発・研究センター長 / 藍野大学 副学長 菅田 勝也 先生
11月 セミナー「〜喜びがある、大切さを知る〜摂食・嚥下リハビリテーション」
     講師:ナーシングホーム気の里 施設長 田中靖代 先生
12月 公開講座「ヘルスケアサービス管理論 」
講師:公益社団法人日本看護協会 副会長 齋藤訓子 先生
公開講座「看護組織管理論 」
講師:福井医療短期大学 教授・PNS研究会 会長 橘幸子 先生(午前の部)
固定チームナーシング研究会 会長 西元勝子 先生(午後の部)
1月 公開講座「ヘルスケアサービス管理論
講師:公益財団法人日本医療機能評価機構 執行理事 橋本廸生 先生

平成30年度第1回セミナーは、5月26日(土)「診療報酬改定について(仮題)」をテーマに、
日本看護協会副会長の齋藤訓子先生を講師にお迎えする予定です。
詳細については、近々ホームページにアップいたします。(http://cdr.aino.ac.jp/#)
皆様のご参加をお待ちしています。
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AIと看護の未来2017/12/27(水) 13:11:14 RSSにてレス一覧を表示
福井大学学術研究院医学系部門 四谷淳子さん
 最近,私が興味関心をもっていることをご紹介させていただきます.AI(Artificial Intelligence : 人工知能)は,私たちの日常生活の中であたりまえに見聞きするようになりました.銀行やお店などの入り口では「Pepper」もよく見かけるようになり,ロボットとの生活が当たり前になってきています.医療分野でも,手術支援ロボットやパワーアシスト系ロボット,対話型ロボットなど活用されるようになってきました.その中でも私は,コミュニケーションロボットを用いた研究に工学部と共同で取り組んでいます。「NAO」を用いて,高齢者施設で特に認知症の方がどのような反応を示すのか,癒しや安定といった心理的な効果や,人と同じように目線を合わせ、傾聴・共感といったコミュニケーションがどこまで可能であるのかなど調査しています.また,学生にもロボットとのコミュニケーションと人との違いを経験してもらいながら,これからの時代看護ケアでどのように活用すべきか一緒に考えています.このようなロボットだけでなく,これからの将来的には,病棟のさまざまなモノがIoT化され,看護師が獲得する情報がAIネットワークと結ばれれば,患者がベッドに寝ている間のバイタルサインなど,あらゆる情報をアセスメントできるようになり,何らかの兆候なども,画像認識でとらえアラーム機能などで知らせてくれるようになるとも言われています.便利でありながらも本来の看護の基本となる「こころ」の部分は,AIには不得意するところです.看護者自身でなければ人のぬくもりを感じたりすることもできません.AI時代の到来ではありますが,看護にしかできない部分を大事にこれまでと同じように活かしていきながら,AI開発にも関心を持ち,アイディアを提供し,積極的に取り組んでいくことも看護の未来には必要ではないかなと思っております.
