日本看護研究学会主催から会員の皆様に向けて情報を発信しております。
日 時 | 平成30年1月21日(日) 13:00~16:25 |
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会 場 | 東京八重洲ホール 611会議室 |
出 席 | 川口孝泰,本田彰子,宮腰由紀子,石井範子,法橋尚宏,中西純子,前田ひとみ,山口桂子,塩飽仁,佐藤政枝,良村貞子,神田清子,吉田澄恵,安藤詳子,宇佐美しおり(以上,常任理事・理事15名),松田たみ子,渡邉順子(監事2名) |
欠 席 | 岩本幹子,荒木田美香子,青山ヒフミ,村嶋幸代,吉沢豊予子,任和子,山勢博彰 |
陪 席 | 竹下清日,上原孝之(ガリレオ社) |
議事進行 | 理事長 川口孝泰 |
書記 | 佐藤政枝 |
(順不同・敬称略)
1.会員動向報告
2.平成29年度上半期決算報告書
3.第5回評議員選挙報告
4.編集委員会資料
5.将来構想検討委員会資料
6.国際活動推進委員会資料
7.第43回学術集会 決算書案
8.平成30年度奨学研究選考経過及び授与候補者について
9.大規模災害支援事業委員会規程(改定案)・施行細則案
10.学会事務局委託業務契約改定に向けた概算見積書
11.平成30年度事業計画(案)
12.平成30年度予算(案)
13.入会申込理事会承認一覧(回収資料)
14.学会ウェブサイト リニューアル案
番号なし 平成29年度 第3回理事会議事録(案)
番号なし 平成29年度 会員総会議事録(案)
番号なし 平成29年度 第2回臨時理事会(書面)議事録
番号なし 平成29年度 第3回臨時理事会(書面)議事録
別紙:第43回学術集会実施報告
川口理事長より,挨拶があり,議事が開始となった。
1)平成29年度 第3回理事会
2)平成29年度 第2回臨時理事会(書面)
3)平成29年度 第3回臨時理事会(書面)
上記,メール配信にて確認済みの議事録の内容が再確認された。
4)平成29年度 会員総会
議事録の内容が確認された。
1)会員数の動向(資料1)
総務担当・本田副理事長より,資料に基づき,会員数の動向および会費納入状況について報告があった。2018年1月21日現在の会員総数は6,456名(内訳:名誉会員15名,評議員165名,一般会員6,276名)であり,2018年1月10日入金分までの会費納入率は約85%であることが報告された。
2)平成29年度上半期決算・会計監査報告(資料2-1,2,3,4)
会計担当・岩本理事に代行して宇佐美理事からの挨拶があり,事務局担当・竹下氏より,資料に基づき,上半期決算・会計監査の内容が報告された。昨年度予算分の学会誌39巻5号の印刷製本費については発行遅れにより年度内に処理できず,今年度一般会計の経常費用に計上されていることが報告された。また,上半期の予算執行率は25.4%であるとの説明があった。
3)第5回評議員選挙(平成29年度)報告(資料3)
総務担当・本田副理事長より,資料に基づき,web選挙の投票率は24.3%(前回16.6%)であり,一覧の通り評議員が選出されたこと,また現在は役員を選出中であることが報告された。
4)委員会報告
(1) 編集委員会(資料4)
委員長・法橋理事より,資料に基づき,2017年の論文投稿数が106本と過去最高であること,また,その他の報告として,「日本看護研究学会雑誌のアーカイブ化の終了」,「任期終了の査読委員日本看護研究学会雑誌 Vol. 41 No. 2 2018一般社団法人日本看護研究学会々報3一覧の40巻5号への掲載」,「修正後の投稿論文チェックリスト・最終原稿チェックリスト・利益相反自己申告書の修正と仕様」,「エディターの追加(1名→2名)」,「第43回学術集会における編集委員会企画の参加状況(115名)」,「J-STAGEでの論文の公開方法」の内容が説明された。
(2) 奨学会委員会(資料なし)
委員長・石井理事より,平成30年度奨学会奨学金授与者について,1月8日に選考会議にて候補者1名を選出し,本日の理事会にて審議となる旨が報告された。
(3) 学会賞・奨励賞委員会(資料なし)
委員長・荒木田理事に代行して石井理事より,平成29年度受賞候補者について,1月8日の選考会議にて選出し,次回理事会にて審議となる旨が報告された。
(4) 将来構想検討委員会(資料5)
