学会からのお知らせ

日本看護研究学会主催から会員の皆様に向けて情報を発信しております。

第109号 (平成30年9月20日発行)

第45回学術集会開催のご挨拶

一般社団法人
日本看護研究学会第45回学術集会
会長 泊 祐子
(大阪医科大学看護学部 教授)

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。伝統ある一般社団法人 日本看護研究学会の第45回学術集会の会長を拝命し,大変光栄に存じます。会員の皆様に心より感謝申し上げます。
 第45回学術集会を2019年8月20日(火)~21日(水)の2日間にわたり,大阪国際会議場にて開催させていただくこととなりました。会員の皆様をはじめ,多くの方々のご参加を賜りたく,ここに謹んでご案内申し上げます。
 本学会の前身である四大学看護学研究会は4つの国立大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程の教員の先生方の勉強会から発足した日本で最初の看護の学会です。当時看護系大学はわずか10校足らずでした。現在,270校を超え看護基礎教育の大学化が当たり前となり,看護職の専門性の強化や役割拡大が求められ,大学院教育も発展し専門看護師(CNS)養成もすでに20数年になります。
 この40数年の看護学の発展を見ると看護教育の高度化に伴い,確かな実践知や多くの研究成果が積み重ねられていますが,それらの看護実践や研究成果をどのように社会に発信し,価値づけができるのかを第45回学術集会では考えたいと思います。そこで,本学術集会のメインテーマを『研究成果をためる,つかう,ひろげる─社会に評価される看護力─』としました。臨床で埋没している正当な看護力を可視化し,それを一過性に終わらせず,継続させていくためには,どのようにすればよいのかを参加者の方々と熱く語り合いたいと考えております。
 学術集会のプログラムでは,基調講演として広井良典先生(京都大学こころの未来研究センター)に「ケアの科学と政策(仮)」,特別講演として鯨岡俊先生(京都大学名誉教授)に「質的研究の構築と発展─理論から実践へ─」,教育講演として新谷歩先生(大阪市立大学大学院教授)には「臨床研究データの集積と活用法」,さらには,産官学の連携によりブランディング事業を展開している江川隆子先生(関西看護医療大学学長)に「産官学連携による研究成果をつくり,つかう,ひろげる」,神田清子先生(群馬大学教授)には「看護ガイドラインの基盤となる研究成果の活用と構築」についてご講演をいただきます。
 シンポジウム1では,特に,社会に見える形で実践活動をされている方々に「社会にひろげる看護の成果・知恵・経験」を,また,シンポジウム2では,「診療報酬につながる研究成果の示し方,つかい方」を討論していただき,研究成果および実践知をためる,つかう,ひろげる,をご参加の皆様と考えたいと思います。
 会員の皆様には,日ごろの研究成果をご発表いただき,討論を通して次につながる研鑽の場にしていただきたいと思います。
 参加者の皆様にとって有意義な2日間になるように万全の準備を整えてまいりたいと存じます。多くの皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。

なお,大学院生等若手研究者向けの「質的研究方法」と「量的研究方法」の2つの研究セミナーを学術集会前日の午後に企画しております。ご関心をおもちの方は,是非こちらにもご参加いただければと存じます。

謹 白

一般社団法人日本看護研究学会 平成30年度第1回臨時理事会 議事録

本理事会は一般社団法人日本看護研究学会定款第23条第2項に基づき理事総数22名および監事2名全員の同意により開催された。
下記の議案に関して,理事全員が同意書もしくは電磁的記録により同意の意思表示をするとともに,各々の監事からは異議が述べられなかったため,定款第23条第2項に基づき,各議案を可決する旨の理事会の決議があったとみなされた。これを証するため,本議事録を作成する。