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近畿・北陸地方会 会員の皆さま2017/11/10(金) 20:24:52 RSSにてレス一覧を表示
京都大学大学院・長島俊輔さん
 近畿北陸地方会事務局・会計の長島俊輔です。
 10月8日に福井大学病院で看護研究継続セミナーが開催され、3連休の中日にも限らず、40名近い皆さまがご参加くださりました。今回のセミナーでは、「量的研究の価値はp値で決まるのか」というテーマでお話しをさせていただきました。統計やp値の意味をわかりやすく伝えるよう努めましたが、時間的にも内容的にも十分にお伝えできなかった部分があったのではないかと思っております。大学院生である私にとって、今回の経験は90分間で伝えることの難しさを感じると同時に、先生方の日ごろの授業展開の緻密さに改めて気づかされ、教育―話すという意味でも大変貴重な機会となりました。福井大学上野栄一先生をはじめ看護研究継続セミナー担当の先生方に深くお礼申し上げます。
 現在、私は京都大学大学院医学研究科若村研究室にて、看護師の交代制勤務についての研究を行っております。今回、研究室で行いました研究について、第24回時間生物学会(10月28・29日、京都大学)でひらかれました「時間生物学からみたシフトワークの適応と戦略」というシンポジウムで、「看護師の夜勤とシフトワーク戦略」というテーマで発表をさせていただきました。時間生物学会は生物の周期現象(生物リズム)に関する科学的研究を推進している学会です。私たち看護師は、交代制勤務という仕事柄、サーカディアンリズムに逆らった生活をすることがしばしばあります。このような生活は、がんや生活習慣病のリスクを上昇させるという報告もあるため、看護師自身の健康管理のためにもサーカディアンリズムの知識は看護学分野でも大切なものだと考えています。また、交代制勤務の負担を軽減することは、看護師の健康のみならず、看護自体の質の向上にもつながると思います。看護師の健康維持・増進のためにも、臨床現場へ還元できるような研究成果につながるよう、今後も精進して参りたいと思います。
 そして、この場をお借りして学術集会開催の紹介(宣伝)をさせていただきます。私の所属する研究室の若村智子先生が大会長をされます「第76回日本生理人類学会学術集会」(http://jspa.net/congress76)が、11月18日・19日、京都大学の芝蘭会館にて開催されます。日本生理人類学会は、ヒトの特性について、生理的多型性・環境適応能・全身的協関などをテーマに、時間軸と空間軸の視点で解明することを目的とした学会です。心拍・脳波やホルモン分泌など、ヒトの生理学的指標をアウトカムとした研究も多く、看護学・医学分野に関連する演題も多数発表される予定です。是非、皆さまお誘いあわせの上、ご参加ください。
また、12月16・17日の仙台で開催されます日本看護科学学会学術集会にて、若村先生を中心に「生体リズムを看護に活かす」というテーマで交流集会が開催されます。日本看護科学学会学術集会にご参加の方は、是非こちらの方にもお立ち寄りください。
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大学院生となって看護教育について考える 〜看護倫理の視点から〜2017/10/10(火) 16:56:29 RSSにてレス一覧を表示
こまつ看護専門学校・矢口和美さん
 近畿・北陸地方会の皆様、はじめまして。初めてリレーブログに参加致します。
看護教員になり5年が経ちますが、4月より仕事と福井県立大学大学院の修士課程との両立生活が始まり、新たな気づきの毎日です。
 私は、看護教育とは看護師を育てること、そして人を育てることであると考えています。しかし、看護教育に携わる中で、「看護師になりたい思いも強く、とてもいい子なのになあ。でも看護師という専門職としてはどうか」と思う学生に出会うことがあり、もやもや感に襲われる時があります。最近、その「もやもや感」が「すっきり」に代わる瞬間がありました。それは、大学院の「看護倫理」の講義を受けたときです。「倫理」の歴史を紐解くと、「徳倫理」から、「原理四原則」、多様な倫理アプローチへと時代により変化しているとのことでした。私は恥ずかしながら『徳倫理学』というものを初めて知りました。「いかによい人間になるべきかを問題とする」という考え方です。看護は自分自身を道具とするので、良い人かどうかが看護の質を左右するということでした。なるほど!