委員長・川口理事長より,資料に基づき,今期改革プランの進捗状況が報告された。2017年度の主な事項としては,会員への情報サービスの充実化を目指し①メールアドレスの把握(1/20現在:72%),学会webリニューアルが挙げられた。2018年度以降に継続される事項としては,学会事務局の業務委託の精査,委員会組織の再編および活動内容の見直し,地方会組織のあり方の検討,社会貢献事業の検討,利益相反に関する指針の作成が挙げられ,次期理事会の課題として継続審議が必要であることが確認された。とくに,利益相反に関する指針の作成については,5月までに方向性を提案したいとの説明があった。
(5) 研究倫理委員会(資料なし)
委員長・青山理事に代行して川口理事長より,倫理審査対象となる可能性のある案件(1件)あること,第44回学術集会にて交流集会を開催予定であり内容を検討中であることが報告された。
(6) 国際活動推進委員会(資料6)
委員長・前田理事より,資料に基づき,入会手続きおよび原稿執筆要領の英語文(案)が示された。この後,1月末まで理事会メンバーより修正等の意見を募り,その後決定とすることが説明された。イヤーブックについては,時代に即さないとの意見もあり,継続の必要性も含めて検討することが確認された。さらに,第44回学術集会での交流集会開催に向けて準備を進めていることが報告された。
(7)大規模災害支援事業委員会(資料なし)
委員長・中西理事より,審議事項にて取り扱う議題がある旨の報告があった。
(8) 渉外・広報(学会webページ)(資料なし)
担当・塩飽理事より,webページに第44回学術集会に関連するリンクを作成していること,また,11月より学会webページのリニューアルに向けての作業を進めており,スマートフォン対応により地方会の一部コンテンツの仕様が変わる可能性があること,サーバーは安価で使い勝手のよいものに移行する予定であることが報告された。
(9) 看保連ワーキング(資料なし)
担当・山口理事より,平成30年度診療報酬・介護報酬同時改定の内容について,詳細が公表され次第,メール等で情報共有すること,また,看保連からの助成を受けて実施している研究プロジェクトについては,活動を継続していくことが報告された。
5)関連会議
(1) 日本看護系学会協議会(資料なし)
担当・宮腰副理事長より,日本看護系学会協議会の活動の見直しの一環として,ニュースレター速報(2017,vol.4)にも掲載されているように,第7回理事会より,医療安全調査機構の調査部会に,各学会から委員を推薦してほしいとの依頼があり,複数名の委員選出を実現できるよう調整中であることから,要請があった場合には協力していただきたいとの説明があった。また,各学会の企画事業については学会協議会が事務的支援をする方向で調整が進んでいること,日本看護協会,日本看護系学会協議会,日本看護系大学協議会の三者間の話し合いを密にすることが提案され,その取り組みが開始されたことが報告された。
(2) 日本看護系学会協議会 災害看護連携会議(資料なし)
担当・中西理事より,災害看護に関する取り組みを実践している学会が集まり,社会貢献について話し合いを進めており,その名称が「災害における看護の学会連携会議」となったこと,また災害看護に関する具体的活動の実態を把握する目的で調査が予定されており,準備が進められていることが報告された。本年度中に調査を実施し,その結果を基に今後の活動方針を明確化していく予定であると説明があった。
(3) 看護系学会等社会保険連合(資料なし)
担当・山口理事より,上記の看保連ワーキングの内容と共に報告された。
(4) 日本学術会議(資料なし)
担当・川口理事長より,看護学分科会の主要な3つのミッションが継続されていることが報告された。
6)第43回学術集会について(資料7および別紙:第43回学術集会実施報告)
学術集会長・山口理事より,資料に基づき,第43回学術集会にて319題(口演:72題,示設:247題)の発表があり盛況のうちに閉会したことが報告された。平日開催であり,病院関係者(管理者層)からは参加が難しかったとの声が聞かれたこと,また,県内の複数の高等学校で授業日と重複しており,ナーシング・サイエンス・カフェの参加者が少数であったこと,市民フォーラムでは100名程度の参加があったことが補足説明された。収支としては,公共施設および大学キャンパスの利用により会場費を抑えることができ,正味財産期末残高は約279万円であったこと,また学術集会事業操出金を全額返還することができた旨の説明があった。
