第116号 (2020年9月20日発行)
一般社団法人日本看護研究学会 2019年度第4回理事会 議事録
日 時 |
2020年2月23日(日) 13:30~16:00 |
会 場 |
東京八重洲ホール 611会議室 |
出 席 |
宮腰由紀子,安藤詳子,深井喜代子,阿部幸恵,石川ふみよ,宇佐美しおり,岡美智代,岡田由香,工藤せい子,工藤美子,佐藤洋子,鈴木みずえ,高見沢恵美子,任和子,山口桂子,山勢博彰,吉田澄恵,良村貞子(以上,常任理事・理事18名), 西田真寿美,渡邉順子(監事2名) |
欠 席 |
神田清子,国府浩子,祖父江育子,吉沢豊予子(以上,常任理事・理事4名) 城丸瑞恵(第46回学術集会会長) |
陪 席 |
竹下清日,海老根潤(ガリレオ社) |
議事進行 |
理事長 宮腰由紀子 |
書 記 |
岡田由香 |
(順不同・敬称略)
【配布資料】
- 会員動向報告
- 第6回評議員選挙選出評議員名簿・理事候補者選挙投票状況サマリー
- 編集委員会資料
- 奨学会委員会資料
- 学会賞・奨励賞委員会資料
- 広報委員会規程(案)
- 研究倫理委員会資料
- 第45回学術集会決算書案
- 9-1,9-2.2019年度事業報告・2020年度事業計画 資料
- 10-1,10-2.2020年度予算案 資料
- 学術集会一覧
- 入会申込理事会承認一覧(回収資料)
- 第6回評議員・役員選挙選出 理事候補者リスト
番号なし
- 2019年度第3回理事会議事録(案)
- 2019年度第3回臨時理事会議事録(確定)
理事長挨拶
宮腰理事長より,挨拶があり,議事が開始された。
議事録の確認(宮腰理事長)
2019年度第3回理事会議事録の確認が行われ,確認された。
審議事項
1.2020年度奨学会奨学金授与者について(神田奨学会委員長 代理 阿部委員) 資料4
資料に基づき公募期間中に3名の応募があり,応募資格や研究内容について奨学会委員で厳正に審査を行い,選考した結果 石川恵子氏 1名を推薦することが説明され,案通り承認された。
2.2019年度学会賞・奨励賞推薦について(工藤委員長) 資料5
資料に沿って学会賞1名,奨励賞5編の推薦について説明があり,案通り承認された。
3.広報委員会規程について(宮腰理事長) 資料6
広報委員会を立上げるにあたり,委員会規程(案)の目的,委員会,活動事項の内容について資料に沿って説明があった。また第2条の目的「...についての情報を広く周知する...」中の「広く」を削除することが報告された。
第2条の目的で周知する対象を明記しない理由についての質問に対して,周知する対象は会員だけでなく会員以外にも情報を周知することを意図している事が説明され,案通り承認された。
2020年度より広報委員会を立ち上げる。
4.COI規程について(山勢研究倫理委員長) 資料7
- 前回の理事会での意見を反映し,利益相反に関する指針・指針運用のための細則・利益相反報告対象と報告基準・利益相反自己申告書(様式2~4)・学術集会HP記載例・COI開示スライドひな型等のVer2 案についてそれぞれ説明があり,案通り承認された。
今後はレイアウト上の体裁を整えた後,事務局からホームページにアップする。また,現理事および次期学術集会会長,地方会会長にはCOI開示について連絡し,申請様式のフォーマットを伝え,提出していただくこととなった。
また,利益相反を自己申請する際は,Web上で申請書をダウンロードして必要事項を記入後PDF書式に変換してWeb上で提出する。この際の自著は必ず手書きとし,それをスキャンあるいは複写してからPDF書式に変換して申請する旨併せて連絡することとなった。
- なお,12月に行われた日本看護系学会協議会(JANA)の総会で,今後COI開示について看護学会等で統一する方針が発表されたため,来年度の開示に向けて内容を変更する可能性もあることが報告された。
- 施行日は案どおり2月23日となった。
5.第45回学術集会決算について(宮腰理事長) 資料8
審議に先立ち,資料8について訂正(経常収益のプレカンファレンス・市民公開講座,懇親会の備考欄にある括弧中の内訳をすべて削除,経常費用の雑費備考欄にある2か所の括弧をいずれも削除)の説明後,第45回学術集会決算案について資料に基づき説明された。
経常収益の予算2,199万円に対して決算額は約2,760万円となり,収益の約182万円を災害支援特別会計に繰り入れて欲しいとの学術集会事務局からの希望が報告され,承認された。
6.学術集会関連情報の会員向一斉メール配信の費用について(宮腰理事長) 資料なし
学術集会に関して本会全体に関係する内容で全国の会員に一斉発信している場合のメール配信費用は本会から支出すること。地方会独自の情報発信の場合は本会の関与はしないことが提案され,承認された。
なお,メール配信費用について現状は1回ごとに料金が発生しているが,今後この費用を事務費用に含むかどうか方針を会計担当で検討し,次回の理事会に提案することの説明があり,承認された。
7.各委員会の2019年度事業報告と2020年度事業案について 資料9-1
1)編集委員会(高見沢委員長) 補足資料3
資料に沿って説明があり承認された。
2)奨学会委員会(神田委員長代理阿部委員) 補足資料4
資料に沿って説明があり承認された。
3)学会賞・奨励賞委員会(工藤委員長)
資料に沿って説明があり承認された。
4)研究倫理委員会(山勢委員長)
資料に沿って説明があり,事業報告および事業計画に以下の内容を追加することで承認された。
事業報告3.COI開示の手続き,倫理委員に委嘱するCOI小委員会の立ち上げ」
事業計画4.COI小委員に対する審査
なお,資料の修正について以下の通り確認された。
事業計画1 .「本会のCOIに関する規程と臨床倫理」中の「臨床」→「研究」
事業計画2.COIに関する規定 → COIに関する規程
5)国際活動推進委員会(吉沢委員長代理宮腰理事長)
資料に沿って説明があり,事業報告および事業計画に以下の内容を追加することで承認された。
