近畿北陸地方会独自で開催する学術集会についての情報を掲載しております。
「患者が見える実践家の育成」
一般社団法人 日本看護研究学会
第29回近畿・北陸地方会学術集会
学術集会長 櫻庭 繁
(京都光華女子大学大学院看護究科)
超高齢社会は、高齢者の医療・看護・介護さらには福祉において、多岐に渡る課題を抱えています。そのひとつに心豊かに寄り添える看護者の育成は重要な課題です。しかし、看護教育の場では理論や研究といったことが先行することで、「患者さんの見えない」、見えなくてもできてしまうといった陥りやすい落とし穴があります。一方臨床では、マニュアルやパスなどの適用により、規範に沿った看護が患者さんに提供できるものと思いがちです。両者ともに、「患者さんが見える」という看護の本質が些か不足している、つまり「患者さんが見えていない」との感があります。看護教育と臨床は決して、分けられるものではなく、看護のより良い方向を探るというベクトルは同じにして、患者さんやご家族に還元されるべきものです。本学術集会では、看護教育と臨床との交流を持ち、臨床家から、看護教育者から、学生からも「患者が見える実践家の育成」という視点に立ち、会員の皆様の忌憚のない意見を交えながら学会を開催したいと願います。多数のご参加をお待ちいたしております。
会 期 | 2016年3月5日(土) 10時~16時30分 |
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会 場 |
京都光華女子大学 〒615-0082 京都市右京区西京極葛野町38 交通アクセス http://www.koka.ac.jp/info/access.html |
会 長 | 櫻庭 繁(京都光華女子大学大学院看護学研究科) |
テーマ | 患者が見える実践家の育成 |
会 員:4.000円(会員番号を確認させていただきます。)
非会員:5.000円
学 生:1000円(大学院生含む:学生証をご提示ください。)
*事前参加受付はしておりませんので、当日、会場受付にて参加費をお支払いいただきます。
第29回近畿・北陸地方会学術集会チラシ ダウンロード(PDF)
3月5日(土)13時00分~13時45分 2階253メインホールにて総会を行います。会員の方はご出席ください。
会場案内・施設案内(PDF)
会場配置図(聞光館)(PDF)
9:30~ | 受付始開 | メインホール |
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10:00~10:05 | 開会の辞 | |
10:05~10:40 |
会長講演「精神科の臨床から見た自立した看護師とは」 演者:櫻庭 繁(京都光華女子大学) 座長:江川 隆子(関西看護医療大学) |
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10:50~11:40 | 一般演題 口演 第1群(4題) | メインホール |
10:50~11:40 | 一般演題 示説 第1群(6題) | 示説会場 |
10:50~11:30 | 一般演題 示説 第2群(5題) | 示説会場 |
11:45~12:35 | 一般演題 口演 第2群(4題) | メインホール |
13:00~13:45 | 地方会総会 | メインホール |
14:00~15:20 |
シンポジウム「患者が見える実践家からの提言」 演者: 「患者さんが育ててくれる看護力」山口 曜子(京都光華女子大学) 「患者家族のケアで心がけていること」竹田 寿里(京都大学医学部附属病院) 「住民ニーズが把握できる保健師育成について」堀井 とよみ(京都看護大学) 座長:若村 智子(京都大学) |
メインホール |
14:00~14:50 | 一般演題 示説 第3群(6題) | 示説会場 |
14:00~14:40 | 一般演題 示説 第4群(4題) | 示説会場 |
14:50~15:30 | 一般演題 示説 第5群(4題) | 示説会場 |
15:30~16:20 |
教育講演「政府におけるヘルス産業政策の動向 ~地域包括ケアシステム等との連携~」 演者:藤岡 雅美(経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課) 座長:林 優子(大阪医科大学) |
メインホール |
16:20~ | 閉会の辞 | メインホール |