日 時 平成30年5月7日(月) ※本理事会の決議があったとみなされる日
場 所 書面による
出席者 【理事】川口孝泰理事長,本田彰子副理事長,宮腰由紀子副理事長,岩本幹子理事,石井範子理事,荒木田美香子理事,青山ヒフミ理事,法橋尚宏理事,中西純子理事,前田ひとみ理事,村嶋幸代理事,良村貞子理事,吉沢豊予子理事,神田清子理事,吉田澄恵理事,安藤詳子理事,山口桂子理事,任和子理事,山勢博彰理事,宇佐美しおり理事,佐藤政枝理事,塩飽仁理事
【監事】松田たみ子監事,渡邉順子監事
議 案 第1号 平成30年度予算案について
     添付資料の内容で同意する。
議事録作成に係る職務を行った理事氏名 佐藤政枝

一般社団法人日本看護研究学会 平成30年度第2回臨時理事会 議事録

本理事会は一般社団法人日本看護研究学会定款第23条第2項に基づき理事総数22名および監事2名全員の同意により開催された。
下記の議案に関して,理事全員が同意書もしくは電磁的記録により同意の意思表示をするとともに,各々の監事からは異議が述べられなかったため,定款第23条第2項に基づき,各議案を可決する旨の理事会の決議があったとみなされた。これを証するため,本議事録を作成する。

日 時 平成30年5月9日(水) ※本理事会の決議があったとみなされる日
場 所 書面による
出席者 【理事】川口孝泰理事長,本田彰子副理事長,宮腰由紀子副理事長,岩本幹子理事,石井範子理事,荒木田美香子理事,青山ヒフミ理事,法橋尚宏理事,中西純子理事,前田ひとみ理事,村嶋幸代理事,良村貞子理事,吉沢豊予子理事,神田清子理事,吉田澄恵理事,安藤詳子理事,山口桂子理事,任和子理事,山勢博彰理事,宇佐美しおり理事,佐藤政枝理事,塩飽仁理事
【監事】松田たみ子監事,渡邉順子監事
議 案 第1号 定款施行細則の改定について
     別紙通りの改定について同意する。
議事録作成に係る職務を行った理事氏名 佐藤政枝

一般社団法人日本看護研究学会 平成30年度第1回理事会 議事録

日 時 平成30年5月20日(日)10:30~11:30
会 場 東京医科歯科大学 3号館18階 保健衛生学科講義室1
出 席 川口孝泰,本田彰子,宮腰由紀子,岩本幹子,石井範子,荒木田美香子,青山ヒフミ,法橋尚宏,中西純子,前田ひとみ,良村貞子,神田清子,安藤詳子,山口桂子,任和子,山勢博彰,塩飽仁,佐藤政枝(以上,常任理事・理事18名)
松田たみ子,渡邉順子(監事2名),泊祐子(第45回学術集会長)
欠 席 村嶋幸代,吉沢豊予子,吉田澄恵,宇佐美しおり
陪 席 竹下清日,海老根潤(ガリレオ社)
議事進行 理事長 川口孝泰
書 記 佐藤政枝

【配布資料】

1.会員動向報告
2.編集委員会資料
3.地方会を学会本体事業に取り組む場合に必要な作業
4.看保連研究助成 研究成果報告書
5.第45回学術集会のご案内
6.看護系学会等社会保険連合(看保連)社員総会 議事次第
7.決算報告書(一般会計)
8.保有銀行口座の再編と印鑑・トークン管理の分担について
9.入会申込理事会承認一覧(回収資料)
番号なし 平成29年度第5回理事会議事録
     平成29年度第5回常任理事会議事録 ※常任理事のみ
     平成30年度第1回臨時理事会議事録
     平成30年度第2回臨時理事会議事録
     別紙:将来構想検討委員会資料
     別紙:第44回学術集会報告
     別紙:学会ウェブサイトリニューアル案
     別冊:平成30年度定時社員総会(資料)

川口孝泰理事長挨拶

川口理事長より,挨拶があり,議事が開始となった。

1.議事録の確認

1)平成29年度第5回常任理事会・理事会
2)平成30年度第1回,第2回臨時理事会(書面)

事前に配信済みの議事録について,再確認の依頼があった。

2.報告事項

1)会員数の動向(資料1)

総務担当・本田副理事長より,資料に基づき,会員数の動向および会費納入状況について報告があった。2018年5月14日現在の会員総数は6,140名(内訳:名誉会員15名,評議員165名,一般会員5,960名)であり,2018年5月14日入金分までの会費納入率は61.7%であることが報告された。