事業報告3行目 「・・・パネリストの講演と討議を行った。またその内容をホームページにアップした。」下線部の内容を追加する。
事業計画「国際活動を深めるための検討」を追加し,2項目を立てる。
6)大規模災害支援事業委員会(山口委員長)
資料について,事業の周知方法・申請する際の罹災証明の大学や地方自治体による内容の偏り・判断基準等,現状の課題とともに今後整理していくことの説明があり承認された。
7)将来構想委員会(宮腰理事長,山口委員長)
広報活動について,2020年度から広報委員会を立上げ,資料の計画に沿って活動する旨理事長から説明があり,承認された。
看保連ワーキングについて,山口理事から資料に沿って説明があり,承認された。
8.2019年度事業報告および2020年度事業案(宮腰理事長)資料9-2,別紙
資料9 -2に沿って2019年度事業報告および2020年度事業計画の説明があり,承認された。
将来構想委員会の2020年度計画について,別紙に沿って①看保連支援研究 ②学術集会における招聘講演などの支援 ③地方会における研修会等への支援の説明があり,承認された。これを受けて来年度予算についても反映できるよう次回理事会へ任委員長から提案することとなった。
学術集会が災害等で開催できなくなった場合の損害補償金についての質問に対し,本会で450万円ほど損害補償として積み立てていることが報告され,適用対象となった場合の運用が可能であることが理事長から説明された。
9.2020年度予算案について(任委員長)資料10 -1,10 -2
各委員会の予算(資料10 -1)および本会の予算(資料10 -2)の一般会計,奨学会特別会計,選挙事業積立金特別会計,災害支援金特別会計について資料に沿って説明があった。なお,一般会計については先の将来構想検討委員から提案承認された①看保連支援研究 ②学術集会における招聘講演などの支援 ③地方会における研修会等への支援費用等を再度検討するため一部修正があることを前提に承認された。
事務局より決算は3月に確定するため,最終決算については改めて書面理事会で承認を得た後,5月の総会での承認手続きを行うことが説明された。
10.第50回(2024年)学術集会会長推薦について(宮腰理事長) 資料11
第50回学術集会は周年記念となることを考慮し,資料の会場都市を参考に関西地方で学術集会長を依頼する旨説明があった。関西地方での学術集会長候補者に,理事長から打診することの説明があり承認された。
11.名誉会員の推薦について(宮腰理事長) 資料なし
今年は候補者がいないことが報告された。
12.入会申込理事会承認(宮腰理事長) 回収資料
理事長と総務で確認している旨説明され,承認された。
報告事項
1.会員数の動向(深井副理事長) 資料1
資料に沿って,会員総数6164名,2019年度新入会員数は待機含め例年通りの動向で,会費納入率88%となっていることの報告があった。
2.第6回評議員選挙・理事候補者選挙(2019年度)報告(宮腰理事長) 資料2・資料13
選挙の結果,評議員70名(資料2)およびその中から理事候補者を各地区の定数に則り10名(資料13)を互選にて選出したことの報告があった。
3.委員会報告
1)編集委員会 (高見沢編集委員長) 資料3
資料に沿って以下のことが報告された。
掲載巻号未決定が19論文ある。査読委員の査読状況を検討し,2回以上の査読依頼を100%辞退した査読委員13名を除いた,残りの査読委員に来年度の査読委員継続受諾依頼を行う。また選挙で選出された新評議員にも査読受諾依頼を行う。2020年度学術集会での編集委員会企画は中止する。5月に不採択の意義申し立てをした投稿者から再度その理由を問い合わせるメールがあり,理事会で決定したルールに則り対応した。
4.関連会議
1)日本看護系学会協議会(JANA) (安藤副理事長) 資料なし
理事会メンバーに随時メールで情報を発信している通り,2020年マスタープランの大型研究の検討が引き続き進んでいる。日本学術会議・連携会員の候補者に安藤詳子副理事長と法橋尚宏次期理事候補の2名を改めて選任したことが報告された。
2)日本学術会議 (安藤副理事長) 資料なし
2月24日開催予定であった公開シンポジウムが新型コロナ肺炎感染拡大予防のため中止となり,学術フォーラムが3月30日に開催予定である。また,日本学術会議委員への推薦について本会に依頼があり,委員基準のハードルが高いが今後検討していくことが報告された。
3)看護系学会等社会保険連合 (山口委員長) 資料なし
研究助成の推薦について事後報告となったが,昨年12月に案内があり期限までに2件の申請があった。理事長と副理事長の3名で評価基準にそって2件を審査し,3名一致で1件の申請について本会が推薦したことの報告があった。
5.第46回学術集会について (城丸次期学術集会長代理宮腰理事長)
予定どおり一般演題および交流集会を募集していることの報告があった。
6.地方会の活動について
1)中国四国地方会 (山勢理事)
3月8日開催予定の地方会集会について,新型コロナ肺炎による感染拡大の予防を考慮して中止とし,Web会議となった。発表方法や参加費などの運営方法の詳細について,今後地方会で検討し実施することの報告があった。
2)東海地方会 (山口理事)
3月20日開催予定の地方会集会について,抄録集はすでに印刷済であるが,開催の判断は今後の様子をみて決定することの報告があった。
7.その他
2020年度学術集会における委員会企画の交流集会開催の有無について,連絡していない委員長は3月末までに事務局へ連絡する旨依頼があった。
今後の会議日程
次回理事会および新理事会:2020年度定時社員総会前に開催予定。
定時社員総会日程 2020年5月24日(日)開始時間は後日決定
一般社団法人日本看護研究学会 2020年度第1回理事会 議事録
日 時 |
2020年6月14日(日) 13:00~16:00 |
会 場 |
オンライン会議システムによるWeb開催 |