学術集会長 | 櫻庭 繁(京都光華女子大学大学院看護学研究科) |
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演 題 | 「精神科の臨床から見た自立した看護師とは」 |
座 長 | 江川 隆子(関西看護医療大学) |
テーマ | 「患者が見える実践家からの提言」 |
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シンポジスト |
山口 曜子(京都光華女子大学大学院看護学研究科)…教育 竹田 寿里(京都大学医学部付属病院)…病棟 堀井 とよみ(京都看護大学)…地域 |
座 長 | 若村 智子(京都大学大学院) |
講 師 | 藤岡 雅美 (経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課) |
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演 題 | 「政府におけるヘルス産業政策の動向~地域包括ケアシステム等との連携~」 |
座 長 | 林 優子(大阪医科大学看護学部) |
O1-1 |
母性看護学における情意領域の育成を目指した教育内容の分析 ○島内敦子 鎌田美智子 神戸常盤大学保健科学部看護学科 |
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O1-2 |
脳血管障害患者の拘縮手の洗浄における微酸性電解水の効果 ○中田弘子 田村幸恵 三輪早苗 川島和代 石川県立看護大学看護学部 |
O1-3 |
世界におけるEBNに基づいたせん妄研究の現状と課題 ○松浦純平1) 上野栄一2) 1)近大姫路大学看護学部 2)福井大学医学部看護学科 |
O1-4 |
在宅復帰に向けた退院支援-予測をたてた早期介入の重要性- ○島崎園子 宇治武田病院 |
O2-1 |
精神看護学における記録内観導入への検討-テキストマイニングにおける分析を通して- ○増田安代1) 上野栄一2) 明神一浩3) 1)藍野大学保健医療学部看護学科 2)福井大学医学部看護学科 3)富山さくら病院 |
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O2-2 |
私立精神科病院の看護師の学習ニードと学習継続の困難さ -学習支援プログラム構築にむけた看護師からの聞き取り調査より- ○松本佳子1) 出口禎子2) 1)埼玉県立大学保健医療福祉学部 2)北里大学看護学部 |
O2-3 |
精神科病院に勤務する看護師のSOCとストレス反応との関連 ○吉田えり 山田和子 森岡郁晴 和歌山県立医科大学大学院保健看護学研究科 |
O2-4 |
認知症患者の周辺症状に対する関わり -ユマニチュードを取り入れて- ○横川千春 宇治武田病院 |
P1-1 |
笑顔体操が看護学生の楽観性とストレス反応に及ぼす影響 ○高居弥生1) 大野弥生1) 斧瑞稀2) 花城文香3) 吉岡摩耶4) 武用百子5) 1)和歌山県立医科大学附属病院 2)国立循環器病研究センター病院 3)和歌山市立河北中学校 4)広島大学病院 5)和歌山県立医科大学 |
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P1-2 |
慢性期看護実習においてエンゼルケアの見学を経験した学生の学び-実習記録とアンケートの分析から- ○上田伊津代1) 山口昌子1) 山本径代2) 辻あさみ1) 山本美緒1) 池田敬子1) 鈴木幸子3) 1)和歌山県立医科大学保健看護学部 2)和歌山県立医科大学附属病院 3)四條畷学園大学看護学部 |
P1-3 |
看護学生による看護過程学習支援システムの評価 ○中橋苗代1) 梶谷佳子1) 岡﨑美智子2) 道重文子3) 仲前美由紀4) 1)京都橘大学看護学部 2)国際医療福祉大学大学院 3)大阪医科大学看護学部 4)産業医科大学産業保健学部 |
P1-4 |
看護学生の母性看護学実習による母性看護の概念の変化とその影響 ○角 真理1) 片山祐理2) 向井君子2) 山口雅子1) 1)和歌山県立医科大学保健看護学部 2)和歌山県立医科大学附属病院 |
P1-5 |
成人看護学の「健康教育」におけるプロジェクト学習の効果 -学生レポートの分析から- ○三宅友美 学校法人洛和学園洛和会京都厚生学校看護学科 |
P1-6 |
