東海地方会からのニュースレターを掲載いたします。
2017.7.18発行
去る平成29年3月4日(土)
第21回東海地方会学術集会が三重大学医学部看護学科にて開催されました。
学術集会大会長:林 智子氏(三重大学)
テーマ:他職種連携教育からの看護教育への提言
-養成教育から現場教育への架け橋ー
参加者:108名 内訳:会員79名、非会員 29名
去る平成28年9月10日(土)
東海地方会セミナーが藤田保健衛生大学医療科学部看護学科にて開催されました。
プランナー:須賀京子(朝日大学保健医療学部看護学科)
テーマ:看護のためのアロマテラピー -心と体ふれあう 癒しのタッチケア-
参加者:午前(講義)38名、午後(演習)34名(内訳 会員8名 非会員30名)
第21回学術集会長:林 智子(三重大学医学部看護学科)
今回の学術集会は、メインテーマを「多職種連携教育から看護教育への提言」、サブテーマを「養成教育から現場教育への架け橋」とし、三重大学医学部看護学科(津市)を会場として開催いたしました。県内外から多くの方々にご参加いただき心より御礼申し上げます。さて、学術集会長として行わせていただいた基調講演は、私が群馬大学で「チームワーク実習」という先駆的な「多職種連携教育」に携わり、それを研究テーマとして考えてきたことを取り上げました。「多職種連携教育」や「IPE nterprofessional(I Education)」という用語が世の中で広まったのはここ10年程で、医療職の養成教育に対する考え方が「協働・連携の教育」へと大きく変わったことを示しています。一方、医療現場での「チーム医療」の考え方やあり方も「伝統的チーム医療」から「新しいチーム医療」へとシフトすることが求められています。しかしながら、「伝統的チーム医療」の考え方は根強く、専門職間での摩擦や葛藤という現実的課題があり、それに真摯に向き合い真に連携・協働できる医療専門職を育成していかなければならないという思いをお話ししました。基調講演の折に、会場から医師と看護師間での葛藤場面について質問があり、参加者の方々と専門職連携の課題を共有できたように思います。
次いで、特別講演では群馬大学の渡邊秀臣教授より、保健人材育成の世界的な動向と医療職連携の機能不全により医療安全が脅かされることにも言及がありました。また、シンポジウムではIPEのエビデンスに関するWHOの情報提供、大学病院での全医療職を対象とした卒後IPEの実践例、NST活動としての多職種協働の先駆的な事例、さらには緩和医療における多職種協働における医療現場での課題など、多くの話題提供をいただいて議論し、医療職協働に関する認識を深め合うことができました。また、一般演題として21題のポスター発表があり、50分間という限られた時間ではありましたが、発表者との交流をもつことができました。示説会場では、多くの参加者の方々が集まり、活発な議論が交わされ、有意義な情報交換の場となっていました。最後に、予定をしておりましたチーム医療の教育方法に関するワークショップが講師の急病のため、中止せざるを得なくなり、参加者のみなさまには多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。誠に申し訳ありませんでした。講師の回復を待って、ワークショップで行う予定だった内容について、詳しい説明を入れたレジュメを作成してもらい、参加者に郵送させていただきました。講師の篤い思いとお詫びの気持ちが伝われば有り難いです。
松田未来子(三重大学大学院医学系研究科看護学専攻博士前期課程)
第21回日本看護研究学会東海地方会学術集会は、メインテーマを「多職種連携からの看護教育への提言」、サブテーマを「養成教育から現場教育への架け橋」とし、三重大学医学部看護学科において開催されました。