出 席 |
宮腰由紀子,安藤詳子,深井喜代子,阿部幸恵,岡美智代,神田清子,工藤せい子,工藤美子,佐藤洋子,鈴木みずえ,任和子(途中出席),山勢博彰,吉沢豊予子(以上,常任理事・理事13名),渡邉順子(監事1名), 城丸瑞恵(第46回学術集会長) |
欠 席 |
石川ふみよ,宇佐美しおり,岡田由香,国府浩子,祖父江育子,高見沢恵美子,山口桂子,吉田澄恵(以上,常任理事・理事8名), 西田真寿美(監事1名) |
陪 席 |
竹下清日,海老根潤(ガリレオ社) |
議事進行 |
理事長 宮腰由紀子 |
書 記 |
鈴木みずえ |
(順不同・敬称略)
【資料】
1.会員数の動向
2.日本看護研究学会雑誌掲載編数
3-1.日本看護系学会協議会社員総会資料
3-2.日本看護系学会協議会社員総会議決書
4.第46回日本看護研究学会Web開催案
5-0.2020年度決算報告書(内訳表)
5-1.2020年度決算報告書(一般会計)
5-2.2020年度決算報告書(奨学会特別会計)
5-3.2020年度決算報告書(選挙事業積立金特別会計)
5-4.2020年度決算報告書(第45回学術集会特別会計)
5-5.2020年度決算報告書(災害支援金特別会計)
5-6.2020年度決算報告書(第46回学術集会特別会計)
6.会計監査報告
7.2020年度予算案
8-1.北海道地方会資料
8-2.東海地方会資料
8-3.近畿・北陸地方会資料
8-4.中国・四国地方会資料
8-5.九州・沖縄地方会資料
9.地方会支援金申し合わせ
10.学術集会支援金申し合わせ
11-1.雑誌投稿規定新旧対照表
11-2.原稿執筆要項新旧対照表
12-1.社員総会開催方法について顧問弁護士意見書
12-2.社員総会開催案
12-3.社員総会資料掲載用事業報告・事業計画
13.入会申込理事会承認一覧
番号なし
追加資料
理事長挨拶
宮腰理事長より,挨拶があり,議事が開始された。
1.審議事項
1)第46回学術集会開催方法の変更について(資料4)
- 第46回学術集会城丸瑞恵学術集会会長より新型コロナウイルス対策のために開催をWEB開催にすることなど,資料4を用いて報告された。なお,配信方式はオンデマンドとなったが,予算の関係で公開期間は当初案の9月28日~11月30日から,9月28日~11月8日に短縮されることが説明され,承認された。
2)地方会 2019年度活動報告・決算報告,2020年度活動計画案・予算案について
- 宮腰由紀子理事長より,各地方会について北海道(資料8 -1),東海(資料8 -2),近畿・北陸(資料8 -3),中国・四国(資料8 -4),九州・沖縄(資料8 -5)の順に説明された。
- 新型コロナウイルスの影響を受けて3月以降の学術集会,セミナーは中止となった地方会もあったことが報告され,内容は理事会で承認された。
3)地方会が企画する学術集会または研修会における講演への支援金に関する申し合わせについて(資料9)
- 宮腰由紀子理事長が,既に設置の承認を得ていた,地方会が会員の研究力向上への寄与目的で企画する学術集会または研修会における講演を実施しやすくするための支援金に関して,申し合わせ文書案を,資料を用いて説明した。
- 支援金は,1件30万円程度とし全体で年間100万円以内とすること,支援申請書類には理事会で検討するために必要なテーマ・講師・予算などを明記するが,書類の形式は特に定めないことなどを確認し,書類に決定日を本日理事会日として記載することとして,申し合わせ文書を承認された。
4)学術集会における講師費用の本会負担に関する申し合わせについて(資料10)
- 宮腰由紀子理事長が,既に設置の承認を得ていた,本会学術集会が企画する特別講演等の講師費用への支援金に関して,申し合わせ文書案を,資料を用いて説明した。
- 本会負担となる支援金は,100万円程度とすること,支援申請書類には理事会で検討するために必要なテーマ・講師・予算などを明記するが,書類の形式は特に定めないことなどを確認し,書類に決定日を本日理事会日として記載することとして,申し合わせ文書を承認された。
5)編集委員会雑誌投稿規程・原稿執筆要項の改定について(資料11 -1,11 -2)
- 編集委員会委員長高見沢恵美子理事が欠席のために工藤美子理事が代理で(資料11-1,11-2)を用いて説明した。利益相反の自己申告書の提出に関する文言の修正および,和文・英文それぞれの原稿の長さについて具体的表記の追加,英文原稿本文の長さの目安を5000 wordsとして修正したことが説明された。表記について指摘されたが,内容に関しては承認された。訂正:「800 Words → 800words」「14 英語論文のとおり → 14.英語論文についてのとおり」「5000words→5000 words」
6)第50回(2024年度)学術集会会長推薦について
- 宮腰由紀子理事長から,前回,近畿・北陸地区から推薦したい旨が提案され,候補者に打診して内諾を得ているが,最終確認を行った上で,次期の理事会で決定することが提案され,承認された。
7)2020年度社員総会について(資料12 -1~12 -3)
- 宮腰由紀子理事長から,資料12に基づいて開催日時を2020年7月5日(日)13時~,開催場所を一般社団法人日本看護研究学会事務局として,新型コロナウイルス感染症予防のために社員総会に出席しない社員が書面または電磁的方法によって議決権を行使することができるものとすること,開催2週間前までに社員宛て開催通知および資料を送付(メールおよび会員マイページなどを利用)することが提案され,承認された。
8)その他
- 入会申し込みについて承認された。
- 2019年第4回理事会議事録について承認された。
9)次期の理事会に向けての申し送り事項(追加資料)
- 宮腰理事長から次期理事会に向けての申し送り事項について提案があり,承認された。
- 本部事業関係,ニュースレターの発行については2020年度の第1号で第46回学術集会案内などを入れる必要がある。
