東海地方会の学術集会に関する情報を掲載いたします。
掲載:2019年7月8日
更新:2020年1月10日
一般社団法人日本看護研究学会東海地方会会員 各位
第24回学術集会 会長 蒔田 寛子
(豊橋創造大学保健医療学部・看護学科)
急速な少子高齢化に伴い、医療介護に対する考え方も随分変化してきました。近年は地域包括ケアシステムをキーワードに、誰もが住み慣れた地域で最期を迎えることができるよう、自治体毎に、その特色にあったさまざまな取り組みが行われています。これまでも保健師の公衆衛生看護活動、訪問看護師の療養者支援等、地域での対象者支援において、看護は重要な役割を果たしてきました。病院医療から在宅医療へと変わってきている今、住民にとっての身近な医療職として、看護に求められる役割は、変化しさらに広がっていくことと思います。
また、看護の発展には、専門性を活かし担っている役割を、看護職自身も含め他職種や一般市民に認知される必要があり、そのためには言語化し明確に示さなければなりません。研究者と実践者がともに研究に取り組むことは、学問の基盤となる根拠を、実践の科学である看護学らしく、実践に即して創造することになると考えます。それは、専門職としての看護の知識と技術を論理的に説明し、看護学を学問としてさらに発展させていくことにつながります。
このような社会背景をふまえ、今回のテーマを「共に創造する看護の知 -地域を護り育む看護の力-」としました。基調講演では、在宅看護の先駆者である川村佐和子先生に、これまでの看護のあゆみをふまえ、在宅看護実践から看護の知を広げることについてご講演いただきます。また教育講演は、3名の先生方による看護研究の基礎的な内容についてのご講演です。学会員の皆様のこれまでの研究で得られた成果も多くご発表いただき、実践に基づいた看護学の基盤となる根拠を創造していく好機になればと思っております。
社会の変化の中で、今後ますますその役割が期待されている看護について語り合い、地域を護り育む看護の力を再確認したいと思います。多くのみなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
Ⅰ.会長講演「共に創造する看護の知 ー地域を護り育む看護の力ー」
蒔田寛子(豊橋創造大学)
Ⅱ.基調講演「在宅看護実践から看護の知を広げる」
川村佐和子(聖隷クリストファー大学)
Ⅲ.教育講演
「看護研究における質的研究の意義とその取り組み」
奈良間美保(京都橘大学)
「言いたいことを説明するための統計学」
中山和弘 (聖路加国際大学)
「今、あらためて研究倫理とその審査の規準について再考する」
大島弓子 (豊橋創造大学)
Ⅳ.一般演題(示説)
今後プログラム変更の可能性がありますことをご了承願います。
演題募集期間延長 2020年1月18日(土)必着
2019年10月1日(火)~2020年1月10日(金)必着
「一般演題抄録原稿見本」「一般演題申込書」「抄録作成チェックリスト」をダウンロードしていただき、記入後、下記のメールアドレスへお送りください。審査の上、折り返し採否等について通知致します。
※送付メールの件名(タイトル)には必ず、"【一般演題】"と入れて下さい。
なお本地方会学術集会おきまして、ご発表いただいた演題の中から優秀賞を選出し、学術集会の閉会式にて表彰させていただきます。優秀賞選考のため16時まではポスターを撤去しないよう、お願い申し上げます。
2019年10月1日(火)~2020年2月7日(金)
事前申し込み方法:郵便局の振り込み用紙にて参加費をお振り込み下さい。
会員の方は、通信欄に必ず会員番号をご記入下さい。
事前申し込みの方には、開催日までに抄録集を郵送致します。
参加費:会員4,000円 非会員5,000円
学生1,000円(学生に大学院生は含まない)
振込先:ゆうちょ銀行
口座番号:00850-7-142916
加入者名:日本看護研究学会東海地方会
〒440-8511 愛知県豊橋市牛川町松下20-1
豊橋創造大学保健医療学部看護学科
第24回一般社団法人日本看護研究学会東海地方会学術集会事務局