示説で5題の演題取消(連絡なし・掲示なし)があり,今後の対応として,会告にて演題取消を発表するとともに,抄録から発表者および演題を削除する予定であることが報告された。この点については,学会の倫理規定や学会員の行動規範として明文化していくことが必要との意見がだされた。
7)第44回学術集会について(資料なし)
学術集会長・前田理事より,1月23日から3月15日まで演題登録を受け付け,その後,評議員への査読および座長の依頼が行われる予定であること,また市民公開講座,日本薬理学会との共催セミナーを開催予定であることが報告された。
8)地方会の活動について(資料なし)
担当・本田副理事長より,九州・沖縄地区の選挙が1月に実施され,約39万円の補助金を支給したこと,また,近畿・北陸地区も既に選挙が終了しており,これから経費の精算が行われることが報告された。
1)編集委員会(資料4)
委員長・法橋理事より,資料を基に,下記7項目についてそれぞれ説明があり,検討を行った。
(1) 学術集会の抄録のJ-STAGEでの公開について
学術集会の抄録号(20巻3号以降:約8,000本)をPDF化してJ-STAGEで公開するか否かを検討する材料のひとつとして,正文社の見積額(約1,700万円)が示され,年間予算や業者の作業能力を考慮し4~5年計画で完了とする提案がなされた。審議の結果,抄録号を公開する方向とし,委託する作業レベルや委託先業者の選定等,予算をおさえるための追加調査を行うこととなった。
(2) 臨時査読委員の手当てについて
非会員の臨時査読委員への手当てとして,図書カード(5,000円)に変更することが提案され承認された。
(3) 雑誌投稿規程の改正について
論文投稿の際に,研究倫理審査委員会の承認書の写し(PDF)の提出を義務づけることとし,投稿規程の「4.研究倫理」の項目に,「投稿する際には,研究倫理審査委員会の承認書を電子投稿システムに登録する。」の一文を加筆することが提案され承認された。
(4) 原稿執筆要項の改正について
「1.投稿の際の電子書式等について」の項目に,「6.数式については,Microsoft数式を使用する。」を,「投稿時の必要情報の入力について」の項目に,「3.初稿受付後の筆頭著者と共著者の変更は認めない。」を,さらに,「9.抄録について」の項目に,「原著論文,研究報告は,英文抄録を必須とする。技術・実践報告,総説,資料・その他においても,英文抄録をつけることが望ましい。」という一文をそれぞれ追加することが提案され承認された。その他,「10.利益相反」の項目では,「利益相反状態を「利益相反の開示」として明記する。」「国や自治体から受けた研究費~該当しない。これらの~として記載する。」を追加すること,また,新たな項目として,「12.電子付録について」の内容が提案され,すべて承認された。
(5) 専任査読委員の委嘱について
専任査読委員の人員の確保および査読プロセスの質の担保を目的として,委員選定の条件が提案された。論文投稿数の増加に伴い,専任査読委員数(現在318名)が不足しており,今後50名程度の追加が必要なこと,また,査読委員の新たな条件として「研究論文10編以上を有すること」を追加し,さらには「特別な事情がない限り依頼を断らない」「査読の諾否の回答を速やかに行う」「査読の期限を守る」ことが難しい者には継続依頼しないこととしたい旨が説明された。審議の結果,専任査読委員の条件を厳しくすることは,委員数を増やすことと相反する部分もあり慎重に決定すべきとの意見がだされた。結論として,編集委員会にて再検討し次回理事会にて提案することとなった。なお,査読委員の諾否や情報登録の方法については,専用webサイトおよびScholarOneManuscriptsを活用する提案のとおり進めることで合意された。
(6) 論文の一次資料と二次資料の整理について(前回からの継続審議)
本学会が著作権を有する論文の一次資料は,既にJ-STAGEで無料公開されており,リファレンス等の訂正済みファイルを有料公開(商業利用)しているMedicalFinder(医学書院)との契約を2018年3月末で終了することが提案され承認された。