- 理事会・委員会についても,今後,WEB会議を検討する必要がある。
- 災害時の対策として,社員総会の方法,各委員会構成員の安否確認作業方法,諸記録(現在は事務局に一括保管)の保管方法など,今後,検討が必要である。
- 積み残し引継ぎ事項としては,本部事業関係としては,地方会区割り見直しが必要である。
- 社会貢献活動となりうる学会主導の調査プロジェクトの創設なども必要である。
10)2019年度決算について(資料5 -0~5 -6)
- 会計担当委員長 任和子理事から本会の決算(資料5 -0~5 -6)の一般会計(資料5 -1),奨学会特別会計(資料5-2),選挙事業積立金特別会計(資料5-3),第45回学術集会特別会計(資料5-4),災害支援金特別会計(資料5 -5),第46回学術集会特別会計(資料5 -6)について説明があり,承認された。
11)2019年度会計監査報告について(資料6)
- 渡邉順子監事から会計監査に関して,新型コロナウイルス対策のために事務所では行わず,監事に書類が送付され,監査が行われたことが説明された。会計内容に関して無事会計監査が終了したことが報告された。
- 会計報告そのものは承認されたが,今後,本学会の資産を学術的な発展と社会貢献など新たな要請に寄与する学術活動に期待したいと報告された。
12)2020年度予算案について(資料7)
- 会計担当委員長任和子理事から予算2020年度予算案について,資料7を用いて説明された。管理費支出において,理事会など今後の開催形式の変更を踏まえての予算案が提出され,承認された。
2.報告事項
宮腰由紀子理事長から5月に良村貞子理事(北海道大学)がご逝去されたことが報告された。
1)会員数の動向
- 深井喜代子副理事長から会員の動向について(資料1)報告された。会員数は,今後の増加が期待される。
2)委員会報告
- 奨学会委員会
第46回学術集会にて,奨学金を受けている近藤由香氏,北尾良太氏の2名が研究発表の報告を希望しているが学術集会がWEB開催となったため,城丸瑞恵学術集会会長と発表方法について,検討する。
- 編集委員会(資料2)
編集委員長の高見沢恵美子理事が欠席のために工藤美子理事から(資料2)を用いて学会誌の発行状況および論文投稿状況が報告された。
- 学会賞・奨励賞委員会
学会賞・奨励賞委員会委員長工藤せい子理事から前回の理事会で承認された内容に関して変更はないことが報告された。
- 研究倫理委員会
研究倫理委員会委員長山勢博彰理事から,第46回学術集会で,COIセミナーを開催予定であると報告された。
- 国際活動推進委員会
国際活動推進委員会委員長吉沢豊予子理事から札幌では交流会の開催は難しいことなど報告された。
- 大規模災害支援事業委員会
大規模災害支援事業委員会委員長山口桂子理事が欠席のために宮腰由紀子理事長から,2018年,2019年の大規模災害に関係する継続支援を行ったが,2020年度は継続支援はしていないこと,今後,新型コロナウイルス対策も含めて検討していく必要があると報告された。
3)関連会議
①日本看護系学会協議会(資料3 -1,3 -2)
- 深井喜代子副理事長が6月7日(日)に開催された意見交換会に出席したことが報告された。社員総会の議案についてはすべて承認するものとし,本会からの意見として,会費については活動が十分できる会費にする必要があることを申し送ることとした。
②看保連
- 渉外担当理事の山口桂子理事が欠席であり,安藤詳子副理事長が報告した。新型コロナウイルス対策のための3月以降,予定のセミナーや会合が中止になっており,総会の予定も未定である。また,看保連の研究助成へ申請したが,結果の採否は届いていない。
- 看保連ワーキングのプロジェクトは,46回の学術集会で報告予定,交流集会としての演題登録済みであり,成果の公表については,本学会誌での公表の手続きが進んでいる。
③日本看護系学会協議会 災害看護連携会議
- 安藤詳子副理事長から日本看護系学会協議からはシンポジウムなど様々な企画があったが,今後,大規模研究費の構想として,マスタープラン2020 ケア・イノベーションなどが計画されていることが報告された。
4)次期役員候補者について
- 深井喜代子副理事長から,指名理事2名(川口孝泰先生,塩飽仁先生)を含む次期理事会の体制案が報告された。渡邉監事より,次期理事長は他の一般社団法人の某看護系学会 理事長に昨日,選任されたが,法人格間の理事長兼任は,利益相反および日本看護系学会協議会における意思表明に支障があることが懸念されると指摘された。理事長の兼任については,某学会も当学会も共に定款には明示されていない。そこで,他学会の理事長との重複についてこれまでの経緯を確認するとともに,懸念される状況下の活動についても検討された。その結果,理事会では報告された体制案が承認された。
なお,7月5日の社員総会では説明を行った上で決議に移る。
一般社団法人日本看護研究学会 2020年度定時社員総会 議事録
日 時 |
2020年7月5日(日) 13:00~14:00 |
会 場 |
一般社団法人日本看護研究学会事務局 会議室 |
社員(評議員)155名のうち,出席4名,書面表決39名,欠席委任98名,合計141名で,定款第27条の評議員の過半数(78名)以上の出席により,本会は成立することが確認された。
議 長:理事長 宮腰由紀子
書 記:鈴木みずえ
宮腰理事長の挨拶
報告事項
下記報告事項1~5について,宮腰理事長より資料に基づいて説明された。また,評議員からの書面による意見・質問等はなかったことが確認された。
- 会員数の動向について(資料p.1)
- 第6回評議員・役員選挙(2019年度)について(資料p.3)
- 第46回学術集会について(資料p.5)
- 第47回学術集会について(資料p.5)
- 地方会の活動について
北海道(資料p.6),東海(資料p.12),近畿・北陸(資料p.19),中国・四国(資料p.25),九州・沖縄(資料p.29)
審議事項