2)委員会報告
(1) 編集委員会(資料2)

委員長・法橋理事より,資料に基づき,下記の点が報告された。
① 学会誌編集の進捗状況について,
現在,41巻1号まで発行済みであり,J-STAGEでも順次公開されている。また,10本がオンラインファーストで公開されており,うち8本が41巻2号(6月20日)に掲載予定である。既にアクセプト済みの論文は27本あり,校正作業に概ね5ヶ月程度を要する見込みである。2016年度以前に投稿された論文はすべて処理済みである。
② 任期終了の査読者名について
本日付で任期が終了する専任査読委員(318名)と臨時査読委員の氏名を,41巻2号に掲載予定である。
③ MedicalFinderの契約中止について
医学書院との契約中止に伴い,5月1日に学会webサイトからリンクが削除された。
④ 専任査読委員の委嘱について
367名(継続:306名,新規:61名)に依頼し,受諾は238名,辞退は40名であった。未だ返信のない89名に対しては再確認の予定である。今回より設定した査読委員の資格要件については,若干名から個別の問い合わせがあったが,当初懸念していたような問題は生じなかった。
⑤ 学術集会抄録号のJ-STAGEでの公開について
20巻3号以降のJ-STAGEでの公開は,3年計画で進められることが決まっており,現在は39巻3号まで公開済みである。
⑥ 第44回学術集会での特別交流集会について
『研究成果を眠らせないで,学会発表後に論文化するためのノウハウ』というテーマで特別交流集会を開催する。
⑦ 過去4年間の学術誌のリノベーションについて(総括)
2014年5月18日に新体制がスタートし,「電子投稿システム(ScholarOne Manuscripts)の導入」,「オープンアクセスジャーナル化(J-STAGEでの無料公開および情報源の一本化)」,「オンラインファースト(早期公開)の導入」,「電子付録の掲載開始」,「doi(digital object identifier)の付与」,「過去の全冊子体の電子アーカイブ化(学会webサイトでの無料公開)」,「英語論文の受理開始」,「雑誌投稿規程等の整理(利益相反の開示の義務化,著者貢献度の明示化,全論文における英語抄録の必須化)」,「研究倫理審査委員会承認の確認強化」,「選任査読委員と臨時査読委員制度の充実化」に取り組んだ。Pubmedへの掲載については,次期委員会に引き継ぐ課題である。

(2) 奨学会委員会(別冊:平成30年度定時社員総会(資料)p.80)

委員長・石井理事より,資料に基づき,平成30年度の授与者が決定し,第44回学術集会にて授与式が執り行われることを,社員総会にて報告する旨が説明された。

(3) 学会賞・奨励賞委員会(別冊:平成30年度定時社員総会(資料)p.68)

委員長・荒木田理事より,資料に基づき,平成29年度受賞候補者(学会賞1名,奨励賞5名)について社員総会にて審議となる旨が確認された。今後の課題として,学会賞の意味合いや位置づけが当初から変化してきている経緯があり,これらを踏まえた再検討が必要であることを次期委員会に申し送っていきたいとの報告があった。

(4) 将来構想検討委員会(別紙:将来構想検討委員会資料,資料3)

委員長・川口理事長より,資料に基づき,2017年度改革プランの進捗結果と次期委員会への引継ぎ事項について説明された。会員のメールアドレスの把握,webページのリニューアル,学会事務局の業務委託の3項目に関してはほぼ完了しており,次期委員会への引き継ぎ事項として,「委員会組織の見直し」,「地方会組織の位置づけの見直しと改革」,「社会貢献事業の検討」,「利益相反に関する指針作成」が挙げられた。具体的な提案としては,次期委員会にて,現地方会や会員を対象とした地方会のあり方に関する意向調査,定款(第2条,第3条)の検討,地方会と選挙の区分けの見直しの3点を挙げて引き継ぐことが説明された。
なお,資料3については,これまでの審議内容を踏まえて事務局が作成したものであり,備忘録として次期委員会に申し送ることが説明された。

