東海地方会からのニュースレターを掲載いたします。
2014.8.1発行
去る平成26年3月15日(土) 第18回東海地方会学術集会がウインクあいちにて開催されました。
学術集会大会長: 岡田由香氏(岐阜医療科学大学)
テーマ:「チャレンジしよう看護研究-実践から研究そして実践-」
参加者:124名 内訳:会員93名、非会員31名
去る平成25年10月5日(土)
東海地方会セミナーが名古屋第一赤十字病院内 内ケ島講堂にて開催されました。
セミナープランナー:柿原加代子
(豊橋創造大学保健医療科学部看護学科)
テーマ:「心身機能活性療法の意義とその効果-認知症・うつ病・脳卒中・障害児(者)の改善を目指してー
参加者:全体参加者数 32名(会員5名、非会員27名)
午前(講演)31名、午後(ワークショップ)27名
第18回学術集会長 岡田由香(岐阜医療科学大学)
今回の学術集会は、メインテーマを「チャレンジしよう 看護研究」としました。
昨今の複雑多岐な臨床現場に求められる看護の力を高めるためには、看護研究を主体的に行い、その成果を実践に活かし、積み重ねていくことが大切と感じております。しかし、「研究」という難いイメージもあり、なかなか簡単ではない現実があります。そこで、基本に返って研究を学び直し、新たな考えで研究にチャレンジしようという気持ちが湧き上がることを期待し、サブテーマを「実践から研究へ そして実践へ」として、研究のプロセスで本当に押さえておきたい、重要なポイントを凝縮したプログラムを企画しました。
基調講演は看護研究学会を長く牽引していただいた山口桂子前理事長から「実践から看護研究へ」というテーマで、研究全体の設計図である研究計画を作り上げるための視点についてお話しいただきました。その基調講演に引き続き、交流セッションでは「研究計画から実践へ」として、研究計画にもとづいた研究を遂行するための実際の方法について、代表的な量的研究方法および質的研究方法のポイントをその方法論での研究を極めている藤井徹也先生と片岡純先生からそれぞれお話しいただきました。そして、研究成果をどのように実際の臨床にとりいれているかについての体験談から、実践に生かすためのヒントを得る方法について、臨床の立場で日々格闘している澤井美穂先生にお話しいただきました。
講師の先生方には、いずれも時間制約がある持ち時間内で、端的に大変わかりやすくご自身の研究例のエピソードをふまえながらお話しいただき、あらためて研究の魅力をいっそう感じ、参加者の実りある一日になったのではないかと感じております。講師の先生方には大変お忙しい中、講演を快くお引き受けくださり、心から感謝申し上げます。
また、一般演題は25演題の研究成果が発表され、参加者と有意義な時間を共有でき、看護の実践に活かすための貢献ができたのではないかと感じております。
学術集会当日は125名の参加があり、盛況に滞りなく進行できました。改めて、参加者の皆様のご協力に深謝申し上げます。
中部学院大学看護リハビリテーション学部看護学科:三尾弘子
第18回東海地方会学術集会は、プランナーの岐阜医療科学大学の岡田由香先生のもとメインテーマを「チャレンジしよう 看護研究 -実践から研究へそして実践へー」として、ウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催されました。
基調講演は、愛知県立大学看護学部の山口桂子先生の「実践から研究計画へ」でした。研究計画書が研究全体を示す設計図であり、探した文献におぼれず、どれくらいどのように読み込んで丁寧に作成された計画書であることかが重要であるとのお話は、計画書に対する苦手意識を和らげてくれるものでした。また、研究計画書が研究の最適な「近道」となっていたかを振り返ることも大切であることを再認識する内容でした。