第1号議案2019年度事業報告について(資料p.34-35)
宮腰理事長から資料に基づいて,以下の説明がなされた。
- 第45回学術集会(大阪)
- 編集委員会の運営(学会誌42巻の編集発行,学会特別企画など)
- 奨学会の運営(2019年度奨学金授与 北尾良太氏,2020年度奨学研究募集・選考)
- 学会賞・奨励賞の運営(2018年度学会賞 菊地沙織氏,奨励賞 丸山純子氏,奥田淳氏,宮城島恭子氏,久保田典子氏,江口瞳氏の5論文,2019年度学会賞・奨励賞選考)
- 地方会の運営(北海道,東海,近畿・北陸,中国・四国,九州・沖縄)
- 評議委員・役員選挙
- 研究倫理(第45回学術集会中学会特別企画「質的看護研究における倫理」,COIに関する規程作成)
- 国際活動推進事業(第45回学術集会中学会特別企画「在留外国人の・訪日外国人の増加において看護はどこに向かうのか?」)
- 将来構想に関する組織・整備事業(学会ネットワーク環境の整備と会員の情報発信の強化,利益相反に関する指針等の準備,学術集会と地方会の支援強化,理事会・委員会のWEB会議化,看保連ワーキングの2つのプロジェクトの活動)
- 社会貢献事業(大規模災害支援事業,市民公開講座)
- 関係学術団体との連携・提携
- 広報活動(ホームページによる情報提供・更新と運用,ニュースレターの発行年2回)
書面表決・委任を含めて集計の結果,賛成140名となり,出席者の過半数(71名以上)の同意をもって本議案は可決された。なお,評議員からの意見・質問等についても確認され,書面により寄せられた意見・質問はなかったことが確認された。
第2号議案2019年度一般会計・特別会計決算,監査報告について(資料p.36-60)
宮腰理事長から資料に基づいて,以下の説明がなされた。
- 一般会計決算は全体的に黒字決算であり,他会計の繰り越しも含めて,本学会会計は全体的に良好に運営されたことが報告された。
- 2名の監事から監査報告が提出され,2019年の会計に関して適正な運営が行われたこと,本学会の学術的発展と社会貢献などの新たな要請に寄与する学術活動に期待する旨が報告された。会計士の会計監査
報告においても適正な運営であったことが報告された。
書面表決・委任を含めて集計の結果,賛成140名となり,出席者の過半数(71名以上)の同意をもって本議案は可決された。なお,評議員からの意見・質問等についても確認され,書面により寄せられた意見・質問はなかったことが確認された。
第3号議案2019年度学会賞・奨励賞について(資料p.61)
宮腰理事長から資料に基づいて,学会賞・奨励賞委員会より推薦された学会賞 今井多樹子氏 1名,奨励賞 高橋方子氏,伊山聡子氏,中村真弓氏,真鍋知香氏,澁谷幸氏の5論文について,理事会にて審議した旨が報告された。
書面表決・委任を含めて集計の結果,賛成140名となり,出席者の過半数(71名以上)の同意をもって本議案は可決された。なお,評議員からの意見・質問等についても確認され,書面により寄せられた意見・質問はなかったことが確認された。
第4号議案役員の選任について(資料p.62)
宮腰理事長から資料に基づいて,役員の選任について説明があった。また,理事長の選任に際し,理事会において,本学会の理事長と法人格のある他学会理事長との兼任は,業務執行上(利益相反の可能性や他団体における学会としての意思表明の際など)懸念があるのではないかとの指摘があったが,学会の顧問弁護士にも相談し検討した結果,支障がないと判断されたことが報告された。
書面表決・委任を含めて集計の結果,下記の通りの賛成数となったため,出席者の過半数(71名以上)の同意をもって本議案は可決された。
1)1期目が終了した理事10名・監事1名の再任について(賛成140名)
2)2019年度選挙で選出された新理事候補者10名の理事就任について(賛成140名)
3)理事長推薦の新理事候補者2名の理事就任について(賛成139名)
4)理事長・副理事長・常任理事について(賛成138名)
5)新監事候補者1名の監事就任について(賛成140名)
理事会報告
1.2020年度事業案について(資料p.63-64)
宮腰理事長から資料に基づいて,以下の説明がなされ承認された。
(1) 第46回学術集会開催:城丸瑞恵学術集会長 第46回学術集会はCOVID-19の対応としてオンデマンド形式の学会開催になることが報告された。
(2) 編集委員会の運営:学会誌発行43巻,J-STAGE登載などを行う。
(3) 奨学会運営:2020年度奨学金授与,2021年度奨学研究募集・選考,奨学金授与者に対する支援を行う。
(4) 学会賞・奨励賞の運営:2019年度学会賞・奨励賞授与,2020年度学会賞・奨励賞選考
(5)地方会の運営:北海道,東海,近畿・北陸,中国・四国,九州・沖縄
(6) 研究倫理に関する啓発事業:研究倫理審査の申請があった場合の審査の実施,利益相反に関する指針等の整備など。研究倫理委員会企画「本会の利益相反に関する指針と倫理」(仮)の開催(第46回学術集会中)。
(7) 国際活動推進事業:国際活動を深めるための検討を継続する。
(8) 将来構想に関する組織・整備事業:学会内ネットワーク環境の整備と会員への情報発信の強化,選挙地区割りおよび地方会の位置づけに関する検討,日本学術振興会賞への論文推薦,研究活動支援の検討(実践活動研究ワーキングの立ち上げなど),各種災害発生等の緊急事態下における活動についてはCOVID-19の対応も含めた検討,看護系学会等社会保険連合ワーキング(2022年度の診療報酬・介護報酬同時改定にむけての2プロジェクト活動)を行う。
〈資料修正〉
①下記の2行について,体裁の修正 各行1文字頭を上げる
選挙地区割りおよび地方会の位置づけに関する検討
日本学術振興会賞への論文推薦
②研究活動支援の検討について ワーキング名の修正
(修正前)実践活動研究ワーキング
(修正後)実践研究活動推進ワーキング
(9)社会貢献事業:大規模災害支援事業,市民公開講座などを行う。
(10)関係学術団体との連携・提携