(7) 会告・会報の扱いについて(前回からの継続審議)
会告・会報は,次回公開(4月)までに掲載準備が整っている事項のみ採用することとし,それ以外のものは,以降の号で順次掲載とすることが提案され承認された。
2)平成30年度奨学会奨学金授与者について(資料8)
委員長・石井理事より,資料に基づき,5名からの応募があり選考の結果,近藤由香氏「在宅療養中の認知症高齢者の主介護者に対する呼吸法による睡眠の質改善の評価」(奨学金額50万円)を候補者として選出したことが報告され承認された。ただし,奨学会委員会作成の通知文に記載された「研究方法に関する提言(2点)」の内容は,予算変更にも関わる指摘であり強要すべきではないという意見がだされ,審議の結果,「~のような意見がありましたので参考にしてください」等の表現に修正することとなった。
3)大規模災害支援事業委員会規程および施行細則について(資料9)
委員長・中西理事より,資料に基づき,委員会規程については現行に即した改訂案として,第4条1)および第5条の修正点が示され承認された。また,新たに作成される施行細則については,「大規模災害の定義」,「事業の実施」,「実施報告」の内容について,下線部を中心に説明と確認がなされ承認された。また,委員会規程については,次回社員総会での承認が必要であることが確認された。 4)学会ウェブサイトのリニューアルについて(資料14)
担当・塩飽理事より,資料に基づき,過去7年間の運用してきた学会ウェブサイトには現在578のコンテンツページがあり,サイトリニューアルにかかる経費の見積総額は約421万円であることが報告された。今後のスケジュールとして,4月中にスマートフォンやタブレット端末に対応可能なデザインを完成させ,5月~7月にかけて安価なサーバーへの移行作業を行い,8月に内容および動作の検証を経て,順調に進めば9月~10月に公開できる予定である旨の説明があった。以上,見積額および作業プロセスについて承認された。なお,各委員会の関連ページについては,途中段階でデザインや構成等を確認する必要があるとの意見がだされ,その手順を経ることで合意された。
5)第43回学術集会決算について(資料7)
学術集会長・山口理事より,残額の約270万円について,本学術集会の査読から運営すべてに全面協力してくださった東海地方会に150万円,残額を大規模災害支援事業に寄付したいとの提案があり承認された。
6)学会事務局委託業務について(資料10-1,2,3,4)
川口理事長より,学会事務局業務を委託しているガリレオ社とのこれまでの話し合いの経緯が概説された。その後,ガリレオ社・上原氏より,資料に基づき,現契約と改定契約案の対照,事務局の業務体制,さらに契約改定に向けた概算見積書の内容が説明された。固定的事務委託費の見直し理由について,①契約当初には想定していなかった業務があること,②運用途中で新規業務が追加されていること,の2点が挙げられ,新規の主要な業務は,学会誌の投稿・査読に関わる支援であることが説明された。現行の業務内容(H29年度実績)により算出された固定的事務委託費の見積額は,8,219,400円(47%増)であり,現契約からの増減率(事務局管理業務:225%増,会員管理業務:89%増,会費請求業務:23%減,会計業務:20%増,発送業務:64%減,庶務業務:127%増,HP運営:100%減,合計:47%増)が一覧にて示された。また,ガリレオ社内での業務体制について,本学会の専任担当は存在しないが,各人の業務分担が明確化されたことが組織図にて示された。
審議の結果,平成30年度一般会計予算(案)によると予算的には不可能な支出額ではないが,次回理事会までに各理事からの意見を募り,改めて提案されることが説明され,継続審議となった。
7)平成30年度事業案について(資料11)
総務担当・本田副理事長より,資料に基づき,今年度からの主な変更点として,国際活動推進事業のイヤーブックの発行については廃止の方法で検討中であること,将来構想に関する事業では継続審議が進められており今後変更の可能性があること,社会貢献事業のナーシング・サイエンス・カフェは第44回学術集会では実施しない方向であること,その他の部分も検討しながら,次回理事会で確定することが提案され承認を得た。
8)平成30年度予算案について(資料12)
