学会からのお知らせ
日本看護研究学会主催から会員の皆様に向けて情報を発信しております。
第123号 (2022年7月20日発行)
一般社団法人日本看護研究学会 2021年度第5回理事会 議事録
日 時 |
2022年2月20日(日)13時~16時50分 |
会 場 |
オンライン会議システム(Zoom)によるオンライン会議 |
出席者(敬称略) |
理事長:深井喜代子,副理事長:浅野みどり,鈴木みずえ
理 事:阿部幸恵,岡美智代,川口孝泰,工藤せい子,国府浩子,小松万喜子,佐藤正美,佐藤洋子,塩飽仁,祖父江育子,高見沢恵美子,中西純子,布施淳子,法橋尚宏,前田ひとみ,森千鶴,矢野理香,若村智子
監 事:稲垣美智子,西田真寿美 |
欠席者(敬称略) |
理 事:工藤美子 |
陪 席(敬称略) |
竹下清日(ガリレオ社) |
議事進行 |
理事長 深井喜代子 |
書記 |
矢野理香 |
資料
01 会員数の動向
02 第7回評議員選挙(2021年度)選出評議員
03 編集委員会資料
04 第2回学会賞・奨励賞・奨学会委員会議事録
05 近畿・北陸地方会 世話人代表選挙結果
06 奨学研究選考経過及び授与候補者について
07 学会賞・奨励賞の推薦について
08 将来構想委員会資料
09 日本看護研究学会会員の国際活動の現状とニーズに関する調査
10 各委員会 事業報告と事業計画
11 予算案
12 名誉会員推薦内規
13 評議員の退会について
14 入会申し込み理事会承認
15 第19回日本学術振興会賞について
深井喜代子理事長挨拶
1.議事録の確認
2021年度第4回理事会
2021年度第2回臨時理事会(書面)
2.報告事項
1)会員数の動向(資料1)(鈴木副理事長)
2)第7回評議員選挙・理事候補者選挙(2021年度)報告(資料2)(深井理事長)
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資料に基づき報告され,今後の予定について確認された。
3)委員会報告
(1)編集委員会(資料3)(委員長 法橋理事)
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資料3に基づき報告があった。
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和雑誌:アクセプト率が高くなっており,60%程度になっている。
転載依頼,総説の定期的な掲載について説明がされた。
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英文誌:当初の予定以上に,順調に投稿が増えている。
編集の進捗,発行時期について説明がされた。
JINRのウェブサイト,Web APIの実装に関して説明があった。
正文社からの見積書を元に詳解された結果,同社に委託することが確認された。
(2)奨学会委員会(資料4)(委員長 阿部理事)
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奨学金受給者の研究進捗状況について報告された。
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受給者は,全員投稿済みもしくは投稿予定であることが報告された。
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JINRへの投稿時には,奨学金受給者である旨,明記されることが確認された。
(3)学会賞・奨励賞委員会(委員長 工藤せい子理事)
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学会賞1名と奨励賞5論文の推薦について選考経過について報告された。
(4)将来構想委員会(委員長 深井理事長)
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第4回理事会での監事からの提言を受け,役員の委員会活動に要する運用経費について当委員会で検討した案件について,本日の審議事項とする旨が説明された。
(5)研究倫理委員会(委員長 高見沢理事)
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会員情報管理システムの会員マイページでCOIの講演動画をオンデマンド配信し,1か月間で288のアクセスがあったことが報告された。
(6)国際活動推進委員会(委員長 岡理事)
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オンデマンドによるオンラインセミナーを配信しており,3月21日まで継続中である。現時点で,219のアクセスがあった。近日中に再度,会員に案内の配信を行う予定である旨,報告された。
(7)大規模災害支援事業委員会(委員長 中西理事)
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2021年度は現時点までに大きな自然災害もなく,前回以降の支援事業はないことが報告された。
(8)広報委員会 (委員長 塩飽理事)
以下,3点について報告があった。
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ニュースレター第6号を発刊し,Web上にも公開している。学生会員についても掲載している。
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セミナーのオンライン開催についても,4件,情報を流している。
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COIについての改定もホームページに掲載している。
(9)看保連ワーキング(委員長 浅野副理事長)
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毎年公募のある研究助成金への申請が,会員より1件あった。現在,内容の修正を依頼しつつ,承認する方向で検討している。3月の看保連関係の合同委員会,情報交換会に(委員長が)出席予定である。
(10)実践研究活動推進ワーキング(委員長 若村理事)
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3月4日(金)18-19時に,第4回「仲間と研究をつなごう会」開催予定である。
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セミナー企画として,3月11日(金)17時から研究室紹介を行うことを検討中である。
4)関連会議
以下,それぞれの渉外担当者より報告があった。
① 日本看護系学会協議会(浅野副理事長)
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2022年1月6日に,将来構想に関する情報交換会があった。
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会長の方針資料がホームページに掲載されている。
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AMEDに関して,シンポジウムのご案内があり,広報している。関心のある方はアクセスしてほしい。
②看保連(浅野副理事長)
③日本学術会議:看護分科会が予定されている。(浅野副理事長)
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3月29日看護分科会の会議予定がある。
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5月21日(土)午後 看護分科会主催 公開シンポジウム「ポストコロナ時代に求められる看護系人材(仮題)の開催予定である。
④災害看護連携会議(中西理事・浅野副理事長)
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防災会議のシンポジウムに演題募集があったことが報告され,情報共有された。