(11) 広報活動:広報委員会活動の開始,ホームページによる情報提供,ニュースレターの発行などを行う。
2.2020年の予算案について(資料p.65-70)
宮腰理事長から資料を用いて説明された。新会員400名,会員5,800名として2020年度の予算を計上した。
3.奨学会研究授与について(資料p.71)
宮腰理事長から石川恵子氏「日本語Weight Efficacy Lifestyle Questionnaire(WEL)の開発」に決定したことが報告された。
4.広報委員会規程について(資料p.72)
宮腰理事長より広報委員会規程を作成し,理事会にて承認されたことが報告された。2020年度から広報委員会の活動を開始する。
上記理事会報告事項1~4について,評議員からの書面による意見・質問等はなかったことが確認された。
以上
一般社団法人日本看護研究学会 2020年度第2回理事会 議事録
日 時 |
2020年7月26日(日) 13:00~16:30 |
会 場 |
オンライン会議システムによるWeb開催 |
出 席 |
深井喜代子,浅野みどり,阿部幸恵,岡美智代,川口孝泰,工藤せい子,国府浩子,小松万喜子,佐藤正美,佐藤洋子,塩飽仁,鈴木みずえ,祖父江育子,高見沢恵美子,中西純子,法橋尚宏,前田ひとみ,森千鶴,矢野理香,若村智子(以上,常任理事・理事20名), 稲垣美智子,西田真寿美(監事2名), 城丸瑞恵(第46回学術集会長) |
欠 席 |
工藤美子,布施淳子(以上,理事2名) |
陪 席 |
竹下清日,海老根潤(ガリレオ社) |
議事進行 |
理事長 深井喜代子 |
書 記 |
小松万喜子 |
(順不同・敬称略)
【資料】
1.会員動向報告
2.日本看護研究学会編集委員会資料(2020年7月24日)
3.2020年度日本看護系学会協議会(JANA)利益相反(COI)検討
4.防災学術連携体が主催する「令和2年7月豪雨の緊急集会」(7.15)報告
5.第46回学術集会について
6.委員会委員の選任について
7-1.2021年度一般社団法人日本看護研究学会 奨学会研究募集要項 案
7-2.2021年度奨学会研究募集案内 案
7-3.会告(2021年度奨学会研究募集)
7-4.2021年度一般社団法人日本看護研究学会奨学会研究申請書
8-1.2020年度大規模災害支援事業実施要領
8-2.大規模災害支援事業実施に伴う支援金ご寄附のお願い
8-3.一般社団法人日本看護研究学会大規模災害支援事業支援金申請書(様式1)
8-4.一般社団法人日本看護研究学会大規模災害支援事業支援金申請書(様式2)
8-5.一般社団法人日本看護研究学会大規模災害支援事業委員会施行細則
9.日本看護研究学会 国際活動推進委員会規程について
10.一般社団法人日本看護研究学会入会申込理事会承認一覧
番号なし
- 一般社団法人日本看護研究学会2020年度第1回理事会議事録
- 一般社団法人日本看護研究学会2020年度定時社員総会議事録
理事長挨拶
深井喜代子理事長より挨拶があり,日本看護技術学会理事長との兼任となることについて説明されたのち,議事が開始された。
1.報告事項
1)第46回学術集会について(資料5)
- 城丸瑞恵第46回学術集会会長から資料5にそって9月28日~11月8日の期間にオンデマンド配信で開催となること,参加登録者数は7月22日421件で,演題368件,交流集会16件の登録状況,収入予定が少ない状況が報告された。深井喜代子理事長より,ホームページなどの広報を積極的に行い参加者増に努めたい旨の補足があった。
2)会員数の動向(資料1)
- 鈴木みずえ副理事長から会員の動向について報告された。
3)委員会報告
- 編集委員会(資料2)
編集委員会委員長法橋尚宏理事から,学会誌編集の進捗状況および発行予定,査読委員243名の名簿と増員予定であること,任期終了査読者および臨時査読委員を学会誌に掲載すること,校正を依頼する個人のテクニカル・エディターとネイティブチェックができるテクニカル・エディターの必要性が報告された。
- 奨学会委員会
奨学会委員会委員長阿部幸恵理事から,学術集会がWeb開催となることから会員総会での奨学会研究の表彰ができないため郵送とすること,2021年度奨学会研究募集要項を見直したことが報告された。
- 学会賞・奨励賞委員会
学会賞・奨励賞委員会委員長工藤せい子理事から,学術集会がWeb開催となることから会員総会での表彰と記念品授与ができないため郵送すること,年間の委員会スケジュールを確認した旨が報告された。
- 将来構想検討委員会
将来構想検討委員会委員長深井喜代子理事長より,メンバーが決定した旨と委員会の方針について説明された。
- 研究倫理委員会(資料3)
研究倫理委員会委員長高見沢恵美子理事から,「日本看護系学会協議会(JANA)利益相反(COI)検討」の目的と検討方法・スケジュールが説明された。また,本学会から1名の参加が求められ,高見沢恵美子委員長が参加することが報告された。
- 国際活動推進委員会
国際活動推進委員会委員長の岡美智代理事から,英文論文の執筆推奨と啓発活動を中心に活動することとし,具体的には,ホームページやニュースレターへの英文執筆経験者の経験談の掲載,海外トップジャーナルのエディターの講演などを考えていることが報告された。
深井喜代子理事長より定款の国際活動は,人間的な交流とも,研究の交流とも解釈できるが,研究の交流に力を入れる委員会活動をしていただきたいとの言及があった。
- 大規模災害支援事業委員会(資料4)
大規模災害支援事業委員会委員長中西純子理事から,防災学術連携体が主催する「令和2年7月豪雨の緊急集会」について団体の設置趣旨・背景とともに集会の概要が説明された。
- 広報委員会
広報委員会委員長塩飽仁理事から,新しい体制で立ち上がった委員会であり,今後の仕事量を見ながら委員を追加していくこと,活動内容として,Webサイトの更新,ニュースレターの編纂(年2回)をしていくことが説明された。
