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学生研究委員会のご紹介2018/07/27(金) 16:22:05 RSSにてレス一覧を表示
関西福祉大学看護学部・掛田崇寛さん
 はじめに、過日、九州・中国・四国・近畿を中心に生じた西日本豪雨により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。早期の復旧をお祈りいたします。

 本学看護学部は兵庫県西部の自然眺望豊かな赤穂に位置し、学部開設から本年で11年目を迎えます。また、これまで延べ789名の卒業生を輩出してきております。
その上で、本学では看護学の研究能力を有した実践家も育成していきたいことから、臨床における関心事や疑問、課題などをテーマに対して、より理解を深め、研究的な視点も追究していくことを念頭に学生研究委員会が組織されています。この活動は、文字通り、学生主体の活動で、看護学部の1年次生から4年次生までの有志で構成され、概ね50人規模で毎年行っています。主だった活動内容としては年三回の研究会の計画と運営に携わります。
 具体的な内容としましては、第1回の研究会を春季に開催し、卒業生数名に帰学してもらい、卒業から現在に至るまでの経過や今後の展望について講演を依頼し、在学生のキャリア形成に役立ててもらっています。第2回の研究会は夏季に、高度な実践能力を有した看護専門職者あるいは研究者を招聘し、講演して頂く機会としています。さらに、第3回は冬季に実施し、学部学生だけでなく、教員及び大学院生にも関心のあるテーマで研究会を開催しています。参考までに、昨年度の実績について下記に示しておきます。

・第1回学生研究委員会
関西福祉大学看護学部卒業生から在校生へのメッセージ
・第2回学生研究委員会
患者さんへの心のケアとナース支援〜リエゾンナースとしての試み〜
・第3回学生研究委員会
WRITING AND REVISING A RESEARCH ARTICLE〜英語論文の作成についての基本〜

 今年度に関しても、昨年度と同様に研究会の計画を立ております。残念なことに、第1回の研究会に関しては過日の西日本豪雨により延期となりました。しかしながら、学生たちは、気持ち新たに、夏季に第1回と第2回の研究会をコラボ開催に向けて現在準備をすすめています。また、本研究会への参加に関しては、本学関係者以外に、一般の方々にも広く参加して頂けます。ご関心頂ける方がおられましたら、開催予定をホームページに順次掲載していきますのでご参加頂ければと思います。
 若くて斬新な発想を有した彼らが、自由な気風の中、のびのびと活動を行っています。我々教職員としましては、研究シーズを華開かせる契機となるよう、この活動を陰ながら支えています。
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新たに大学院で学ぶということ 〜看護教育・研究へのステップアップ〜2018/06/13(水) 11:48:19 RSSにてレス一覧を表示
福井県立大学大学院 嶋田奈々さん
 近畿・北陸地方会の皆様、はじめまして。窓を開けると吹き抜ける風も心地よい季節となりました。いかがお過ごしでしょうか?
 私は、看護教育の仕事に携わるようになり、1年半が経過しました。教育現場に来たきっかけは、産休代理で老年看護学の実習を担当するということでした。そこで私は、尊敬する看護教員に出会い、私もその先生のような教員になりたいと思うようになり、今思えば人生ターニングポイントを迎えました。
 実習指導の中で、日々看護援助が進むと、ADLの低下していた患者であっても自分で行えることが日に日に増えていき、生き生きし始めました。入院中であっても、その人らしい生活に近づいていくことで表情が良くなり、さらに生き生き過ごすようになり、ADLはもちろんコミュニケーション力や生命力も高まっていく姿を何度も見ることが出来ました。そこで私の看護とは何が違うのだろう、私の今までの看護は看護といえるものだったのだろうかと疑問を持つようになりました。
 その疑問を解決すべく、4月から福井県立大学大学院の修士課程に進学し、現在は在宅看護領域で非常勤で勤務しながら社会人大学院生として学んでいます。現在の私は、様々な分野の先生にご指導していただき、教育の現場は臨床の現場とは違い、看護職者という視点だけではなく、教育者、研究者という視点が必要であると日々実感しています。多くの尊敬できる先生に出会えたこの大学院で、自分自身も学べる環境に身を置き、論理的な思考力や研究の方法を学びつつ、教員になるための資質を磨き成長し続けていきたいと考えています。
 専攻している老年看護学の分野だけではなく、広い視野を持ち様々な分野を学ぶため、分野にとらわれず様々な領域の研究を学べると思いこの日本看護研究学会に入会しました。学術集会や継続セミナーに積極的に参加し、学会員の皆様と積極的に情報交換をしていきたいと思っています。これからどうぞよろしくお願いいたします。
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今シカ会えない奈良へ是非!2018/04/12(木) 12:54:37 RSSにてレス一覧を表示
奈良学園大学 松浦純平さん
クリックにて拡大表示 みなさん、こんにちは! 5月に入り、4月に新学期・新生活を迎えられた学生さん、新年度を迎えられた社会人の方々も少しずつようやく新しい環境に適応しだして、生活のリズムも整ってきた頃だと思います。ゴールデン・ウィークも明けてこれからは5月病が発生しやすい要注意時期でもあります。決して無理をせず、頑張り過ぎずに、たまには外に出て眩しい太陽の下、新緑の匂いや優しい風に包まれリラックスするのも良いかもしれませんね。
 