三重大学大学院医学系研究科の林教授による「多職種連携教育を担う人材育成のための看護教育への提言」をテーマとした基調講演では、近年チーム医療を行う重要性がいわれる中、実際に多職種での連携を行う中で専門性を発揮する困難さや葛藤があること、連携をしていくためには他者の立場に立って考えることの必要性、またそのことを踏まえた多職種連携教育の必要性について考える機会となった内容でした。群馬大学多職種連携教育研究研修センター長渡邊秀臣教授による特別講演では、群馬大学保健学科で導入されているチーム医療教育(IPE)と評価及び、WHOからの協働により行われているアジアを中心とした啓発活動の取組みについての話も聞くことができました。国際社会においても多職種連携を担うことができる保健人材育成が重要な要素となっていることが分かりました。さらに午後からのシンポジウムでは、実際の多職種連携教育の取組みや、病院での医療職養成教育の取組み、チーム医療の実際についての具体的な内容のお話を聞かせていただくことができました。シンポジストの皆さまからは、それぞれの立場でのチーム医療の取組みや課題を聞くことができました。チーム医療の最終的な目的は、「患者様にとっての満足のいく医療」が提供できることだと考えます。そのために、共有した目標に向けて職種を超えて共に働く現場づくりが重要です。自分の意見と相手の意見を正しく理解し伝え合うコミュニケ―ション能力や、メンタリング能力、また、看護師という職業の専門性を理解して実践できる知識や技術をもった看護師を育成していくことが重要であると感じました。 「多職種連携」を通し、日頃自分達が提供している医療やその中での看護師の役割について考え、それを担う教育の在り方についても考える機会を提供して頂いた学会関係者の皆さまに感謝を申し上げます。ありががとうございました。
日時:平成28年8月20日(土)14:00~14:50
場所:つくば国際会議場4階小会議室405B
出席者:14名(うち世話人10名)、委任状53名
書記:此島由紀(藤田保健衛生大学医療科学部看護学科)
東海地方会会員の動向
東海地方会会員の動向について、2016(平成28)年7月現在の会員数が1041名であることが報告された。
1) 第20回東海地方会学術集会報告
プランナー:小島善和(東海大学健康科学部看護学科)
期日:2016(平成28)年3月19日(土)
場所:横浜市教育会館(横浜市西区紅葉ヶ丘53)
テーマ:実践と教育を看護研究に編み込む
(Interweaving practice and education in nursing research )
参加者:97名(会員73名 非会員24名)であった。
※ニュースレターVOL.19にて報告済みである。
プランナー:鈴木華代(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院)
期日:平成27年9月19日(土)
講演:10時~12時30分(2時間30分)
演習:13時30分~16時(2時間30分)
場所:藤田保健衛生大学医療科学部6号館5階507教室・6階実習室
テーマ:これからの創傷管理・褥瘡管理
(創傷ケア最前線!褥瘡の予防的・治療的ケアの実践)
参加者 :54名(会員4名 非会員50名)であった。
※ニュースレターVOL.19にて報告済みである。
3) ニュースレターNo.19の発行
平成27年7月27日発行
4) 世話人会開催の報告
第1回 H27年8月 22日(土) 10:00~12:00
広島国際会議場 B2階小会議室「ラン2」
第2回 H28年3月 18日(金) 18:00~20:00
横浜市教育会館1階 第二研修室
5) 総会の開催
日時:平成27年8月23日(日) 11:00~12:00
場所:広島国際会議場 B2階 小会議室「ラン2」
出席者14人、委任状96人
※以上について拍手をもって承認された。
※以上について拍手をもって承認された。
※以上について拍手をもって承認された。
1) 第21回東海地方会学術集会
プランナー:林 智子(三重大学医学部看護学科)
期日:2017(平成29)年3月4日(土)
場所:三重大学医学部看護学科
テーマ:多職種連携教育からの看護教育への提言
-養成教育から現場教育への架け橋-