(5) 研究倫理委員会(資料なし)

委員長・青山理事より,外部委員2名を含めて構成される第1回研究倫理審査委員会を5月18日に開催し,1件の申請案件について審査を行った結果,内容の大幅修正が必要であり「条件つき承認」の扱いも難しいことから,再申請を促す審査結果を戻すことが報告された。

(6) 国際活動推進委員会(資料なし)

委員長・前田理事より,学会webページの英文化について,「原稿執筆要項」についてはこの後に掲載予定であること,「入会手続き」については,入会に関する新システムの導入や学会webページ改修の作業を鑑み,しばらく様子をみることが報告された。

(7) 大規模災害支援事業委員会(資料なし)

委員長・中西理事より,とくに新たな報告事項はないことが説明された。

(8) 渉外・広報(学会webページ)(別紙:学会ウェブサイトリニューアル案)

担当・塩飽理事より,資料に基づき,新しいMovable Typeへの移行作業を進めている学会webサイトのリニューアル案が説明された。また,入会手続きについては,今後,ガリレオ社のシステムを改変して使用する予定であり,見積額として55万円が提示されていること,入会手続きの具体的な方法(評議員の推薦等)についても再検討中であり,直ぐには新システムに移行することが難しい状況が補足説明された。学会ドメイン名について,「jsnr.or.jp」ではなく「jsnr.or.jp」が望ましいのとの意見があり,急ぎ現使用状況を確認し,採用可能であれば移行するとともに,しばらくはリダイレクトにて対応することが確認された。

(9) 看保連ワーキング(資料4)

担当・山口理事より,資料に基づき,平成29年度看保連研究助成成果報告書の内容が紹介された。2年間の研究成果を平成30年度診療報酬・介護報酬同時改定への提案事項の根拠として申請した結果,直接的な加算には至らなかったが,関連する小児診療改定のエビデンスとして示されたことが報告された。また,本研究は平成30年度将来構想検討委員会の事業にて継続予定であることが報告された。

3)関連会議
(1) 日本看護系学会協議会(資料なし)

担当・宮腰副理事長より,6月に社員総会が予定されていること,会費の値上げが検討されていることが報告された。

(2) 日本看護系学会協議会 災害看護連携会議(資料なし)

担当・中西理事より,とくに新たな報告事項はないことが説明された。

(3) 看護系学会等社会保険連合(資料6)

担当・山口理事より,資料に基づき,4月27日開催の社員総会について報告があった。主な報告事項として,平成30年度事業計画・予算にて,事務局正社員の新規雇用(予算約400万円計上)が報告されており,赤字決算を補填するための案として,会費の改定(値上げ)が示されたことが説明された。新会費案は,30万円(会員4,000名以上)となっており,10月の臨時総会にて決議される予定であることが補足説明された。

(4) 日本学術会議(資料なし)

担当・川口理事長より,昨年11月に第24期が始まり,3つの事業が継続されていることが報告された。また,健康・生活科学委員会において,「少子高齢社会におけるケアサイエンス分科会」が新設されたとの情報提供があった。

4)第44回学術集会について(別紙:第44回学術集会報告)

学術集会長・前田理事より,資料に基づき,プログラムについて,最終的に一般演題が305題(口演:86題,示設:219題),交流集会8題のエントリーがあったことが報告され,2日間のスケジュール案が示された。5つの学会特別企画(委員会特別交流集会)の配置について,会期中の委員会ならびに地方会の開催予定について,それぞれ確認の依頼がなされた。また,現時点での事前参加登録数は232名であり,可能な限り7月6日の期日までに事前参加登録を済ませていただきたいとの依頼があった。

5)第45回学術集会について(資料5)

学術集会長・泊会員より,資料に基づき,第45回学術集会の概要が報告された。「研究成果を─ためる,つかう,ひろげる─社会に評価される看護力」というテーマにて,平成31年8月20-21日に大阪国際会議場で開催予定であり,会場費予算を鑑みると参加者1,300名の確保が必要であるとの説明があった。会員総会の開催時間と,演題登録申込期間について質問があり,いずれも学術集会の裁量でよいことが共有された。