交流セッションは、名古屋大学医学部保健学科の浅野みどり先生をコーディネーターに、3人の先生から講演いただきました。愛知県立大学看護学部の片岡純先生の質的研究のポイントでは、体験をしている事実をアセスメントに活かすこと、記録から質的研究にチャレンジすることをわかりやすくお話いただきました。量的研究のポイントは、聖隷クリストファー大学看護学部の藤井徹也先生からでした。内容が盛りだくさんでポイントを絞ってのお話の大変さが伝わってきました。時間の制約がなければもっと理解が深まったようにも思いました。公立学校共済組合東海中央病院の澤井美穂先生の「研究結果を実践に活かすために」は実際の研究内容で身近に感じられました。いただいたデータは患者に戻す。だから研究を頑張ろうとの思いは力強く感じられました。一般演題は、同時進行のため時間的に参加困難なものもありとても残念でしたが有意義な学会であったと振り返ります。
今回の基本的な研究方法の講演内容は、臨床や学生にも理解しやすいものであり、もっと自分自身も積極的にみんなに声をかけ誘えばよかったと思いました。最後に、学びの場としての学会運営に尽力頂いた関係者のご苦労に感謝申し上げます。ありがとうございました。
開催日時:平成26年3月15日(土)10:00~10:50
開催場所:愛知県産業労働センター(ウインクあいち)10階大会議室
出席者数:25名(委任状47名)
書記:此島由紀(藤田保健衛生大学医療科学部)
1.東海地方会会員の動向について
平成26年2月28日現在の会員数は、1002名であることが前年度までの動向をふまえ報告がされた。
1)第17回東海地方会学術集会報告
プランナー:城戸滋里氏(北里大学看護学部
期日:平成25年3月16日(土)
場所:北里大学相模原キャンパスL2号館・L1号館
テーマ:「看護における感性の大切さ-感性を育むということ」
参加者:206 名(会員94名、非会員107名、学生5名)
2)平成24年度セミナー報告
プランナー:大村いづみ氏(訪問看護ステーション サーラ)
期日:平成24年9月1日(土)
場所:ウインクあいち903会議室
テーマ:災害で動ける!(クウ・ネル・ダスの緊急時基本ケア)
災害時の栄養摂取・睡眠・排泄ケア」
参加者:午前(講演)47名(会員5名、非会員42名)
午後(ワークショップ)30名(会員4名、非会員26名)
3)ニュースレターNo.16の発行
4) 世話人会開催の報告
・第1回 平成24年9月1日(土)15:30~17:30
ウインクあいち15階(愛知県名古屋市)にて
・第2回 平成25年3月15日(金)18:00~20:00
小田急ホテルセンチュリー相模大野(神奈川県相模原市)8階会議室にて
以上について説明がされ、拍手をもって承認された。
以上について説明がされ、拍手をもって承認された。
平成25年10月28日に大西文子先生、城戸滋里先生により監査済みであることが報告され、拍手を持って承認された。
1) 第18回東海地方会学術集会
プランナー:岡田由香氏(岐阜医療科学大学保健科学部看護学科)
期日:平成26年3月15日(土)
場所:ウインクあいち(愛知県産業労働センター)
テーマ: チャレンジしよう看護研究 -実践から研究そして実践-
2) 平成25年度セミナー報告
プランナー:柿原加代子氏(豊橋創造大学保健医療科学部看護学科)
期日:平成25年10月5日(土)
場所:名古屋第一赤十字病院内 内ヶ島講堂
テーマ:心身機能活性療法の意義とその効果
-認知症・うつ病・脳卒中・障害児(者)の改善を目指して-
3)ニュースレターNo.17の発行
4) 世話人会開催
・第1回 平成25年10月5日(土)16:30~18:30
ウインクあいち15階(愛知県名古屋市)
・第2回 平成26年3月14日(金)18:00~20:00
ウインクあいち15階(愛知県名古屋市)
以上について説明がされ、拍手をもって承認された。