5)第48回学術集会 (次回会長 中西理事)
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進捗状況の報告があった。
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ハイブリッドで開催したいことを前回報告したが,開催形態はぎりぎりまで経過を見て判断したい。口演発表は,原則現地としているが,コロナの状況によっては,録画したものを事前に送ってもらい,対応したいと考えている。交流集会でも,録画発表も可能と考えているので,周知してほしいことが説明された。
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現時点での参加登録は,一般演題10数件,交流集会1件のみとなっている。登録延長をしてもらいたいという要望もあり,延長を呼びかける予定である。3月15日正午までとする予定である。
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委員会主催のセミナー,交流集会も開催可能である。委員会で講師を招いて講演してもらう企画,委員会主催で委員会活動を紹介する企画のいずれも可能なので,ご検討いただきたい。
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学術集会の特別講師謝金について,100万円以内であれば学会から支援拠出することが可能である制度を活用したい。後日必要書類を提示して,メール審議を行う予定とする。講師謝金の他,交通費を含め支援を依頼する。
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学会賞・奨励賞及び奨学会委員会より,学術集会での会員総会終了後に,表彰式の時間を確保してもらえるよう依頼があった。
6)地方会の活動について(資料5)(深井理事長)
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近畿・北陸地方会より世話人代表選挙があり,次期世話人の選挙結果が報告された。
7)その他
3.審議事項
1)2022年度奨学会奨学金授与について(資料6)(阿部理事)
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資料に基づき,説明があった。
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奨学金受給候補者として田丸朋子氏1名が承認された。
2)2021年度学会賞・奨励賞推薦について(資料7)(工藤せい子理事)
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学会賞1名,奨励賞5論文について推薦があり,承認がされた。
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賞候補論文はすべて原著論文で,質的研究である旨,報告された。
3)委員会運用経費(仮)について(資料8)(深井理事長)
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委員会運用経費の主旨および運用方法について資料8に基づき,説明があり,承認された。
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支給額は1回の会議につき,一律1,000円とし,年度末に一括払いとする。
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適用範囲は議事録のある理事会と委員会における会議で,理事会は事務局が支払対象者をとりまとめること,委員会は各委員長が支払い申請を行うこととする。
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なお,将来構想検討委員会下に設置されたワーキング(看保連ワーキングと実践研究活動推進ワーキング)も委員会に準じる扱いとし,ワーキング長(委員長)が,同様に会議運用経費を予算計上することが確認された。
4)国際活動の現状とニーズに関する調査について(資料9)(岡理事)
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資料9に基づき,以下,説明された。
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インターネット調査を計画しており,本学会の研究倫理審査委員会に研究計画を申請し,承認を得てから実施する予定である。「国際活動に関して関心がある,今後の活動に参加希望がある方は,ご記名ください」という項目を入れることについて意見があり,取り入れていきたいとの回答があった。
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調査用紙内容について倫理審査の前に,各理事にメールで意見をもらうことを検討している。5月までに質問項目を作成し,倫理審査に提出することを目指している。
5)2021年度事業報告について(資料10)(各委員長)
6)2022年度事業案について(資料10)(各委員長)
7)2022年度予算案について(資料11-1,11-2)
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各委員会より,資料に基づき,事業報告および計画と予算案について説明された。
(2)奨学会委員会(阿部理事)
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3年間会員であることが受給資格要件であるが,3年未満に短縮したいとの要望を受け,検討を行った。その結果,3年間は会費を払って貢献してもらうことが必要という結論となった。稲垣監事より,学生会員制度が導入されたことを受けて,受給資格要件については,検討事項として今後,継続審議を希望する意見があった。
(3)学会賞・奨励賞委員会(工藤せい子理事)
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会議を対面で行うことも想定して,旅費及び会場費を入れておいた方が良いのではないかと意見あり,計上することになった。委員会運用経費を追加する。
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オンライン会議について,奨学会委員会の方で予算計上することになった。
(4)将来構想検討委員会(深井理事長)
(5)将来構想委員会:看保連WG(浅野副理事長)
(6)将来構想委員会:実践研究活動推進ワーキング(若村理事)
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資料に基づき説明があった。
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会議を1回は対面で行いたいと考え,会議費,旅費を計上している。
(7)研究倫理委員会(高見沢理事)
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資料に基づき説明があった。
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対面での会議も予定しており,計上している。
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委員会主催で,学術集会での交流集会も計画にいれておいてほしいという意見があり,計画にいれることになった。
(8)国際活動推進委員会(岡理事)
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資料に基づき説明があった。