3.審議事項

1)平成29年度決算について(資料7,別冊:平成30年度定時社員総会(資料)p.42-65)

岩本理事より,資料に基づき,一般会計について,一般正味財産期末残高が79,634,861円であることが説明された。とくに事業費に関して,予算額と執行額に大きな差がある事業が散見されており,各委員会で執行率を確認の上,次回の事業予算を計画的に立てていただきたいとの依頼があった。

2)平成29年度会計監査報告について(総会資料p.66)

渡邉監事より,資料を基に,監査意見として「昨年に引き続き,本学会の資産をどのように活用していくかについて,会員サービス,研究支援,研究倫理啓発,社会貢献も含めた学会諸事業を活性化させるような事業計画・将来構想が求められる。特に研究倫理啓発事業および社会貢献事業については予算執行率が低い状況が見受けられ,それら事業の活性化とともに適正な予算計画・事業計画の立案と計画的な執行を目指すべきと考える。」との内容が示された。
上記を受けて,執行率の低さが活動の程度と比例するとは言い切れず,予算や時間の効率性を考慮した活動や,ボランティア的な活動等,個々の委員の努力により,結果として執行額が抑えられている現状があること,また,研究倫理委員会では,不確定な研究倫理審査会の開催を見越して予算が計上されており申請の有無によって執行率が流動的である等の意見が出された。結論として,予算執行率は100%前後で推移するのが理想であり,執行率が低いと十分な活動がなされていないようにみえてしまうことから,予算計上の段階でより具体的かつ計画的な検討が必要であることが共有された。また,今後は作業の一部を外部委託する等,予算節約よりも効果的に執行するための工夫と積極的な活動の見える化が求められるとの意見があった。

3)地方会 平成29年度活動報告・決算報告,平成30年度活動計画案・予算案について
(別冊:平成30年度定時社員総会(資料)p.10-35)

川口理事長より,5つの地方会のH29年度活動・決算報告ならびにH30年度活動計画・予算案について,社員総会までに確認するようにとの依頼があった。

4)保有銀行口座の再編と印鑑・トークン管理の分担について(資料8)

事務局・海老根氏より,資料に基づき,2つの地方銀行(千葉銀行,京葉銀行)がメインバンクとなっており,それぞれ1,000万円以上の預金額があるが,事務局の窓口対応が難いこと,また万が一,銀行の破綻によりペイオフが適用された場合には一定額(1,000万円)しか補償されないことから,複数の口座をまとめる形でリスクヘッジをすることが提案された。具体的には,分散している13口座(千葉銀行,京葉銀行,三菱UFJ銀行)をメガバンクであるみずほ銀行に集約し,決済用普通預金(利息なし・銀行の破綻時には保険によって全額補償)とし,通帳は事務局で,印鑑(銀行印)については担当理事がそれぞれ管理すること,またネットバンキング管理権限は事務局で管理することが提案され,概ねこの方向性で進めることで承認された。この後,新理事会にて詳細を検討し,理事長交代に伴う登記変更の手続き完了のタイミングとして,8月の理事会にて最終決定することが確認された。なお,事務局作業の効率化を目的として,ゆうちょ銀行(振替口座)にネットバンキングの機能を追加することが事務局より提案され承認された。

5)編集委員会規程の改定について(資料2)

委員長・法橋理事より,資料に基づき,編集委員会規程(第3条(委員会)3,4,5,第5条(査読)2,3,4)の改定案が提示され承認された。特筆すべき事項としては,旧委員会から新委員会への円滑な移行を目的とした新設項目として,第3条に「5.委員は任期満了の場合においても,編集事業の円滑な運営のため,後任の編集委員長の求めに応じて,臨時編集委員として活動を一時的に行うことができる。」という文言が追加されることが確認された。一部,資料に誤植があり,社員総会では口頭にて追加説明を行うこととなった。