2) 平成28年度セミナー
プランナー:須賀京子(朝日大学保健医療学部看護学科)
期日:2016(平成28)年9月10日(土)受付開始:13時00分
講演:10時30分~12時00分(1時間30分)
演習:13時30分~15時00分(1時間30分)
場所:藤田保健衛生大学医療科学部生涯教育棟研修センター2号棟4階417講義室
テーマ:看護のためのアロマテラピー -心と体ふれあう 癒しのタッチケア-
3)ニュースレターNo.20の発行
平成28年7月30日に発行を行った。
4) 世話人会開催
第1回 H28年8月8日(月)18時~20時 安保ホールにて(名古屋市)
第2回 H29年3月予定 場所、時間は未定
5) 総会の開催
H28年8月20日(土)14:00?15:00 つくば国際会議場4階小会議室405B
※以上について拍手をもって承認された。
以上について拍手をもって承認された。
会長 | 天野 瑞枝 | 藤田保健衛生大学医療科学部看護学科 |
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副会長 | 白尾久美子 | 日本福祉大学看護学部 |
会計 | 柿原加代子 | 中京学院大学看護学部 |
会計 | 藤井 徹也 | 聖隷クリストファー大学看護学部 |
会計監事 | 大西 文子 | 日本赤十字豊田看護大学 |
会計監事 | 城戸 滋里 | 北里大学看護学部 |
幹事 | 市江 和子 | 聖隷クリストファー大学看護学部 |
幹事 | 山口 桂子 | 日本福祉大学看護学部 |
幹事 | 高植 幸子 | 椙山女学園大学看護学部 |
幹事 | 渡邉 順子 | 静岡県立大学看護学部 |
幹事 | 藤井 洋子 | 岐阜医療科学大学保健科学部看護学科 |
幹事 | 鈴木みずえ | 浜松医科大学医学部看護学科 |
幹事 | 井村 香積 | 三重大学医学部看護学科 |
幹事 | 渡邉亜紀子 | 日本福祉大学看護学部 |
幹事 | 庄村 雅子 | 東海大学健康科学部看護学科 |
※上記紹介がされ、拍手をもって承認された。
会計監査報告書を親学会の監査報告書が変更されているので、それに合わせていく必要がある。今後、確認し修正していく。
世話人選出方法の変更に伴い、メール会議で検討してきた信任投票を施行するに至った経過等を議事録に残しておくこととした。
平成29年度日本看護研究学会東海地方会総会
開催月日:H29年8月29日(火)12:30~13:20
開催場所:日本福祉大学 東海キャンパス 4階 N407
東海地方会の会員の皆様の参加をお待ちしています。
◆日時:平成30年3月10日(土)
◆会場:椙山女学園大学 星が丘キャンパス 看護学部
〒464-8662 名古屋市千種区星が丘元町17番3号
交通アクセス
名古屋市営地下鉄東山線「星が丘」下車、6番出口より徒歩7分
○基調講演:「倫理的実践と看護教育」
箭野 育子(椙山女学園大学看護学部看護学科)
○特別講演:「倫理的実践と看護管理」
勝原 裕美子(元聖隷浜松病院副院長兼総看護部長、
現在、キャリア支援や組織開発にご尽力されている。)
○パネルディスカッション:「看護倫理の今」
金岡 益代(BCNJ-あけぼの会 あけぼの愛知)
宮武 美智代(愛知県がんセンター中央病院)
佐藤 労(藤田保健衛生大学医学部医学科)
1)申し込み期限:平成29年9月1日(金)~平成30年1月10日(水)
2)申し込み方法:
「一般演題抄録原稿見本」および「一般演題申込書」をホームページよりダウンロードおよび記入後、下記のメールアドレスへお送りください。審査の上、折り返し採否等について通知致します。
*送付メールの件名(タイトル)には必ず、"【一般演題】"と入れて下さい。
e-mail:toukai2018@sugiyama-u.ac.jp
第22回一般社団法人日本看護研究学会東海地方会学術集会事務局
参加費:会員4,000円 非会員5,000円
振込先:郵便振込口座
口座番号:00850-7-142916
加入者名:日本看護研究学会東海地方会