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交流集会の講演については,字幕通訳を予定しており,予算計上している。
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対面での会議も予定しており,計上している。
(9)大規模災害支援事業委員会(中西理事)
(10)広報委員会(塩飽理事)
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資料に基づき説明があった。
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対面での会議も予定しており,計上している。
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委託費として,学会サーバの管理・点検・運営について,定期的チェックなどが必要であると考え,予算を増額している。正文社に点検管理をしてもらう契約を検討している。
〈意見〉
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法橋編集委員長より,海外の研究者に査読依頼すると断られる現状があり,可能であればHPの英語 版のページを業者に一括して作ることをぜひ検討願いたい。
将来構想委員会から英語のホームページの充実として予算化する(500万円程度)ことも検討する。
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学会のプレゼンスを海外にアピールするためにも,何を英語にするかコンテンツを抽出すること,方 針を考えることが必要である。英語版HP作成ワーキングを立ち上げることを検討する。
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委員会運用経費を追加計上することとする。
会議費(お茶代,会場費など)として追加して,その内訳(Web〇回など)を記載することとする。
すべての委員会で予算案を再提出してほしい。
(11)11-2資料に基づき,佐藤洋子理事および事務局より収支予算書総括表(案),一般会計予算書(案),特定資産運用予算(案)について説明がされた。
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HPの英文化に係る費用も,ホームページ関連経費の方に入れた方が良いのではないかと考えるが,後日会計担当の理事と相談をして検討する。
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理事会は半分ほど,対面を想定して計上している。また,社員総会のやり方についても変更があれば予算計上が変わってくると考えられる。
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現時点で,赤字637万円ほどの赤字が想定される。継続的事業のみで赤字になっているので,今後検討が必要と考える。
今後の予算について下記の意見交換がなされた。
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JINRの編集・発行費については,2022年度以降も継続して費用を要するのであり,現在発生しているJINR編集・発行に係る費用は一時的なものではない。この点についても,将来構想委員会で検討することが必要である。
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HP英文化の費用が高額になった場合には,HPリニューアルとして一般会計の予算をあげることでよいのではないか。
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今後,魅力拡大のための重点事業については,特別活動準備預金を活用することがあってもよいのではないか。特別活動準備預金はどのように使用するかは明確になっていないので検討が必要である。
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学会の魅力を拡大するために,一時的に費用が生じるが,それと並行して学会員を増やす対策を講じて,将来的に赤字が解消されるような将来計画を進める。
(12)その他
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資料11-1について,各委員会より今月中に修正版を再提出してもらい,3月初旬に決算結果を予算に反映したうえで,理事会で再検討する予定である。
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学術集会の講師謝金についても,予算規模を2月中に連絡する。
講師謝金および交通費を含む。
8)名誉会員の推薦について(資料12)(深井理事長)
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該当する早川和夫氏が推薦書に基づいて紹介され,承認された。
9)編集委員会(資料3)(法橋委員長)
(1)Journal of International Nursing Research(JINR)のAccociate Editorの追加について
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下記3名に依頼したいことが提案され,承認された。
成人:清水安子氏
老年:成瀬 昴氏
基礎:武村雪絵氏
(2)規定などの改定について
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編集委員会規定の変更点について説明され,承認がされた。
(3)和文誌編集委員会と英文誌編集委員会について
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資料に基づき,2つの委員会の規程案について説明された。
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今後も編集委員長も分ける方向で検討しており,それに伴って委員会を一つ立ち上げることになる。
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本理事会において,全体の方向性について異議はなかった。今後メールで意見を受け,各規程の最終案を作成し,臨時理事会で承認を得る手続きについて確認された。5月の新理事会で正式に2つの編集委員会として承認された後委員会を立ち上げ,社員総会で報告する。
10)評議員の退会について(資料13)(深井理事長)
11)その他
①入会申込理事会承認(資料14)(深井理事長)
②第19回日本学術振興会賞受賞候補者の推薦について(資料15)(深井理事長)
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資料に基づき,説明がなされ,該当者がいれば2月28日までに情報提供してもらうことになった。
③2022年度理事会,社員総会,会員総会日程及び開催方式について
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社員総会:5月22日に,Webで評議員による意見交換会を行い,その後,書面表決を行う。
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5月22日以前に,新理事と継続理事による新理事会準備会を行う(後日日程調整を行う)。
④その他
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4月から学生会員制度が始まるので,周囲の関係者に周知する旨,依頼された。
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学術集会における会員総会は,8月27日に行う予定とする。
以上