6)第47回(平成33年度)学術集会会長推薦について

川口理事長より,塩飽理事を推薦することが提案され承認された。

7)平成30年度社員総会準備

特記すべき事項なし。

8)その他
① 入会申込理事会承認

資料に基づき,入会希望者のリストが確認され,全員の入会が承認された。

一般社団法人日本看護研究学会 平成30年度定時社員総会 議事録

日 時 平成30年5月20日(日) 13:30~15:50
会 場 東京医科歯科大学 3号館18階 保健衛生学科講義室1

社員(評議員)160名のうち,出席72名,欠席委任状86名,合計158名で,定款第27条の評議員の過半数(81名)以上の出席により,本会は成立することが確認された。

理事長挨拶

議 長 川口孝泰理事長
書記の任命 会議開始に伴い,理事長から推薦された書記が拍手で認められた。
書 記 赤澤千春(大阪医科大学),川西千恵美(関西福祉大学)
報告事項
1.会員数の動向について(本田彰子副理事長) 資料pp.2-3

社員総会資料に沿って,平成30年4月1日現在,会員総数6,029名(名誉会員15名・評議員165名・一般会員5,849名)であること,平成29年度新入会員数401名,退会者数599名,平成30年度新入会員数79名であること,平成29年度会費納入率が92.4%であったことが報告された。また,会員数の推移は,資料p.3に記載のとおりである。

2.第5回評議員・役員選挙(平成29年)について(本田彰子副理事長) 資料pp.4-7

第5回評議員・役員選挙が実施され,評議員選挙の投票率は24.3%であった。評議員のうち新任は資料pp.4・5に,新理事10名は資料p69に記載のとおりである。

3.平成29年度委員会報告

・編集委員会(法橋尚宏理事) 資料pp.8-9
平成29年度は,40巻1-5号を発行し,掲載論文数36編で資料p.8に記載のとおりである。2018年度分としてオンラインファーストでJ-STAGEに10本公開済である。学会HPからJ-STAGE上へリンクされるようになった。また,現在27本がアクセプト済みである。原稿受付結果状況は,資料p.9のとおりであるが,査読・掲載ともにオンラインとなって大幅なタイムロスは解消されつつある。規定の一部変更が審議である。

・奨学会委員会(石井範子理事) 資料p.40
平成29年度の奨学会研究授与は,吉田祐子氏であったこと,また平成30年度の選考を行ったことが報告された。

・学会賞・奨励賞委員会(良村貞子理事) 資料p.40,p.68
資料p.68のとおり,平成29年度学会賞・奨励賞選考審査をおこなったことが報告された。対象者については社員総会内での審議となる。

・将来構想検討委員会(川口孝泰理事長) 追加資料1
会員のメールアドレスの把握と学会HPからJ-STAGE上へリンク等行った。
引き続き,学会HPのリニューアルを行っている。ウエブサイトのリニューアルは,追加資料1のとおり,PCとスマホの両方を検討中である。
地方会の位置づけについて本会の目的・事業内容と合わせて検討してく必要があること,学会自体の利益相反の指針等の検討が必要であることなど,2018年度に引き継いでいく旨が報告された。

・研究倫理委員会(青山ヒフミ理事) 資料p.40
第43回学術集会において啓発事業を行い,40名の参加があった。
研究倫理審査受け付けに関して3件の問い合わせがあり,そのうちの1件について審査をし,再申請となったことが報告された。

・国際活動推進委員会(前田ひとみ理事) 資料p.40
第43回学術集会において,今野理恵氏(関西国際大学)を講師に,特別交流集会を開催,HPを英文化,イヤーブックを4件発行したことが報告された。イヤーブックは,学会誌に英文での投稿が可能になったことから2017年度で終了となる旨報告された。

・大規模災害支援事業委員会(中西純子理事) 資料
平成29年度は大規模災害支援事業としての支援はなかったことが報告された。規定の一部変更が審議である。

・渉外広報(ホームページ)(塩飽仁理事)
将来構想で理事長報告済みで,特になし

4.第44回学術集会について(前田ひとみ学術集会会長)

日程は平成30年8月18~19日で,一般演題305,232名の事前参加申し込みがあるが,できるだけ,事前参加申し込みをお願いしたい旨,報告された。

5.第45回学術集会について(泊祐子学術集会会長)