 さて、私が住んでいる奈良県にはユネスコに登録されている世界遺産が国内16件の内3件もあり、その数は全国1位です。奈良県と言えば東大寺(世界遺産)の大仏さんや興福寺(世界遺産)の阿修羅像が有名ですね。その東大寺の後ろにそびえているのが若草山です。標高は342mと気軽にハイキング気分で登ることができる山です。新日本三大夜景にも選定された若草山の麓には太古の昔から神域として人の手が全く入っていない昔のままの自然が残っている春日山原始林(世界遺産)もあります。またこの一帯は、はるかいにしえの昔から春日大社(世界遺産)の神様の使者として大事にされてきた天然記念物の鹿ものんびりと暮らしています。5月中旬からは出産の季節でお母さん鹿の後ろを一生懸命付いて走る可愛い子鹿の姿も見られます。
 
 1300年前の遙か万葉の時代に平城宮跡(世界遺産)の正面に位置し、海外から海を渡って来られた外国使節団の方々をお迎えしていた朱雀門前にこの4月に奈良平城宮跡歴史公園がオープンしました。平城京が日本の首都であった1300年前に想いを馳せて、復元された遣唐使船の船首に立ち、春風を肌で感じながら日本の中心であった場所で愛を叫んでみるのはいかがでしょうか。
 
 私が働いている奈良学園大学保健医療学部看護学科も今年開学からようやく完成年度を迎え、晴れて1期生を送り出すことができました。また、今年4月からは奈良学園大学大学院看護学研究科修士課程(精神CNS課程も含む)も開設されました。平成31年度には保健医療学部理学療法学科・作業療法学科の設置準備にも取り組んでいます。
 
 さぁ、あなたも奈良のこの自然豊かで素晴らしい環境の中で一緒に看護について学んでみませんか。
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日本心理教育・家族教室ネットワーク第22回研究集会【大阪大会】ご案内2018/03/20(火) 12:22:01 RSSにてレス一覧を表示
大阪市立大学大学院精神看護学 河野あゆみさん
クリックにて拡大表示近畿・北陸地方会の皆様

 年度末に入り、ますますご多忙の日々をお過ごしのことと存じます。
皆様は、日本心理教育・家族教室ネットワークという学術団体をご存知でしょうか?

