東海地方会の学術集会に関する情報を掲載いたします。
2017年7月21日
一般社団法人日本看護研究学会東海地方会会員 各位
第22回一般社団法人日本看護研究学会
東海地方会学術集会長 箭野 育子
今回のメインテーマは、看護倫理です。地域包括ケアの時代、これからの看護は、対象の生活に密着し、個別性がますます重視されてきます。対象者の多様性や複雑性を考えるとき、その人らしさを支える看護を行う私たち看護職は、答えを出すことのできない問題に取り組んでいかなければなりません。日々の看護実践において、「どうすればいいのだろう」「本当にこれでよかったのだろうか」と、悩まない看護職はいないでしょう。それは、自分の看護行為の善し悪しではなく、「その人」にとって適切かどうかを問うているのです。ひとり一人の価値観に対応し、その人に必要な看護を見出し実践することが、看護の倫理的実践といえるのではないでしょうか。
看護倫理は、看護そのものであると言われるように、臨床現場では不可欠の要素です。看護基礎教育においても看護実践の倫理的課題に気付く倫理的感受性を育てることの重要性が言われています。そこで、看護実践の場で生じる倫理的ジレンマや意思決定過程における倫理判断等について情報を共有し、誰もが納得のいく倫理的実践について皆様と考える機会にしたいと考えています。
基調講演では、看護基礎教育における看護倫理教育についての取り組みをご紹介し、ご意見を頂けたらと考えています。特別講演では看護管理者として、臨床現場における多くの倫理問題に取り組んでこられた勝原裕美子先生に「倫理的実践と看護管理」のテーマでご講演をいただきます。
また、パネルディスカッションでは、看護倫理について、患者の視点、看護者の視点、生命倫理の視点から参加者も含めた意見交換を行いたいと考えています。多くの参加者の皆様とともに、看護倫理の今をみつめ、これからの看護倫理に向けて様々な示唆が得られるように、活発な議論ができますことを願っております。
基調講演:「倫理的実践と看護教育」
箭野 育子(椙山女学園大学看護学部看護学科)
特別講演:「倫理的実践と看護管理」
勝原 裕美子(元聖隷浜松病院副院長兼総看護部長、現在、キャリア支援や組織開発にご尽力されている。)
パネルディスカッション:「看護倫理の今」
金岡 益代(BCNJ-あけぼの会 あけぼの愛知)
宮武 美智代(愛知県がんセンター中央病院)
佐藤 労(藤田保健衛生大学医学部医学科)
一般演題(示説のみ)
学生セッションがあります。詳細→
平成29年9月1日(金)~平成30年1月10日(水)必着
平成30年1月31日(水)必着 に延長しました
「一般演題抄録原稿見本」および「一般演題申込書」をダウンロードおよび記入後、下記のメールアドレスへお送りください。審査の上、折り返し採否等について通知致します。
※送付メールの件名(タイトル)には必ず、"【一般演題】"と入れて下さい。
椙山女学園大学看護学部看護学科 髙植 幸子
第22回一般社団法人日本看護研究学会東海地方会学術集会事務局
平成30年2月9日(金)
事前申し込み方法:郵便局の振り込み用紙にて参加費をお振り込み下さい。会員の方は、通信欄に必ず会員番号をご記入下さい。事前申し込みの方には、開催日までに抄録集を郵送致します。
参加費:会員4,000円 非会員5,000円
学生1,000円(学生に大学院生は含まない)
振込先:郵便振込口座
口座番号:00850-7-142916
加入者名:日本看護研究学会東海地方会
〒464-8662 名古屋市千種区星が丘元町17番3号
椙山女学園大学看護学部看護学科
第22回日本看護研究学会東海地方会学術集会事務局