日程は平成31年8月20~21日開催予定である旨,報告された。

6.その他

・日本学術会議について(川口孝泰理事長)
日本学術会議の正会員として看護学分野から2名が出ている。これまで看護分科会では,看護学の高度実践化に対応した提言とうことで,「ケアサイエンス」という新しい科学の必要性が「学術の動向」に掲載されたことで,他の学問分野にもその必要性が認識され,「少子高齢社会におけるケアサイエンス分科会」へと,分科会レベルに格上げされた。
その他,看護学分科会では前期に引き続き,高度実践看護師に関わる検討班,地域創生に関わる検討班,およびケアサイエンスに関する検討班の3班で,これまで通りの活動が進められている。

・日本看護系学会協議会の活動について(宮腰由紀子副理事長)
学術会議と共催で年3回ほど講演会を行い,医療安全にも力を入れている旨報告があった。6月の社員総会で活動費について審議が行われる予定である。

・看護系学会等社会保険連合(看保連)の活動について(山口桂子理事) 資料p.40
診療報酬のあり方委員会への出席,診療報酬・介護報酬同時改訂に向けての2プロジェクト活動の調査により,小児関連の増額部分に結びつく傾向があったこと,また,平成30年度の看保連の事業として常勤の職員雇用,看護協会へ家賃支払い等が決定された旨報告された。今後会費の値上げの審議がされる。

・地方会の活動について
平成29年度事業報告・会計報告・会計監査報告,平成30年度事業計画・予算・補助金使用予定計画が報告された。
      北海道(良村貞子理事) 資料pp.10-15
      東海(山口桂子理事) 資料pp.16-21
      近畿・北陸(上野栄一評議員) 資料pp.22-26
      中国・四国(中西純子理事) 資料pp.27-30
      九州・沖縄(楠葉洋子評議員) 資料pp.31-35

審議事項

1.定款施行細則・規程改定について

・法橋尚宏編集委員長より,編集委員会規程第3条,5条に関する改定案の説明があり,拍手で承認された。 資料p.36
主に,3条は,任期終了後もつつがなく編集作業等を継続するために1ケ月程度,現委員の仕事の継続を依頼することを規程に明示した。
5条は,査読が学会メンバーでは査読が困難な場合に依頼する臨時査読委員に関して規程に明示した。

・中西純子大規模災害支援事業委員長より,大規模災害支援事業委員会規程 第4条(活動事項)・第5条(資金)の改定案の説明があり,拍手で承認された。 資料p.37
実態に合わせた,文言の整理である。
合わせて,「大規模災害」を定義し,これまでの募集要領を「大規模災害支援事業委員会施行細則」として定めたことが報告された。

・川口理事長より
定款施行細則 第2章 第3条(委員会)に関して 資料p.39
社員全員にかかわる重要案件以外は,委員会規程変更の議決を,「社員総会」から「理事会」に変更したい旨,川口理事長から説明があり,拍手で承認された。

2.平成29年度事業報告について(本田彰子副理事長) 資料pp.40-41

社員総会資料に沿って,平成29年度の事業報告がなされた。拍手により賛成多数で承認された。

3.平成29年度一般会計・特別会計決算報告について(岩本幹子理事) 資料pp.42-65

社員総会資料に沿って,一般会計・特別会計決算報告について説明された。拍手により賛成多数で承認された。

4.監査報告について(渡邉順子監事) 資料pp.66-67

社員総会資料に沿って,平成29年度の会計監査報告がされ,いずれも適正であることを認めることが報告された。昨年から引き続き,様々な努力により,事業経費の縮減が進んだが,今後の課題としてそれにより生まれた財源をどのように生かすか,執行率が低い委員会等も含め,学会諸事業を活性化させるような事業計画・将来構想の検討を期待する旨が説明された。
また,資料p.67の税理士の会計調査報告書について代読された。
拍手により賛成多数で承認された。