 私は、もやもやする気持ちを「倫理」の視点で考えてみました。例えば、学生の立場で考えると、「自分でも看護師に向いているかはわからないけれど、どうしても看護師になりたい。ここまで頑張ってきたから親のためにも看護師になりたい」という強い思いがあります。看護教員の立場で考えると、「なりたい思いは尊重したいけれど、看護師として働くのは難しそうだな。医療事故など起こさないかな。時間がもっとあれば、変われるのかな。それとも看護師になったら成長するのかな。良い人が看護師で在ってほしい。しかし、良い人だけでは駄目だから」という思いがあります。看護師になりたいと志す、未来の後輩に「看護」のリレーをしたい、学生の思いを大切にしながら学生を育てたい思いと、一人の自立・自律した看護師として活躍できる人材を輩出するという看護教員の責務を果たさなければという思い、私の中で起こっていた価値の対立に気づかされました(これについては、同期とディスカッションしてみようと思います)。そして、この「もやもや感」は解決することはないということに気づき「すっきり」したのです。
 何を善いと捉えるかは多様です。だからこそ、看護職として、教育者として、人間として、真摯に考えることのできる倫理観ある人でありたいと思っています。
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クジラ  〜今回は看護研究とは関係ないかも知れませんが息抜きで〜2017/09/30(土) 20:35:36 RSSにてレス一覧を表示
園田学園女子大学 教授 山本恭子さん
3月、座間味島にホエールウオッチングに行きました!小型のボートで船長、私、娘、凄い望遠レンズ付きのカメラを持った男性の4名で座間味港を出港!ザトウクジラは海面から跳び上がって、あの巨体を見せるブリーチという動作をします。ブリーチは普段は半日の観察で運が良ければ1回見られたら本当にラッキーなのですが、なんと、この日は30回ぐらい跳んでくれて!感動の嵐でした。途中、屋根もないボートの上で目も開けられないほどの豪雨に打たれながらも、娘と何に感謝したらよいか分からないほどに「クジラさんありがとう」「船長さんありがとう」「座間味の海にありがとう」「神様ありがとう」と何回も言いました。
ザトウクジラの観察で特徴的な動作はブリーチの他に「テールアップ」や「ブロー」、「ペックスラップ」があります。「テールアップ」はクジラが深く潜り始める前にテールを海面から出して高く上げるポーズです。その時にテールの模様を見ることができます。とてもかっこいいです。そのテールの模様は個体によって異なることから、テールの写真で個体識別ができます。テールの模様を登録することで、そのクジラが去年も来たクジラだとか、去年は小笠原にいたクジラだとかということが分かります。まさに地球規模の調査になります。「テールアップ」を見たらとてもかっこいいのですが、その後は深く潜るので、20分、長い場合は40分程度も姿を現さないので、次ぎに姿を現すまで待つ覚悟が必要です。クジラが息をするときに水煙のようなものが海面から立ち上るのを「ブロー」といいます。間近で見ると大きなクジラの息使いが伝わり、迫力を感じます。「ペックストラップ」は胸びれを海面から立ててパタパタと海面をたたく動作で威嚇している動作です。これ以上近付いてはいけません。
座間味島は国立公園に指定された沖縄県慶良間諸島のひとつの島です。座間味島には1月から3月にかけて、ザトウクジラがやってきます。夏の間、北極、ベーリング海ではバブルネットフィーディングと言われる方法での補食など、激しい動きを見せますが、1月から3月にかけては繁殖、出産、子育てを目的としてケラマ諸島近海にやって来ると言われています。子クジラを連れて泳ぐお母さんクジラも見られます。座間味島では船でホエールウオッチングをすることができます。クジラの息を間近で感じることができ、感動します!
座間味島では多くのショップがホエールウオッチング船を出していますが、クジラを保護するために、近寄り過ぎないことなどの規制を守っています。そのおかげで年々多くのクジラが座間味島周辺に戻ってきてくれているようです。また、この時期よく見られる親子クジラの場合は、お母さんはテールを見せてもそれほど深く潜らないので5分程度でまた姿を見せてくれます。赤ちゃんクジラが深く潜れないからだそうです。母性ですね!たまに、あかちゃんクジラは船にも興味津々で、近くに寄ってくることもあります。そんなときはクジラを傷つけないように、船はじっとしています。また、座間味島では各船がクジラに会えるように島の高月山展望台から双眼鏡でクジラを探して、無線で情報を提供しています。いくらクジラが大きくても海はもっと広いので船から探すのは難しいのですが、この方法だとほぼ、100%の確率でクジラに合うことができます。
座間味島へは那覇市の泊港から高速船(約1時間)が1日2便、フェリー(約2時間)が1日1便出ています。すばらしい海が待っています。少し不便なところですが、一度行くとはまります。
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