日本看護研究学会の歴史や組織などの情報を掲載しております。
理事長就任のご挨拶
2024年6月に開催された社員総会で、お認めいただき、理事長に就任しました叶谷由佳です。どうぞよろしくお願いいたします。
本学会は、広く看護学の研究者を組織し、看護学の教育、研究および進歩発展に寄与することを目的に、本学会の前身である四大学看護学研究会が1975年に開催されてから、今年度で50周年を迎えます。日本の看護系学会の中で、最も歴史が古い学会です。このような長い歴史を築いてこられた諸先輩の実績に対し敬意を表します。
このような歴史のある学会の理事長に就任させていただいたことを光栄に思うとともに、責任の重さを実感しております。
現在、看護学を取り巻く社会は、今まで経験したことがないような様々な課題に直面しています。約3年間、翻弄された新型コロナウイルス感染症のパンデミック、大地震、気候変動による豪雨等自然災害の多発、ロシアのウクライナ侵攻をはじめとする政情不安などが挙げられます。どの課題も看護職が前面に出て人々の健康を守るため、奮闘しています。つまり、人々の安全で安心した暮らしを守っている職種の1つが看護職であり、看護職の実践や技術を支える看護学の発展が切望されているといっても過言ではありません。
本学会は初心に帰り、「広く看護学の研究者を組織し、看護学の教育、研究および進歩発展に寄与すること」を目指し、活動していきたいと考えています。また、次世代を担う看護学研究者の育成にも力を入れていきたいと考えています。
一般社団法人 日本看護研究学会
理事長 叶谷由佳