収入案では、学術集会参加費を会員、非会員ともに1,000円ずつ値上げする。支出案では、セミナー開催費を300,000円から200,000円に、会議費を350,000円から150,000円に減額し、時期繰越金を513,360円とすることが説明され、拍手を持って承認された。
第19回日本看護研究学会東海地方会学術集会プランナー鈴木みずえ氏(浜松医科大学医学部看護学科)
以上について、拍手をもって承認された。
第20回日本看護研究学会東海地方会学術集会プランナー小島善和氏(東海大学健康科学部看護学科)
以上について、拍手をもって承認された。
プランナー 渡部節子氏(横浜市立大学医学部保健学科)
以上について、拍手をもって承認された。
会長 | 天野 瑞枝 | 藤田保健衛生大学医療科学部看護学 |
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副会長 | 白尾久美子 | 静岡県立大学看護学部 |
会計 | 藤井 徹也 | 聖隷クリストファー大学看護学部 |
会計 | 柿原加代子 | 豊橋創造大学保健医療学部看護学科 |
会計監事 | 大西 文子 | 日本赤十字豊田看護大学 |
会計監事 | 城戸 滋里 | 北里大学看護学部 |
幹事 | 足立みゆき | 滋賀医科大学医学部看護学科 |
幹事 | 市江 和子 | 聖隷クリストファー大学看護学部 |
幹事 | 山口 桂子 | 愛知県立大学看護学部 |
幹事 | 高植 幸子 | 椙山女学園大学看護学部 |
幹事 | 渡邉 順子 | 聖隷クリストファー大学看護学部 |
幹事 | 藤井 洋子 | 岐阜医療科学大学保健科学部看護学科 |
幹事 | 茶園 美香 | 慶應義塾大学看護医療学部 |
幹事 | 小島 善和 | 東海大学健康科学部看護学科 |
幹事 | 渡部 節子 | 横浜市立大学医学部看護学科 |
幹事 | 鈴木みずえ | 浜松医科大学医学部看護学科 |
幹事 | 井村 香積 | 三重大学医学部看護学科 |
事務局 | 此島 由紀 | 藤田保健衛生大学医療科学部看護学科 |
事務局 | 荒堀 裕子 | 藤田保健衛生大学医療科学部看護学科 |
上記の紹介がされ、拍手をもって承認された。
平成26年8月に開催される日本看護研究学会第40回学術集会の際に総会を行っていくことが報告された。また、日時、場所についてはホームページ等で追って伝えていくことも報告がされた。
平成26年度日本看護研究学会東海地方会総会は、H26年8月23日(土)11:00~11:30に、奈良県文化会館1階研究室にて開催します。東海地方会の会員の皆様の参加をお待ちしています。
日時:平成27年2月14日(土)
会場:アクトシティ浜松コングレンスセンター4階
プランナー:鈴木 みずえ(浜松医科大学)
基調講演:「看護ケアの実践知」
井上智子氏(東京医科歯科大学教授)
特別講演:「看護の専門性の発展と可能性」
林 優子(大阪医科大学教授)
リレー講演:「看護の専門性の発展と可能性」
―東海地域における専門看護師・認定看護師の実践―
1.神谷有里子氏(浜松医科大学附属病院 クリティカルケア専門看護師)
2.山本 真矢氏(聖隷浜松病院 慢性疾患看護専門看護師)
3.加藤 滋代氏(藤田保健衛生大学病院 認知症看護認定看護師)
ワークショップ1
「実践知を展開するための職場風土をつくるメンタルへルスケア」
西尾 明氏(元常葉大学教授)
ワークショップ2
「口腔機能向上のための実践知:誤嚥予防のためのスプーンテクニック」
田中靖代氏(ナーシングホーム気の里)
ランチョンセミナー
「看護の実践知を踏まえた癒しのケアタクティールケア」
木本明恵氏 (日本スウェーデン福祉研究所:協賛)
おむつフィッターミニ講座
佐藤文恵氏(有限会社きちっと コンチネンスサロン)
一般演題(示説のみ)