世話人代表ご挨拶

秋涼の候、日本看護研究学会近畿北陸地方会会員の皆さまにおかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

　この度、近畿北陸地方会の世話人代表を若村智子先生より引き継ぎました、大阪大学の武用（ぶよう）と申します。2024年の幕開けは能登半島地震に始まり、災害を身近に感じる一年となりましたが、その中で地域の結束力や支え合いの大切さを改めて認識する機会ともなりました。このような状況の中、私たちの学会が果たすべき役割を再確認し、看護研究を通じて地域社会に貢献することの重要性を一層強く感じております。

このような背景から、第38回日本看護研究学会近畿・北陸地方会学術集会においては、松下由美子大会長（甲南女子大学 看護リハビリテーション学部）をはじめとする皆さまとともに、「災害看護の過去・現在・未来」をテーマに準備を進めております。

　さて、近畿北陸地方会の会員数は1200人規模となり、これまでに学術集会や研究セミナーを開催し、会員の皆様の日々の研究活動に役立つ取り組みを続けてまいりました。特に研究セミナーにおいては、若手会員を推薦しながら地方会の活性化を図る仕組みを構築してきました。今後も、地方会の特色を活かし、看護研究を通じた活動をさらに発展させてまいります。

　新体制となりますが、若村先生が大切にされてきた“世話人同士の顔が見える関係”を維持しつつ、学術集会、セミナー、リレーブログ、ニュースレターの発行などを通じて、より一層の活性化を目指してまいります。

　なお、近畿・北陸地方会の世話人として活動を希望される会員の方は、ぜひ世話人代表までご連絡いただければ幸いです。今後とも、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年9月

世話人代表　武用百子