東海地方会からのニュースレターを掲載いたします。
2019年9月1日発行
初秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃より、一般社団法人日本看護研究学会東海地方会の活動に、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 一般社団法人日本看護研究学会東海地方会は、昨年度の総会でご承認をいただき、本年度より、セミナー及び東海地方会総会を 5 月に同日開催することといたしました。学術集会は、例年通り 3 月に開催いたします。なお、2020 年度の東海地方会総会は、セミナーと同日の、2020 年 5 月 24 日(日)に開催いたします。 東海地方会では、本会にメール登録をされている会員の皆様に、適時メールによる情報発信をさせていただきます。皆様とつながる地方会の運営に努めて参りたいと存じます。 会員の皆様には、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
東海地方会会長 白尾久美子
1.第 24 回東海地方会学術集会 学術集会長:蒔田寛子(豊橋創造大学保健医療学部看護学科教授) 期日 :2020 年 3 月 20 日(祝・金) 場所 :豊橋商工会議所 愛知県豊橋市花田町字石塚 42-1 テーマ :「共に創造する看護の知-地域を護り育む看護の力-」 2.2019 年度セミナー プランナー:渡邉順子(静岡県立大学看護学部) 期日 :2019 年 5 月 18 日(土) 13 時 30 分~15 時 30 分 場所 :ウインクあいち 12 階 1203 中会議室 A テーマ :「多剤併用によるさまざまな有害事象について」 講演者 :山田静雄(静岡県立大学大学院薬食生命科学総合学府薬学研究院薬食研究推進センター長) 3.ニュースレターNo.23 の発行 4.世話人会開催 第1回 2019 年8月 8 日(木) 第 2 回 2020 年3月 5.総会開催 日時:2019 年 5 月 18 日(土)15 時 45 分~16 時 30 分 場所:ウインクあいち 12 階 1203 中会議室 A 総会議事録の閲覧につきましては、東海地方会事務局までお問い合わせ下さい 6.2020・2021 年度世話人選挙 実施時期:2019 年 4 月
日時:2019(平成 31)年 3 月 17 日(日) 場所:おおぶ文化交流の杜 allobu 学術集会長:篠崎惠美子(人間環境大学看護学部) テーマ:「つなぎつむぐ看護」 参加者:152 名(会員 95 名,非会員 57 名)
篠崎 惠美子 (人間環境大学看護学部・看護学研究科)
日本看護研究学会東海地方会第 23 回学術集会は、大府市の後援のもと、「つなぎつむぐ看護」というテーマで開催いたしました。152 人の研究者や看護実践家の方にご参加いただき、盛会に開催することができましたことをとても嬉しく思っております。 看護は様々な学問・要素を織り交ぜながら、作り出されていくものであります。一人一人の看護への思い・看護の力がつながり、つむぐことで美しく力強い看護ができるのではないかと考えております。そのため、横糸は看護の受け手である患者・家族、さらには地域、縦糸は看護の提供者である看護師・その他の医療者と考えることができるのではないかと考え、本学術集会の内容を企画いたしました。 基調講演として、学術集会会長の篠崎惠美子が、看護基礎教育においてどのように地域住民とつながり、つむいできたのか、その一例として模擬患者参加型教育についての取り組みを紹介いたしました。具体的には、「おばあちゃん劇団」とつむいだ認知症看護や、「外国人模擬患者」とつむいだ国際看護、あらたに「地域住民」とつむぐ基礎看護学などいくつかの模擬患者参加型の教育の実例を紹介いたしました。 特別講演では、ジャーナリストでがんサバイバーでもある鳥越俊太郎氏から「"患者鳥越""取材者鳥越"がつなぎつむぐ看護」というテーマでご講演をいただきました。 また、伊藤千晴氏・坂亮輔氏の企画で、倫理について参加者とつながり一緒に検討するワークショップ、鈴木みずえ氏による、地域のおばあちゃん劇団とつながり、つむぐ認知症看護についてのワークショップも行われました。 ランチョンセミナーは、原好恵氏により「筋肉内注射による硬結予防について」というテーマで行われました。一般演題も 19 演題の発表がなされ、活発な意見交換がなされてい ました。 多くの参加者や、本学術集会開催にご尽力いただきました皆様に御礼を申し上げます。江尻 晴美 (中部大学生命健康科学部保健看護学科)