現在までに,法令に従いホームページに貸借対照表,内訳表などを掲載したこと,新理事長挨拶の更新をした。今後は,8月下旬にニュースレター第1号,12月に第2号を発刊予定である。また,学会でWebサーバーを確保しているので,その中に学術集会サイトを準備するなど,学会内で完結できる方向で検討していきたい旨の報告があった。
- 看保連ワーキング
看保連ワーキング委員長浅野みどり副理事長から,前回に引き続き,叶谷由佳委員,泊祐子委員に各プロジェクトを担当していただくこと,看保連の社員総会は書面による議決権の行使を行った旨の報告があった。
4)関連会議
①日本看護系学会協議会
- 浅野みどり副理事長から,厚生労働省からJANAに積極的疫学調査メンバーを募る依頼があり,各学会に手上げ者の名簿作成が求められたが,本学会は感染症の専門性に特化していないため専門性の高い他学会に委ねるとの理事長判断で推薦しなかったことが報告された。
②日本看護系学会協議会災害看護連携会議
- 浅野みどり副理事長から,昨年度から災害関係の情報ページを充実させ更新していること,新型コロナウイルス関係情報が掲載されていること,シンポジウムが1回開かれたことが報告された。
③看護系学会等社会保険連合
④日本学術会議
- 渉外担当川口孝泰理事より,正式な会議は8月23日の予定であることが報告された。看護中心の分科会には看護学分科会(高度実践看護班,地元創成看護班),少子高齢社会におけるケアサイエンス分科会の2つがあり,各班で提言をまとめているが査読が厳しいこと,川口理事はロボット分科会にも入っており,このロボット分科会から提言「より良い近未来創造のためのロボット/ AIの理解と人材育成」が書面で出されたことが説明された。
- 浅野みどり副理事長より,子どもの成育環境分科会で提言まとめの作業をしている旨が報告された。
5)第47回学術集会について
- 塩飽仁第47回学術集会会長から,詳しくは審議事項で述べるが,新型コロナウイルスのために根本的な見直しをはかっていることが報告された。
6)地方会の活動について
- 事務局竹下清日氏より,各理事には所属する各地方会に関する情報や,理事会で諮る必要のある検討事項があれば,今後の理事会で提示してほしい旨の説明があった。
- 九州地方会はオンラインで役員選挙を実施中であることが報告された。
- 深井喜代子理事長から理事は各地方会に必ず入ることとなっている旨の説明があった。
7)その他
2.審議事項
1)委員会委員の選任について(資料6)
資料6にそって各委員会委員が承認された。
- 編集委員会
深井喜代子理事長より,委員は会員・評議員から構成するものであるが,学会をより活発にしていくために,非会員にも入会していただいて委員会を構成していくこと,編集委員として適任者がいれば推薦してほしいこと,そのため入会手続き中の方がいるが承認してほしい旨の説明があり承認された。
- 研究倫理委員会
承認された。
- 国際活動推進委員会
承認された。
- 大規模災害支援事業委員会
承認された。
- 広報委員会
承認された。今後状況により増員することも承認された。
- 看保連ワーキング
承認された。
2)実践研究活動推進ワーキンググループの設置について
- 深井喜代子理事長から,活動内容と構成理事について説明があり,将来構想委員会規程第3条5のワーキンググループとして設置することが提案され,設置が承認された。
3)会員総会の開催方式について
- 深井喜代子理事長から,会員総会では「名誉会員の承認及び学術集会長の選出」を審議することになっているが(定款第29条2),今年は名誉会員の該当がなく,学術集会長の選任もないため,報告事項のみとなることが説明された。
- 学術集会がWeb開催となったことにより,学術集会における会員総会の集合開催ができないため,会員に郵送で「書面による報告とすること」を連絡し,Webサイトまたは会員マイページから会員総会報告資料を確認してもらうことが承認された(会員マイページは全員に設定されておりメールアドレス登録の有無に関係なくアクセスできる)。
- 総会報告資料の閲覧確認,会員の意見の収集については,資料を読んだら会員マイページなどで「みました」とチェックし,「意見」があればその下に入力してもらう方法とすることや,郵送による応答とするなどの意見が出され,最終的には将来構想検討委員会で検討することとなった。
4)第47回学術集会の開催方式について
- 塩飽仁第47回学術集会会長から,2021年8月21日,22日開催予定で仙台国際センターを予約しているが,新型コロナウイルス感染症,オリンピック延期に伴う宿泊・移動(新幹線,飛行機)の困難に関する懸念があり,学術集会側としては最大限のリスクの回避のためWeb開催にしたいと考えていること,学術集会の日程と開催方法,安全策を講じる方策に関する学会の方針を決めていただきたいことが説明された。
- 全対面の開催ではなく,Web開催かハイブリット開催(人数制限など感染防止策を講じて一部企画を対面で開催し,Web視聴も可能な方法)がよいという意見が出され,同日程で,一部現地集合という方法を取り入れる可能性を含めて基本的にはオンライン開催とすることが決定した。
- 深井喜代子理事長から,同じ学術集会で参加方法による参加費の差が生じるのは望ましくないこと,Web参加によるメリットがあれば,現地集合に参加できずWeb参加となっても参加費は同じでもよいのではないかという見解が示された。
5)編集委員会の活動計画について(資料2の審議事項)
- 編集委員の増員について
編集委員会委員長法橋尚宏理事(以下,法橋尚宏委員長)から編集委員として適任者の増員をはかることが説明され承認された。
- 利益相反(経済的利益相反と責務相反)の修正について
法橋尚宏委員長から,本学会の利益相反は経済的利益相反のみの内容になっているが,論文投稿にあたっては責務相反に関する懸念もあることから,責務相反の内容を「『日本看護研究学会雑誌』利益相反自己申告書」に追記したいことが説明された。
