東海地方会の学術集会に関する情報を掲載いたします。
掲載:2021年9月24日 更新:2021年10月18日 更新:2021年12月6日 更新:2022年1月20日
この度、第26回日本看護研究学会東海地方会学術集会のプランナーとして集会を企画させていただくことになりました。長引く新型コロナウイルス感染症との戦いがさまざまなところに影響を与えておりますが、この地方会を開催する頃には回復の見通しがついているのではないかと期待しております。 さて今回、この学術集会をどのような視点で進めていくか、看護学の専門家でもない私が考えるのは場違いではないかと思いましたが、思い切ってメインテーマを私の専門である人間工学にからめて「看護学と工学の接点」としてみました。 「工学」が「看護学」とどのような関係にあるのか、一口で説明するのは難しいかもしれません。しかし、今日の医療を振り返ってみると診察、検査そして治療に工学的な支援のない場面はあり得ないでしょう。同様に患者さんのケアにおいても、用いる物品や手法にローテクからハイテクに至るまでさまざまな工学的な発想が盛り込まれています。「工学」には、「ヒト」と「モノ」を巧みに操る技が存在するのかもしれません。 そこで本学術集会では、「工学」に焦点を当てて2つの講演と1つのシンポジウムを企画いたしました。最初の講演は、プランナーである私が本務校を含めて看護系の大学において人間工学の教育を行っていますが、人間工学についてご紹介したいと考えています。また2つ目の講演は、産学連携知的財産アドバイザーである黒瀬昭博氏((一社)発明推進協会)に依頼し、知的財産の基本と看護領域における知的財産の活用と看工連携についてお話しをしていただく予定です。医工連携はよく耳にしますが、看工連携は初めて聞かれる方が多いのではないでしょうか。看護領域に眠る知的財産について皆で考えてみたいと思います。ちょっとした疑問が問題解決の糸口につながり、ひょっとしたら知的財産に発展するかもしれません。そしてシンポジウムでは、看護学に工学的視点から研究を展開している東海地区の若手4人に看護学と工学の接点と連携についてそれぞれの立場から研究の動向やこれからの展望について話していただく予定です。鈴木みずえ教授(浜松医科大学)に看護学と工学の接点と連携を深めていただくようにコメンテーターを依頼いたしました。 当初、本学術集会の運営は集合対面形式も検討いたしましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮してWEB開催(ライブ配信)といたしました。また昨年に引き続き、一般演題は抄録による紙上発表とさせていただきますこと、お許しくださいますようお願い申し上げます。 皆さまの積極的なご参加をお待ち申し上げております。
Ⅰ.講演(1) 10:00-11:00 「看護大学における人間工学の教育について」 斎藤 真(三重県立看護大学)
Ⅱ.講演(2) 11:20-12:20 「看護領域における知的財産について -看工連携事業の推進-」 黒瀬昭博((一社)発明推進協会)
Ⅲ.シンポジウム 13:30-15:00 「看護学と工学の接点と連携-看護学に工学的視点からアプローチする若手研究者たち-」 市川陽子(三重県立看護大学)、稲垣圭吾(浜松医科大学)、金盛琢也(浜松医科大学)、長谷川智之(三重県立看護大学)(五十音順) コメンテーター 鈴木みずえ(浜松医科大学) 司会 斎藤 真(三重県立看護大学)
2021年10月18日(月)~ 2022年1月21日(金)必着 2022年1月31日(月)まで延長
「一般演題抄録原稿見本」「一般演題申込書」「抄録作成チェックリスト」を学術集会ホームページよりダウンロードしていただき、記入後、下記のメールアドレスへお送りください。審査の上、折り返し採否等について通知致します。 ※送付メールの件名(タイトル)には必ず、"【一般演題】"と入れて下さい。
2021年10月18日(月)~2022年2月18日(金)
参加費:会員・非会員 3,000円 学生(大学院生除く)無料 振込先:ゆうちょ銀行 口座番号:00850-7-142916 加入者名:日本看護研究学会東海地方会
〒514-0116 三重県津市夢が丘1-1-1 三重県立看護大学看護学部成人看護学 長谷川智之 第26回 日本看護研究学会 東海地方会学術集会事務局 学術集会ホームページ:https://www.jsnr.or.jp/district/tokai/meeting/gakujutu26info.html