担当・岩本理事に代行して宇佐美理事より,資料に基づき,平成30年度予算案が説明された。また,事務局担当・竹下氏より,年会費については前年度実績を踏まえ納入率90%で算出したため減額になっていること,将来構想検討事業については活動内容が未定の部分もあり仮予算となっていること等の補足説明があった。各委員会の次年度活動計画を踏まえ予算額を更新し,次回理事会にて確定することで承認された。
9)第47回(平成33年度)学術集会会長推薦について(資料なし)
川口理事長より,5月の社員総会までには決定したいとの説明があった。
10)その他
(1) 入会申込理事会承認(資料13:回収資料)
資料に基づき,入会希望者のリストが確認され,全員の入会が承認された。
(2) 次回理事会について
3月中の開催を予定し,メールにて日程調整が行われることが確認された。
(3) その他
社員総会の日程を,5月20日を候補とすることが確認された。
日 時 | 平成30年3月21日(水) 13:00~16:30 |
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会 場 | 東京八重洲ホール 611会議室 |
出 席 | 川口孝泰,宮腰由紀子,岩本幹子,石井範子,青山ヒフミ,法橋尚宏,中西純子,山口桂子,塩飽仁,佐藤政枝,良村貞子,神田清子,宇佐美しおり(以上,常任理事・理事13名),松田たみ子(監事1名) |
欠 席 | 本田彰子,荒木田美香子,前田ひとみ,村嶋幸代,吉沢豊予子,吉田澄恵,安藤詳子,任和子,山勢博彰,渡邉順子 |
陪 席 | 竹下清日,海老根潤,上原孝之(ガリレオ社) |
議事進行 | 理事長 川口孝泰 |
書記 | 佐藤政枝 |
(順不同・敬称略)
1.会員動向報告
2.第5回役員選挙報告
3.編集委員会資料
4.第44回学術集会での奨学研究発表予定者について
5.第45回学術集会のご案内
6.近畿・北陸地方会 世話人代表選挙報告
7.平成29年度学会賞・奨励賞推薦書・申請書
8.地方会の学会内規程における位置づけについて
9.学会事務局委託業務契約改定に向けた概算見積書
10.平成29年度事業報告(案)
11.平成30年度事業計画(案)
12.平成30年度予算(案)
13.名誉会員推薦について
14.入会申込理事会承認一覧(回収資料)
番号なし 平成29年度 第4回理事会議事録(案)
別紙:日本看護研究学会 定款
別紙:日本看護研究学会 委員会組織
別紙:看保連平成29年度第1回診療報酬体系のあり方に関する検討委員会・介護報酬体系のあり方に関する検討委員会
川口理事長より,挨拶があり,議事が開始となった。
1)平成29年度 第4回理事会
メール配信済みの議事録について,内容の再確認が依頼された。
1)会員数の動向(資料1)
総務担当・本田副理事長の代行で川口理事長より,資料に基づき,会員数の動向および会費納入状況について報告があった。2018年3月19日現在の会員総数は6,489名(内訳:名誉会員15名,評議員165名,一般会員6,309名)であり,2018年3月10日入金分までの会費納入率は約86.59%であることが報告された。
2)第5回役員選挙(平成29年度)報告(資料2)
総務担当・本田副理事長の代行で川口理事長より,資料に基づき,選挙結果(投票率61.0%)として,選出理事候補者10名が報告された。
3)委員会報告
(1) 編集委員会(資料3)
委員長・法橋理事より,資料に基づき,予定通り40巻5号まで出版済みであり,論文投稿数が107本と過去最高であること,投稿数の増加を受けて専任査読委員の増員を検討していることが報告された。また11本を早期公開(オンラインファースト)しており,部分的に41巻1号に掲載予定であること,査読委員は5月で全員が任期終了するため,41巻2号に318名全員の名簿を掲載予定であることが報告された。MedicalFinderとの契約中止は円満に進み,4月末をもって終了となることが報告された。第44回学術集会にて特別交流集会を開催予定であることが報告された。
また,前回理事会にて既に審議を終えている臨時査読委員に係る編集委員会規程の改正について,次回社員総会の審議事項とすることが説明された。
(2) 奨学会委員会(資料4)