研究倫理委員会委員長高見沢美恵子研究倫理委員会委員長から,責務相反の審査は基準が難しいことから,本学会の自己申告書は経済的利益相反に絞った経緯があることについて説明があった。また,「有」とする基準を投稿者にわかりやすく提示する必要があること,「有」と書かれた場合に審査するためには具体的な責務相反の説明が必要であると意見があった。これに対して,法橋尚宏委員長から自己申告書の「利害関係の存在やその発生が懸念される事項など」の説明書きがこれに該当するであろうことと,その判断は各大学によって異なるため具体例の記載は難しいこと,明らかに論文の内容を歪曲するような内容があれば審議すること,「有」の場合は,その内容を自己申告書の右列に具体的に記載する欄があるので,これで対応できるのではないかとの回答があった。高見沢恵美子理事からは,「利害関係の存在やその発生が懸念される事項など」の内容を申告者がわかるようにもう少し丁寧に書いてほしいと要望があった。
学会として責務違反の自己申告を求めることは重要であることから,その定義や審査基準の詳細については編集委員会と研究倫理委員会が協議して検討することとして,自己申告書の修正は承認することとなった。修正文については後日,法橋尚宏委員長から提示される。
- 「新型コロナウイルス感染症と看護学」の論文募集について
法橋尚宏委員長から新型コロナウイルス感染症に関する研究成果を速やかに公表するために,事例研究を含めて新型コロナウイルス感染症に関連する論文を急募して,迅速な査読のもとに掲載したいことが承認された。
雑誌投稿規程に「編集委員会により依頼したものは非会員であってもかまわない」とあること,今回の取り組みは学会が企画する特集論文の募集として扱うことから,これを準用して,筆頭者以外は非会員であっても可とする提案があり,承認された。
- オンライン英文誌の発刊について
法橋尚宏委員長より,PubMedへ掲載される英語論文を増やすために,PubMedへの掲載を目的とした学会発行の英文誌を2021年度に発刊する必要があること,PMCへの申請代行サービスは2社に絞って検討していること,それらの遂行のためには2021年度補正予算としてオンライン英文誌の発刊経費(最低でも約200万円)を確保したいことが説明され,本取り組みを進めることが承認された。
- 紙面変更(44巻1号から)について
法橋尚宏委員長から,PubMedへの掲載に備えて2021年度(44巻1号)から英文を最終頁にまとめて掲載し,doiの表示形式を変更するなど紙面変更の提案があり,承認された。
6)2021年度奨学会研究募集について(資料7 -1~4)
- 奨学会委員会委員長阿部幸恵理事から2021年度の奨学会研究募集要項案,会員宛の案内文,募集の会告,申請書の修正点(提出部数変更など)について説明があり,承認された。
7)2020年度大規模災害支援事業の実施について(資料8-1~5)
- 大規模災害支援事業委員会委員長中西純子理事から,「令和2年7月豪雨」災害に対する大規模災害支援事業実施要領と,前委員長の山口桂子理事から引き継いだ課題として,本事業を必要とする看護学生に事業の情報が届いていないと思われる点があり,会員から周辺の学生や学生支援部門への情報提供を依頼する文章を追加したことが説明され,実施要領が承認された。
- 申請書について,応募者から提出書類が多いと意見があり,審査する側からは罹災状況が分かりにくいという指摘があったことから様式を見直した旨の説明ののちに修正案が提案され,「7.推薦理由」に「収入減・支出増に関する状況等に照らして」を追加することが承認された。また,罹災者(地)が保護者(保護者居住地)である場合に書きにくい項目があるため,申請様式の添付書類の状況「②居住地証明」を削除して罹災者(地)との関係を記載してもらうよう選択肢を変更するなど修正したいこと,この修正は委員会に一任されたいと説明があり,承認された。
- 申請期日は,罹災証明書などの発行手続きができる時期を見越して10月末とし,11月理事会で1回目の決定を行い,以降はその後の状況に応じて承認を受けていくことが説明され承認された。
- 提出書類の「居住地域証明書」を削除することに伴い,「大規模災害支援事業委員会施行細則」の必要書類の該当箇所も修正することが承認された。
- 会員宛の「大規模災害支援事業実施に伴う支援金のご寄附のお願い」についての文案が提示され,承認された。寄付依頼は急がないので8月末の会員総会の案内郵送時に払込票と一緒に同封し会員に送付する。
8)国際活動推進委員会規程の改定について(資料9)
- 国際活動推進委員会委員長岡美智代理事から3条4の文言を「委員に欠員が生じた場合,これを補充し」から「委員に欠員が生じた場合,これを補充することができるが,」に変更する提案があり,承認
された。
- 深井喜代子理事長から,他の委員会規程の同内容の文面をあわせて改定する提案があり,編集委員会,研究倫理委員会,広報委員会の委員会規程を改定することが承認された。
9)オンライン会議システムの契約について
- 前回理事会で宮腰由紀子理事長から提案があったオンラインミーティングシステムを学会として契約する件について検討し,承認された。
10)その他
①入会申込理事会承認(資料10)
- 深井喜代子理事長から38名の入会申請者リストの説明があり,承認された。資料は各自でシュレッダーで破棄することが依頼された。
②その他
- 会員数減少対策について
深井喜代子理事長から,会員数が2015年4月をピークに,その後徐々に減少していることについて課題があるとの考えが示され,これに伴い,年会費の値上げ,若い人に入っていただけるように学生会費の新設などについて検討したい旨の説明があった。
学会費だけでなく,会員に還元される学会活動を活発にするなど将来構想とともに検討する必要があるとの意見があり,将来構想とともに検討することが承認された。
第3回理事会予定 2020年11月29日(日)13:00~
第4回理事会予定 2021年2月28日(日)13:00~
以上