5.学会賞・奨励賞 推薦について(良村貞子理事) 資料p.68

規程(p.94)に従い,学会賞は,筆頭著者への授与であるため堀田涼子氏とした。
奨励賞は,論文であるため,下記5本とした旨報告された。

6.役員の選任について 資料p.69
7.名誉会員の推薦について 資料p.70

紙屋克子氏了解の元,推薦され,拍手により賛成多数で承認された。

理事会報告

1.平成30年度事業案について(本田彰子副理事長) 資料pp.71-72

社員総会資料に基づいて報告された。

2.平成30年度予算案について(岩本幹子理事) 資料pp.73-79

社員総会資料に沿って,平成30年度予算案が報告された。これまでの学術集会抄録のJ-STAGE公開3年計画の初年度として予算の計上が始まった。またホームページのリニューアル等により,単年度としては赤字になる旨,説明された。

3.奨学会研究費授与候補者について(石井範子理事) 資料p.80

5件の応募があり,審査・選考した結果,近藤由香氏に授与が決定したことが報告された。

4.第47回(2021年)学術集会会長推薦について(川口孝泰理事長)

塩飽仁理事(東北大学)に決定した旨報告された。

5.その他

新理事長宮腰由紀子氏より,挨拶があった。

以上

一般社団法人日本看護研究学会 平成30年度第3回臨時理事会 議事録

本理事会は一般社団法人日本看護研究学会定款第23条第2項に基づき理事総数22名および監事2名全員の同意により開催された。
下記の議案に関して,理事全員が同意書もしくは電磁的記録により同意の意思表示をするとともに,各々の監事からは異議が述べられなかったため,定款第23条第2項に基づき,各議案を可決する旨の理事会の決議があったとみなされた。これを証するため,本議事録を作成する。

日 時 平成30年6月29日(金) ※本理事会の決議があったとみなされる日
場 所 書面による
出席者 【理事】宮腰由紀子理事長,安藤詳子副理事長,深井喜代子副理事長,阿部幸恵理事,石川ふみよ理事,宇佐美しおり理事,岡美智代理事,岡田由香理事,神田清子理事,工藤せい子理事,工藤美子理事,国府浩子理事,佐藤洋子理事,鈴木みずえ理事,祖父江育子理事,高見沢恵美子理事,任和子理事,山口桂子理事,山勢博彰理事,吉沢豊予子理事,吉田澄恵理事,良村貞子理事
【監事】西田真寿美監事,渡邉順子監事
議 案 第1号 一般社団法人日本看護研究学会第45回学術集会参加費について以下の通りとすることを承認する。
  事前 当日
会 員 10,000円 12,000円
非会員 12,000円 14,000円
議事録作成に係る職務を行った理事氏名 鈴木みずえ

一般社団法人日本看護研究学会 平成30年度第4回臨時理事会 議事録

本理事会は一般社団法人日本看護研究学会定款第23条第2項に基づき理事総数22名および監事2名全員の同意により開催された。
下記の議案に関して,理事全員が同意書もしくは電磁的記録により同意の意思表示をするとともに,各々の監事からは異議が述べられなかったため,定款第23条第2項に基づき,各議案を可決する旨の理事会の決議があったとみなされた。これを証するため,本議事録を作成する。

日 時 平成30年6月29日(金) ※本理事会の決議があったとみなされる日
場 所 書面による
出席者 【理事】宮腰由紀子理事長,安藤詳子副理事長,深井喜代子副理事長,阿部幸恵理事,石川ふみよ理事,宇佐美しおり理事,岡美智代理事,岡田由香理事,神田清子理事,工藤せい子理事,工藤美子理事,国府浩子理事,佐藤洋子理事,鈴木みずえ理事,祖父江育子理事,高見沢恵美子理事,任和子理事,山口桂子理事,山勢博彰理事,吉沢豊予子理事,吉田澄恵理事,良村貞子理事
【監事】西田真寿美監事,渡邉順子監事
議 案 第1号 本理事会は編集委員会,研究倫理委員会,大規模災害支援事業委員会,看保連ワーキングの各委員,および総務・渉外協力員を別添名簿のとおり承認する。
議事録作成に係る職務を行った理事氏名 鈴木みずえ