委員長・石井理事より,資料に基づき,第44回学術集会にて,平成28年度奨学研究授与者の西田千夏氏が「発達支援を要する子どもとその家族に対する看護師等支援者の内省・洞察体験の構造」について発表予定であることが報告された。
(3) 学会賞・奨励賞委員会(資料なし)
委員長・荒木田理事に代行して石井理事より,平成29年度受賞候補者について,本日の審議事項である旨が説明された。
(4) 将来構想検討委員会(資料なし)
委員長・川口理事長より,地方会のあり方等の課題に引き続き取り組んでおり,本日の審議事項となることが報告された。会員メールアドレスの調査は終了したが,さらに把握率を上げるために継続した会員への働きかけが必要であるとの発言があった。
(5) 研究倫理委員会(資料なし)
委員長・青山理事より,11月に倫理審査の申請が一件なされたが,書類内容不備のため修正を依頼し,修正後の書類を検討した結果,外部委員を含めた審査に耐え得る内容にないと判断され再度修正を依頼したとの報告があった。
第44回学術集会にて交流集会を開催予定であり,国立がん研究センター所属の候補者に依頼していることが報告された。
(6) 国際活動推進委員会(資料なし)
委員長・前田理事に代行して川口理事より,イヤーブックの廃止時期が2017年度末となることが報告された。既に学会webで廃止予定である旨を公表しており,今後は既存の発行物は閲覧可能な状態で残し,新規受付を行わないことが確認された。
(7)大規模災害支援事業委員会(資料なし)
委員長・中西理事より,新たな報告事項はないとの発言があった。
(8) 渉外・広報(学会webページ)(資料なし)
担当・塩飽理事より,webページのリニューアル作業および英語入会ページの作成を進めていること,看保連等の様々な連絡事項をあげていることが報告された。その他,委員会関連のページについては,各委員会にて確認してほしい旨の依頼があった。
(9) 看保連ワーキング(別紙:資料)
担当・山口理事より,資料に基づき,本学会から提出されたH30年度診療報酬改定に向けた要望書の評価状況が報告された。去る3/7の会議で提示された資料のとおり,本学会からの要望(p. 1:新規2),既収載4))については,今回の評価では認められなかったが,ただし,既収載4)小児に対する「定期の訪問看護基準料」の点数見直しについては,小児看護学会に問い合わせがあり対応していただいた結果,一部加算料が追加された(500円から1,000円に加算)ことが補足説明された。
次年度の看保連の研究助成の公募があり,全会員向けにメール配信にて周知した結果,4件の応募があり,理事長,副理事長,渉外担当理事による客観的評価の結果,1件を採択し,さらに診療報酬改定に伴い期待される成果を加筆していただいた上で申請に至ったことが報告された。各種の関係資料については,学会事務局で保管されており希望すれば閲覧が可能であることが補足説明された。
4)関連会議
(1) 日本看護系学会協議会(資料なし)
担当・宮腰副理事長より,①日本学術会議委員の任期終了後の交代に伴う指名理事の変更とこれに関係する定款の改正,②各種活動の活性化(医療安全推進,APN実践プロジェクト,災害看護等),③公的研究費における看護の取得割合の拡大,④参加費の値上げおよび基金化等について,次回理事会で検討される予定であることが報告された。詳細については,月末発行のニュースレターを閲覧してほしいとの説明があった。
(2) 看護系学会等社会保険連合(資料なし)
担当・山口理事より,上記の看保連ワーキングの内容と共に報告された。
(3) 日本学術会議(資料なし)
担当・川口理事長より,昨年10月より第24期が始まり,3事業が継続されることが報告された。また,健康・生活科学委員会において,「少子高齢社会におけるケアサイエンス分科会」が新設されたとの情報提供があった。
5)第44回学術集会について(資料なし)
学術集会長・前田理事に代行して川口理事長より,3/19現在演題数は230件であり,これから査読依頼に入る予定であることが報告された。交流集会については,web登録上の不具合があり0件であったが,既に修正して応募を継続している状況であり,学会企画の特別交流集会に関しては,4/20を期限に1,200字程度の抄録の提出が依頼された。
6)第45回学術集会について(資料5)