問題基盤型学習(PBL)を用いたチュートリアル教育の成果 ○千田昌子 奥田のり美 三宅友美 学校法人洛和学園洛和会京都厚生学校看護学科 |
P2-1 看護学生発表 |
乳がん患者の化学療法における副作用が日常生活に及ぼす影響と自己対応の現状 ○府川果奈実 西薗貞子 大阪医科大学看護学部看護学科 |
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P2-2 |
舌苔の評価方法に関する文献検討と今後の課題 ○米澤知恵1、2) 道重文子2) 1)藍野大学医療保健学部看護学科 2)大阪医科大学大学院看護学研究科 |
P2-3 |
糖尿病合併症を受容することへの援助 -病みの軌跡モデルを用いて自己理解を深める援助を振り返る- ○吉田直子 奈良県立医科大学附属病院 |
P2-4 |
看護学の視点からみた睡眠と糖尿病に関する文献検討 ○山下舞琴1) 堀田佐知子2) 長島俊輔3、4) 山口曜子1) 若村智子3) 1)京都光華女子大学 2)京都文教大学 3)京都大学大学院医学研究科 4)(独)日本学術振興会特別研究員DC1 |
P2-5 看護学生発表 |
患者教育内容の変遷からみる「患者主体」に関する文献検討 ○武田海優 久保実咲 西薗貞子 大阪医科大学看護学部看護学科 |
P3-1 |
重症心身障害児者施設への職場継続を選択した理由 -Bさんへのナラティヴアプローチ- ○窪田好恵 滋賀県立大学人間看護学部 |
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P3-2 |
重症心身障害児者看護の固有性 -長年の重症心身障害児者看護経験者の語りから- ○窪田好恵 滋賀県立大学人間看護学部 |
P3-3 看護学生発表 |
NICU看護師の共感的態度から見たバーンアウトの実態状況 ○福永道賀 西薗貞子 大阪医科大学看護学部看護学科 |
P3-4 |
メンターシップ研修への認識 -質的統合法を用いて論理構造を明らかにする- ○青山芽久1) 赤澤千春2) 1)第二岡本総合病院 2)大阪医科大学大学院看護学研究科 |
P3-5 |
新卒看護師に対するストレスマネジメント研修後の主張行動の変化 ○武用百子1) 西山涼子2) 池下ゆかり2) 1)和歌山県立医科大学保健看護学部 2)和歌山県立医科大学附属病院 |
P3-6 |
初めて防災訓練を体験したスタッフの訓練に対する認識 ○谷口知佐子 中野佳江 島田美香 森川美奈子 高井香 浜崎美子 医療法人財団康生会武田病院 |
P4-1 |
病院における退院支援の現状と課題 -病棟看護師が困難に思っていること- ○川嶋元子 磯邉厚子 聖泉大学看護学部 |
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P4-2 |
一般病棟看護師が取り組む終末期がん患者の在宅療養移行に向けた意思決定支援項目の作成 ○梶山倫子1) 吉岡さおり2) 1)医療法人花咲会かわさき記念病院 2)京都府立医科大学大学院保健看護学研究科 |
P4-3 |
母親を自宅で看取ることができた要因-A氏の語りから- ○桶河華代 聖泉大学看護学部 |
P4-4 |
患者が認知する看護師とのコンフリクトに潜在する要因 -テキストマイニングによる電話相談内容の分析- ○宇野真由美1) 辻本朋美2) 井上智子2) 1)大和大学保健医療学部看護学科 2)大阪大学大学院保健学専攻統合保健看護科学分野 |
P5-1 |
常設地域サロンにおけるボランティアサポーターの意識調査 ○高橋登志枝 広島文化学園大学看護学部 |
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P5-2 |
地域子育て支援拠点事業の基本事業からみた育児支援について ―文献検討を通して― ○藤本美穂 今西誠子 京都学園大学健康医療学部看護学科 |
P5-3 | 2017年3月1日 発表取下げ |
P5-4 |
認知症の人をもつ家族支援のアプローチについて -センター方式を家族に導入を試みて- ○松岡義明 藍野大学医療保健学部看護学科 |
一般演題の受付は終了しました。多数の応募をいただき有難うございました。
〒615-0082 京都市右京区西京極葛野町38
京都光華女子大学健康科学部看護学科
第29回近畿・北陸地方会学術集会事務局
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