 日本心理教育・家族教室ネットワークは、心理教育や家族教室に代表される、精神障害をもつ当事者と家族への援助や介入プログラムの進歩・発展・普及に貢献することを目的として、設立された団体で、会員は、医師、看護師、作業療法士、薬剤師、臨床心理士、精神保健福祉士などの多職種で構成されております。

 この度、2019(平成31)年2月8日(金)〜9日(土)の2日間にわたり開催される第22回研究集会事務局を大阪市立大学大学院看護学研究科精神看護学領域が担当させていただくことになりました。
大会のテーマは「深める、高める、広める、心理教育」とし、良質な心理教育の実施と、心理教育の普及について考え、精神保健医療福祉の更なる発展に向けて、思いを馳せる機会となるようなプログラムを検討しているところです。

 精神医療に携わっておられる皆様、心理教育や他職種連携の在り方についてご興味・ご関心をお持ちの皆様、ぜひともご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
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今回の福井・北陸地方の豪雪災害について2018/02/28(水) 17:05:07 RSSにてレス一覧を表示
福井県立大学 看護福祉学部 普照早苗さん
クリックにて拡大表示 今年に入り、1月・2月と全国的な大寒波に見舞われ、先日の福井・北陸地方の豪雪災害については、皆様も既にニュース等でご存知のことと思います。各方面から、ご心配やお見舞いの声を頂きありがとうございました。不幸にも亡くなられた方が10名以上、けが人100名以上、その他あらゆる方面での被害が日を追うごとに報告されています。予想だにしない37年ぶりとも言われる豪雪に、北陸地方、特に、福井県ではまだまだ通常の生活に戻れない住民の方々が多くいらっしゃいます。
 本学は、今回特に降雪の多かった永平寺町にキャンパスがあります。当日はまたたく間に身長を超える程の雪が降り積もり、周辺道路、駐車場等が真っ白に埋め尽くされました。被害が最大となった2月5日からの週は、大学全体の定期試験や看護実習期間でもあり、学生・教職員ともに車で移動する者たちは、普段から主要幹線道路の国道8号線を利用していたため、今まさに遭難するかもしれないといった落命の危険を感じながら過ごした時間でした。約1500台もの車の立ち往生の中にいた方もいました。先の見えない状況の中、車中で過ごされた方々の不安・苦悩・苦痛を思うと今でも心痛がやみません。
 私は、今期間自身が担当する在宅看護実習の調整のため、4か所の訪問看護ステーションと連絡を取り、随時状況確認を行なっていました。当然、実習はこの1週間中止、大学への交通も遮断されていたため学生も教員も自宅待機です。まずは学生の安全確認ができ、各訪問看護ステーションへ電話・メールで状況確認をしたところ、大変な状況下でありながら次のようにお返事頂きました。
 「訪問看護師が自宅から職場までとても来られない状況である」「玄関が雪で埋まって外に出られない」「車が出せないので、スコップを持参して雪をかきながら徒歩でステーションに辿り着いた」「一旦ステーションに来たら、家に戻れないので数日職場に泊まった」「幸い車で来れたが、普段30分で来れるところを5時間かけてきた」「職場に来れた看護師だけで、とにかく利用者全員へ安否確認の電話をし状況を聴きとった。優先的に訪問の必要な方に対象を絞って徒歩で訪問した」「訪問の途中、雪に埋まった見知らぬ人も助けながら行った」等々でした。
 この非常時に実習をお願いするのは本当に心苦しい立場でしたが、現場の訪問看護師の方から「天候さえ回復すれば、来週から実習生を受けられます、大丈夫です。学生さんも大変な時に実習に当たりましたね。こういう災害時の訪問看護も貴重な機会として学んでほしい」とあたたかく頼もしいお言葉を頂き、涙が出る思いでした。まだ交通事情は悪いままでしたが、それでも翌週には連続4日間の在宅看護実習を実施することができ、学生にとっては生涯に何度もない本当に貴重な学びの機会となりました。
 今後は、今回のような豪雪災害時の訪問看護活動について、現場-大学が協力して対策を検討し、活躍された訪問看護師皆様の疲弊に対してアフターフォローも同時に行うべく、只今準備中です。いずれそのご報告もさせて頂きたいと思います。
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