川口理事長より,資料に基づき,8/20-21に大阪国際会議場にて開催されることが報告された。学術集会長・泊会員からの報告事項として,会場費等の予算の都合上,参加人数1,500名を目標としていることが伝えられた。
7)地方会の活動について(資料6)
総務担当・本田副理事長に代行して川口理事長より,資料に基づき,近畿・北陸地方会の平成30~31年度の世話人代表選挙の概要が報告された。
8)その他
川口理事長より,報道(マスコミ)対応に関する2件の報告があった。1件は,鳥取県内の看護系大学での大学院設置認可申請に関連したNHKからの問い合わせ(必要性についての意見),もう1件は学会賞受賞論文についての朝日新聞社(香川支局)からの問合せであり(採択理由),今回は,理事長采配で対応したが,学会の総意を社会に発信することにも繋がっており,今後の対応に向けて,学会組織として回答準備を慎重に進める必要があると説明された。
1)編集委員会(資料3)
委員長・法橋理事より,資料に基づき,下記2項目について説明があり審議を行った。
(1) 学術集会の抄録のJ-STAGEでの公開について
学術集会の抄録号(20巻3号以降:8,349本)をPDF(OCR対応)化してJ-STAGEにて公開するための作業について,正文社の見積額(約1,800万円)が示され,年間予算600万円を計上し,3年間をかけて実施することが提案され,審議の結果,予算的にも妥当であり実現の方向で進めることで承認された。なお,学術集会の抄録がJ-STAGEに掲載されることについて,会員には学術集会にて周知していく必要があり,また今後は毎年60万円程度の予算計上が必要になることが確認された。
(2) 専任査読委員の委嘱について
350名の確保を目標としており,必要数に満たなければ追加依頼が必要となることが確認された。「専任査読委員」の依頼文について,「今回より,過去に論文(共著を含む)を10本以上執筆していることを条件とさせていただきます。論文とは,査読制度のある学会誌などに掲載された論文をさしますが,大学紀要は除きます」および「なお,特別な事情がない限り,査読をご依頼した際にはお引き受けくださるようお願いします。原則として,1年に論文1本のご担当を予定しております」を加えることが提案され,査読の質を担保するためには,上記のような基準が必要であることが説明された。
意見として,基準を設けることは必要であるが,基本的な考え方として,基準に満たない場合は資格なしとするのではなく,あくまでも先方に自己評価の上で判断していただけるよう,依頼する側の丁寧な説明と姿勢が重要であることが共有された。また,「論文10本以上執筆」に関しては,豊富な査読経験を活かしていただくという意味合いが伝わるような表現を工夫することが提案された。
2)平成29年度学会賞・奨励賞推薦について(資料7)
荒木田委員長に代行して委員長・石井理事より,資料に基づき,下記の6件の推薦が提案され承認された。
●学会賞(1件)
堀田涼子氏「成人期にある脊髄損傷者の職業人としての自己に対する意味づけ」
●奨励賞(5件)
玉川優芽氏「無作為比較試験による笑いマッサージのストレスに対する生理的・心理的効果」
佐々木美喜氏「産婦による分娩環境の情報の抽出と活用」
小檜山敦子氏「産褥1ヶ月の貧血非改善を妨げる影響要因」
新井惠津子氏「「リンパ浮腫患者用自己管理スキル尺度」の開発と信頼性・妥当性の検討」
田中聡美氏「病院に勤務する看護師の転職観の因子構造モデル」
3)地方会関連規定の改定について(資料8)
川口理事長より,地方会については,活性化に加えて会計・税務処理上の問題から補助事業化も含めた位置づけの見直しが必要となっていることが説明され,続いて,事務局・海老根氏より,資料に基づき,現行を踏まえた地方会関連規定の改定案について,下記のような説明があった。
本学会の特色である地方会をどのように位置づけるのか,さらなる活性化に向けてどのような仕組みが必要かを検討する際に,活動の現状や運営実態と定款および地方会関連規定の内容にかなりの開きがあり,その点で課税のリスクを抱えている。改定案は,現状および補助事業化に即した内容としている。ただし,地方会施行細則の改定案1.補助要件の「(4)役員のうち1名は当該地方会に属する本会役員であること」については,本会側からの強制力がない「連絡員として置くことができる」等の表現にとどめてもよいだろう。いずれの場合にも,改定案ではこれまで地方会が有してきた強いガバナンスが薄れる傾向にあり,本学会の特色としての地方会の活性化を考えると逆に効果的でないとの見方もある。地方会に活動の主体を移せば,本会の課税対象ではなくなる。