第 23 回日本看護研究学会東海地方会学術集会に参加させていただきました。地方会ではありますが、内容は多彩で豊富であり印象的でした。 基調講演では「多くの看護師の心や知識、経験がつながり、つむぐことでさらに豊かな看護となり、他の医療者とともに患者・家族とさらには地域へどのように貢献できるか」を考えることができました。私は現在、大学の教員として看護基礎教育に携わっていますが、特に学内では教員と学生による講義や技術演習が多いです。もちろん、講義・技術演習は紙上患者を設定したうえで展開されますが、患者の反応や看護を評価するうえでの限界があります。近年は、高性能シミュレータを活用し、臨床の様々な状況を設定した中で、判断や対応を訓練することも可能になってきました。本学でも高性能シミュレータを使用したシミュレーション教育を行っていますが、今回の基調講演では看護基礎教育における多職種で多角的な医療教育をどのように行い、多職種との連携・協働のための教育まで言及されていました。模擬患者の育成や活動についても情報を得ることができました。近年は、看護基礎教育においても多職種連携教育の在り方が着目されています。現代に求められる医療者を育成する立場として、広い視野で学生を育てる内容と方法について、示唆を得ることができました。 ジャーナリスト鳥越氏の講演では、患者の立場として、看護師の在り方を聴くことができました。看護師と患者のかかわりは、人間対人間のかかわりでもあります。看護師が知識に基づいて患者を看て言葉をかけたとしても、患者の心に良くない印象を残してしまうこともあります。患者一人一人にとって、病気を患って治療を受けることは大変大きな出来事です。改めて、患者にとって大きな出来事の中で、看護師の存在意義を問われた講演でした。その他、倫理的課題の解決に向けたワークショップも開催されました。演題の発表時間と重なり、参加できずに残念でしたが、臨床現場で生じている現象を丁寧に読み解くことは、とても重要であると考えています。 本学会に参加した所感を述べさせていただきましたが次回の開催への期待とともに、本学会の企画運営に尽力いただきました先生方にお礼を申し上げます。◆日時:2020 年 3 月 20 日(金・祝) ◆学術集会長:蒔田寛子(豊橋創造大学) ◆会場:豊橋商工会議所 〒440-8508 愛知県豊橋市花田町石塚 42-1 ◆テーマ:共に創造する看護の知-地域を護り育む看護の力- ◆プログラム 〇会長講演 「共に創造する看護の知-地域を護り育む看護の力-」 蒔田 寛子(豊橋創造大学) 〇基調講演 「在宅看護実践から看護の知を広げる」 川村 佐和子(聖隷クリストファー大学) 〇教育講演 「看護研究における質的研究の意義とその取り組み」 奈良間 美保(京都橘大学) 「言いたいことを説明するための統計学」 中山 和弘(聖路加国際大学) 「今、あらためて研究倫理とその審査の規準について再考する」 大島 弓子(豊橋創造大学) 〇一般演題 一般演題の募集について 1)申し込み期限:2019 年 10 月 1 日(火)~2020 年 1 月 10 日(金) 2)申し込み方法: ・「一般演題抄録原稿見本」および「一般演題申込書」をホームページよりダウンロードおよび記入後、下記のメールアドレスへお送りください。審査の上、折り返し採否等について通知致します。 ・送付メールの件名(タイトル)には必ず"【一般演題】"と入れて下さい。 ※詳細については、ホームページをご参照ください。 3)お問い合わせ 第 24 回一般社団法人日本看護研究学会東海地方会学術集会事務局 学術集会参加申し込みについて 参加費:会員 4,000 円, 非会員 5,000 円, 学生(大学院生を除く)1,000 円 振込先:郵便局振込口座 口座番号:00850-7-142916 加入者名:日本看護研究学会東海地方会
日時:2020 年 5 月 24 日(日)9:00~12:00 場所:四日市看護医療大学 人数:40 名程度(先着順) テーマ:私の看護と出会う -日常の看護実践を倫理的観点から紐解く- 講師:平山惠美子 藍野大学医療保健学部看護学科教授 セミナー参加の申込方法 参加費:会員 1,000 円, 非会員 2,000 円(参加費は当日受付にてお支払いください) 申込方法:メールにてお申込ください メールアドレス:jsnrtokai-info@ml.n-fukushi.ac.jp 東海地方会事務局 申込期限:2020 年4月 30 日(木) メールの記載内容: メールタイトル:東海地方会セミナー2020 申込み メールの本文:氏名、所属、連絡先(電話番号・メールアドレス) 会員(会員番号)/非会員の別
日時:2020 年 5 月 24 日(日)12:15~13:00 場所:四日市看護医療大学