医療安全実践教育研究会は、医療安全の実践的教育を体系化することを目指し、安全で質の高い医療の発展に寄与し、広く社会に貢献することを目的とする研究会として2014年に設立しました。この度、平成30年10月21日(日)に大阪大学中之島センターにて第6回学術集会を開催する運びとなりました。ご存じの通りわが国は超高齢社会を迎え、地域包括ケアシステムの構築が喫緊の課題となっていますが、これは医療安全とも深く関係するものです。
今回の大会テーマは、「地域包括ケアシステムを構築するための設計と連携」とし、「設計」とはデザイン設計を意味し、「連携」とは専門職や組織との連携、そして、患者や家族、地域との連携を意味しています。これらのキーワードとなるのは「participation(参加)」です。Participationの概念が、どのような場で、どのようなシステムとして機能するのか、そして安全とどのように関係するのか、共に考える一日となりますよう願っています。