上記の説明に対し,地方会活動とは自発的に発足したものであり,補助事業となると本質とは違ってくるとの意見があった。さらに,別々の3つの課題(①地方会を活性化させること,②規程を現状に合わせること,③課税対象の問題をクリアすること)について,どこから解決するのか優先順位を決めてから検討を始めるべきであり,とくに活性化が目的であれば,時間をかけて話し合うべきであるとの意見も出された。また,課税対策よりもむしろ地方会への事務的な作業負担の増大や,さらなる組織基盤強化の必要性など,他に考慮すべき課題が多くあるとの意見も出された。
地方会の活動については,定款に明記しなくとも,会計上では明確にしておく必要があり,今後,事務局より各地方会の収支を調査することが提案された。これまでは,本会からの補助金分のみ収支報告を行っていたが,活動全てとなると膨大な作業となることから,各地方会の会計に十分な説明をした上で,実施までには猶予期間が必要であることが確認された。本件は,次期理事会での継続審議となることが確認された。
4)学会事務局委託業務について(資料9)
川口理事長より,資料に基づき,ガリレオ社との契約内容が提案され承認された。
5)平成29年度事業報告について(資料10)
総務担当・本田副理事長に代行して川口理事長より,資料に基づき,今年度の事業報告の内容が確認された。将来構想にアドレス調査と地方会のあり方検討を追加,編集委員会の2,3の項目を合わせて特別交流集会を追加,全体的に文言を統一し,29年度事業計画を確認の上,修正し後日改めてメール配信にて最終確認することとなった。
6)平成30年度事業計画案について(資料11)
総務担当・本田副理事長に代行して川口理事長より,資料に基づき,次年度事業計画案の内容が確認され承認された。国際交流委員会のイヤーブックの発行は削除する。学会webページの英文化は継続とする。看保連ワーキングについては年度を外し診療報酬改定等に向けての2プロジェクト活動とする。J-STAGEへの登録のための整備事業も追加する。これらを加筆した修正版を後日メール配信にて最終確認することとなった。
7)平成30年度予算案について(資料12)
担当・岩本理事より,資料に基づき,次年度予算の概要が説明された。一般会計予算書について,入会者数を500名から400名に変更したため前回より収入が減っている。Webサイトのリニューアル費用は計上済みである。J-STAGEへの公開については学会費編集事業に600万円を追加,事務局委託費も200万円を追加計上する。予備費は250万円となっているが,黒字が続いていることから会計監査で活動活発にするようにとの指摘を受けているため,今年度赤字になったとしても予算を執行していくことが報告された。その他,イヤーブックを削除,J-STAGEへの新規分登録費60万円を追加,平成29年度決算に基づき修正して最終版とすることが確認された。
8)第47回(平成33年度)学術集会会長推薦について(資料なし)
川口理事長より,東北地方での開催を視野に入れ,5月の社員総会までに決定したいとの説明があった。
9)名誉会員推薦について(資料13)
川口理事長より,資料に基づき,紙屋克子氏を名誉会員として推薦することが提案され,この後,理事長からご本人の意向を確認することで承認された。
10)その他
(1) 入会申込理事会承認(資料14:回収資料)
資料に基づき,入会希望者のリストが確認され,全員の入会が承認された。
(2) 次回理事会について
5月20日午前(社員総会前)の開催とし,メールにて時間調整することが確認された。
(3) その他
入会手続きに評議員の推薦(押印)が必要な理由について質問があり,今後不要とすることで入会がしやすくなるのではないか等の意見があった。これまでの経緯としては,会費納入や学術集会での演題取り下げ等のトラブルが生じたケースもあり,推薦者を置くことが望ましいとの判断であったが,推薦の方法も含めて,今後検討の必要があることが確認された。また,入会時の評議員の推薦については,定款に明記されており,変更の場合は改正が必要になることが事務局より指摘された。